上図は、相掛かりからの進展で△1七歩と垂らした局面。ソフトの評価値+82で互角。
以前書いた内容からの検討です。https://shogiamateur.com/?p=33655&preview=true
後手は1筋と3筋に争点を求めて動いてきており、角と歩を使った細い攻めではありますが結構うるさいです。
実戦はここで▲4五桂として、ソフトの評価値-91で互角。

対局中は▲4五桂は桂頭を狙われるのを避けた手で、それが銀取りになるので気持ちのいい手だと思っていたのですが、この手はあまりよくなかったようです。
実戦は▲4五桂以下△2四銀▲1七香△3六歩で、ソフトの評価値-103で互角。
この手順は、▲1七香と歩を取りきって後手の攻めがひと段落したようですが、△3六歩と取り込まれると先手としても嫌な形です。
▲3六同銀とすれば△1八角の筋や、△3三桂と桂馬の交換をして桂馬を持ち駒にして先手陣に迫るような展開もあり、先手の模様があまりよくないような感じがします。
▲2五桂では▲3五歩がありました。ソフトの評価値+82で互角。

この手は▲3五歩と3筋の歩を取って後手の手を待つ展開です。
後手は2歩損なのでゆっくりした展開にはできませんので、動いていくしかありません。
▲3五歩以下△1五香▲1六歩△同香▲2六飛△1八歩成▲1六飛△1九と▲1二飛成△2二銀▲1一角で、ソフトの評価値+1753で先手優勢。
この手順は、△1五香に▲1六歩から▲2六飛がうまい手で、1六の香車を守る手がないので△1八歩成からお互いに香車を取り合う展開になりますが、▲1二飛成とできるのが大きいです。
△2二銀は次に△1一香と打って飛車を取りにいく手ですが、先手は▲1一角と敵の打ちたいところに打ての格言に沿った手で、△同銀なら▲3二龍があるので先手が指せるようです。
▲3五歩以下△2四銀▲2五歩△1五銀▲6八玉で、ソフトの評価値+147で互角。
この手順は△2四銀として次に△1五香を狙った手ですが、▲2五歩は少し打ちづらいです。
後手は△2四銀と出たからには△1五銀としますが、▲6八玉と戦場から少し玉を遠ざけていい勝負のようです。
後手の1五の銀が働くようになれば後手が良くなりそうですが、逆に銀が遊ぶような展開になると後手がまずくなりそうです。
B面攻撃の端攻めの受け方が参考になった1局でした。

















