B面攻撃の端攻めの受け方

上図は、相掛かりからの進展で△1七歩と垂らした局面。ソフトの評価値+82で互角。

以前書いた内容からの検討です。https://shogiamateur.com/?p=33655&preview=true

後手は1筋と3筋に争点を求めて動いてきており、角と歩を使った細い攻めではありますが結構うるさいです。

実戦はここで▲4五桂として、ソフトの評価値-91で互角。

対局中は▲4五桂は桂頭を狙われるのを避けた手で、それが銀取りになるので気持ちのいい手だと思っていたのですが、この手はあまりよくなかったようです。

実戦は▲4五桂以下△2四銀▲1七香△3六歩で、ソフトの評価値-103で互角。

この手順は、▲1七香と歩を取りきって後手の攻めがひと段落したようですが、△3六歩と取り込まれると先手としても嫌な形です。

▲3六同銀とすれば△1八角の筋や、△3三桂と桂馬の交換をして桂馬を持ち駒にして先手陣に迫るような展開もあり、先手の模様があまりよくないような感じがします。

▲2五桂では▲3五歩がありました。ソフトの評価値+82で互角。

この手は▲3五歩と3筋の歩を取って後手の手を待つ展開です。

後手は2歩損なのでゆっくりした展開にはできませんので、動いていくしかありません。

▲3五歩以下△1五香▲1六歩△同香▲2六飛△1八歩成▲1六飛△1九と▲1二飛成△2二銀▲1一角で、ソフトの評価値+1753で先手優勢。

この手順は、△1五香に▲1六歩から▲2六飛がうまい手で、1六の香車を守る手がないので△1八歩成からお互いに香車を取り合う展開になりますが、▲1二飛成とできるのが大きいです。

△2二銀は次に△1一香と打って飛車を取りにいく手ですが、先手は▲1一角と敵の打ちたいところに打ての格言に沿った手で、△同銀なら▲3二龍があるので先手が指せるようです。

▲3五歩以下△2四銀▲2五歩△1五銀▲6八玉で、ソフトの評価値+147で互角。

この手順は△2四銀として次に△1五香を狙った手ですが、▲2五歩は少し打ちづらいです。

後手は△2四銀と出たからには△1五銀としますが、▲6八玉と戦場から少し玉を遠ざけていい勝負のようです。

後手の1五の銀が働くようになれば後手が良くなりそうですが、逆に銀が遊ぶような展開になると後手がまずくなりそうです。

B面攻撃の端攻めの受け方が参考になった1局でした。

先手玉の詰まし方

上図は、△5七桂成と銀を取った手に▲7七玉と逃げた局面。ソフトの評価値-99985で後手勝勢。

駒割りは飛金銀と角の交換で、実質先手の金銀の駒損でここで後手の手番で先手玉に即詰みがあるので大差の局面です。

実戦は△6七成桂▲同玉△6九飛でこれでも以下即詰みですが、分かりやすい手順だったら△6九飛で△6六銀で、ソフトの評価値-99987で後手勝勢。

△6六銀は後手の持ち駒に飛車と香車があるので成立する手で、▲6六同玉なら△6五香と引きつけてから香車を打つ狙いです。

▲6六同玉△6五香▲7七玉△6七飛▲7八玉△6八金で詰みです。

△6六銀に▲7八玉なら△6八飛で、▲同玉なら△6七金▲7九玉△7八香▲6九玉△5八成銀で詰みです。

この手順の△6八飛に▲8七玉も△8六飛▲同玉△8八飛成▲8七歩△7五銀打▲同歩△同銀▲8五玉△8四金で詰みです。

最初の局面から△6七成桂▲同玉△6九飛には▲7八玉△6七銀▲8七玉△7六銀成で、ソフトの評価値-99984で後手勝勢。

この手順は△6九飛と下から飛車を打って詰ましにいく手で、▲7八玉に△6七銀と打つ変化でこれは少し難しい詰まし方になります。

人間の感覚だと下から飛車を打つのが直感で見えるのが多いと思います。

△7六銀成も詰ますならこの筋ですが、この変化も意外と難しいです。

△7六銀成に▲同玉なら△7五金▲7七玉△7六香▲8七玉△8六金▲9八玉△8七金▲同銀△8九飛成▲同玉△8七飛成▲8八歩△7八香成まで詰みです。

この手順は▲7七玉に△7六香と打てるのが大きく、▲8七玉には△8六金からの一間龍の筋で詰みです。

△7六銀成に▲同玉△7五金に▲8七玉なら、△8六飛▲7八玉△8八飛成▲同玉△8七歩があります。

△8七歩に▲9八玉は△6八飛成以下詰みなので△8七歩には▲7八玉と逃げますが、△6七銀▲6九玉△5八成銀▲7九玉△6八成銀で詰みです。

最後の図面の△7六銀成に▲9八玉なら△8七金▲同銀△同成銀▲同玉△8九飛成▲7七玉△7六銀▲同玉△8六飛▲6七玉△5五桂▲6八玉△8八飛成で詰みです。

なお最初の図面で△6七成桂に▲8七玉なら△7八銀▲9八玉△8七金▲同銀△同銀成▲同玉△7八銀▲9八玉△8八飛▲同玉△8六飛▲9八玉△8七飛成まで詰みです。

よって最初の局面から色々な変化があるのですがどれもそれなりに結構難しいので、現実的には後手玉がまだ余裕があるため即詰みにいかず確実な寄せを目指す指し方もありそうです。

先手玉の詰まし方が参考になった1局でした。

端の飛車と香車の攻めの受け方

上図は、角換わりからの進展で△1一飛と8一の飛車が回った局面。ソフトの評価値+437で先手有利。

後手が右玉にしてから飛車と香車で1筋を攻めるのはたまにある展開です。

先手は8八の銀が壁になってこの瞬間に後手から動かれたので先手がやや失敗したのかと思っていたのですが、評価値を見ると先手有利だったのは気がつきませんでした、

次に後手から△1五香があるので、先手がどのような形で対抗するかという局面です。

実戦は△1一飛以下▲2六飛△1五香で、ソフトの評価値+311で先手有利。

この手順は▲2六飛と浮いて飛車の横利きで1筋を受けるつもりだったのですが、後手も予定通り△1五香と走ってきます。

ここで先手には2種類の手があります。

1つは実戦の手順ですが、△1五同香以下▲1六歩△4四角▲3五歩△同角▲3六飛△1八歩▲同香△1七歩で、ソフトの評価値+160で互角。

この手順は、△1五同香に▲1六歩と打って受ける手ですが、△4四角が狙いの1手で▲3五歩から▲3六飛として先手も受けますが、後手も△1八歩から△1七歩の攻めは結構うるさいです。

もう1つは△1五同香以下▲同香△同飛▲1六香△1七角▲1五香△2六角成▲8一飛で、ソフトの評価値+209で互角。

この手順は、▲1五同香から▲1六香と打ってお互いに飛車を持ち駒にして早くも終盤戦のような感じになりますが、▲8一飛と打った手も結構厳しいようでいい勝負のようです。

ただし、最初の局面の▲2六飛はソフトの候補手にもなく、推奨手は▲2四歩でした。

▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2六飛で、ソフトの評価値+335で先手有利。

この手順は2筋の歩を交換してから▲2六飛と引いて受ける手で、先手は持ち駒に歩を多くします。

▲2六飛に△1五香なら▲1二歩△同飛▲2一角△2二飛▲3二角成△同飛▲2三飛成△3一飛▲1五香で、ソフトの評価値+856で先手優勢。

この手順は△1五香と後手は香車を走りますが、▲1二歩が後手の3二の金の形をとがめた手で、△同飛に▲2一角が厳しいです。

以下角と金の交換ですが、飛車が成りこんで▲1五香とした局面は角と金香の交換の2枚替えなので先手優勢です。

▲2六飛に△4四角なら▲3五歩△同角▲3六飛△1七歩▲9五歩△同歩▲9二歩△同飛▲8三角△9一飛▲7五歩で、ソフトの評価値+822で先手優勢。

この手順は△4四角に▲3五歩ら▲3六飛と受ける形で、後手も△1七歩ともたれてきますが、▲9五歩と9筋から動くのが盲点です。

▲9二歩△同香▲8三角と後手陣の弱いところに手をつけて、最後の▲7五歩で手になっているようです。

端の飛車と香車の攻めの受け方が参考になった1局でした。

どのような形で△8六歩と合わせるか

上図は、先後逆で相居飛車からの進展で▲3五歩と突いた局面。ソフトの評価値-187で互角。

先手は8八の角のラインを使って▲3五歩と突いてきたのですが、後手としても受け方に神経を使う局面です。

自分の感じだと、だいたいこのような局面で受けそこなって形勢を悪くするというパターンが多いです。

基本的に受ける局面というのはあまり好きでないようで、うまく受けて形勢を維持するというのがうまくないです。

実戦は▲3五歩以下△8六歩▲同歩△同角▲6九玉△8七歩▲6六角で、ソフトの評価値+51で互角。

この手順は、先手の玉が居玉なので後手は△8六歩と歩を合わせて角を飛び出す展開で、部分的にある手です。

△8七歩に▲同金なら△6八角成から△8七飛成の筋があるので▲6六角と逃げましたが、まだ後手としては3筋の受け方が気になります。

対局中は、とりあえず何か指さないといけないから指したという感じで、指し手の方針が全く決まっていませんでした、

△8六歩では△3五同歩がありました。

▲3五歩以下△同歩▲同銀△8六歩▲同歩△同角▲5八玉△5三角で、ソフトの評価値-205で互角。

ソフトの推奨手は△3五同歩だったようで、▲3五同銀と5段目に銀が出て▲3四歩から▲4四歩の筋で後手も嫌な形ですが、そこで△8六歩と合わせる手があったようです。

以下△8六角と王手で角が飛び出した形に▲5八玉としますが、そこで△5三角と引いて銀取りで受ける展開です。

5三の角が3筋と4筋の受けに利いているのと、後手の飛車が直通になっているので先手も嫌な形です。

△5三角以下▲4四歩△同銀▲同銀△同歩▲8七歩△3六歩▲3八金△5二金で、ソフトの評価値-182で互角。

この手順は▲4四歩から銀交換をする展開で、後手としても3五の銀がいなくなって抑え込まれるという形を避けたのは大きいようです。

最後の△5二金で遊んでいた金を受けに使う展開でいい勝負のようです。

この形は△8六歩と合わせて角が飛び出すのが1つの狙いですが、どのような形にして飛び出すかで展開が違ってくるようです。

どのような形で△8六歩と合わせるかが参考になった1局でした。

少し指しにくい感覚の手

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△8四銀とした局面。ソフトの評価値+25で互角。

▲9五桂と打った手に8三の銀が△8四銀と逃げた局面です。

駒の損得はありませんが、先手は歩を2枚得しています。

お互いに歩を持ち駒にしており、先手からは▲8三歩の王手や後手から9筋の端攻めなどの狙いはありますが、まだ駒不足なので難しい局面です。

実戦は▲3四歩△3二歩と進んだのですが、△3二歩で△3七歩▲同飛△7四桂ならソフトの評価値-280で互角。

この手順の▲3四歩は先手の飛車を活用する手でいつでも▲3三歩成を見せてこのように指すのかと思っていたのですが、この場合はそうでもなかったようです。

後手は手堅く△3二歩と受けましたが、△3七歩▲同飛を入れてから△7四桂なら先手が忙しかったようです。

△3七歩を入れたのは▲3七同飛とすることで2段目の受けの利きがなくなるためです。

△7四桂に▲6八角なら△8六歩と歩で攻められる形になりますので、△7四桂には▲7五角として以下△同金▲同歩のような進展になりそうですが、7四に桂馬が残っていると△8六歩の叩きがあるので先手も嫌な形です。

どこかで▲3三歩成とする筋はありそうですが、△同飛▲同飛成△同角となれば後手の角も働いて先手玉を睨む形なので、▲3四歩はあまり効果がなかったのかもしれません。

▲3四歩では▲3四銀がありました。ソフトの評価値+13で互角。

▲3四銀は遊んでいる銀を4三の銀と交換する狙いですが、歩の前に銀が進む形なのでやや重たいです。

いま見ても少し指しづらいような形ですが、▲3四歩よりソフトの評価が高いのでこのあたりの感覚はぱっと見でいまひとつ理解できないです。

▲3四銀に△5二銀なら▲7五角△同金▲同歩で。ソフトの評価値+85で互角。

この手順は▲3四銀に△5二銀とかわして3四の銀を重たくする指し方で、これで先手が嫌な形に見えるのですが、▲7五角とすると以下△同金▲同歩で、後手陣も薄くなるのでいい勝負のようです。

▲3四銀に△同銀なら▲同歩△7四桂▲7五角△同金▲同歩で、ソフトの評価値+145で互角。

この手順は銀交換をして△7四桂と打ってこれで後手も調子がいいようですが、▲7五角とすると以下△同金▲同歩で、後手からは8筋や9筋を攻める手はありそうですが、後手陣も薄くなるのでいい勝負のようです。

先手の持ち駒に銀が入っている形だと、将来後手陣に迫る手があるので銀交換をしておいた方がいいという感覚なのかもしれません。

ただし人間の感覚だと▲3四銀は少し指しづらいので、このあたりが将棋の難しいところだと思います。

少し指しにくい感覚の手が参考になった1局でした。

角と歩を使ってのB面攻撃

上図は、相掛かりからの進展で8三の飛を△8一飛と飛車を引いた局面。ソフトの評価値-41で互角。

8三の飛のままではやや不安定なので△8一飛と引いて、後手は部分的には理想的な構えです。

後手の△6四銀と△7三桂という駒組みに対して、先手は▲6六歩と突いて△6五桂とさせない受け方をしている展開で、7八の金が浮いて角のラインで狙われやすいですが今のところは問題ないようです。

ここで先手の手番ですが、左側は動かす駒が少なく、右側は桂頭がやや弱い形なので▲4六歩から▲4七銀として桂頭を受ける駒組みをしたいです。

ただし、▲4六歩と突いた瞬間が玉のコビンがあいて少し怖い形です。

実戦は▲4六歩以下△1五歩▲同歩△3五歩で、ソフトの評価値-96で互角。

この手順の▲4六歩は▲4六歩から▲4七銀として理想形に組む狙いですが、理想形の1つ手前の段階が少し隙がある形で、後手は△1五歩と突いてきます。

△1五歩に手抜くことは普通考えにくいので▲1五同歩とします。

そこで後手は△3五歩とします。

△3五歩に▲同歩なら△1八歩▲同香△3六角が後手の狙いです。

攻め駒と反対側から手を作る展開で、角と歩を使ってのB面攻撃が面白い筋です。

△3五歩に▲4七銀と受ける形です。

△3五歩以下▲4七銀△1七歩で、ソフトの評価値+82で互角。

この手順は△3五歩に▲4七銀として局面が落ち着けば先手の歩得になっていいのですが、後手も攻めの継続手として△1七歩と垂らしていきます。

後手も攻めが止まったら歩損でまずいので動いてきますが、角と歩で手が続くかという微妙な展開です。

先手玉は5筋にいるのですが、戦場が1筋と3筋で飛車が玉に近い形で、受け損なうと形勢が大きく悪くなりそうなので神経を使います。

△1七歩も先手からすると嫌な手で▲同香が浮かびますが、3六の地点に空間があくと△3六角から△1八角成とする筋があります。

また1八の地点に空間があくと△1八角と打ち込む手もあるので、心理的に▲同香はしづらい感じです。

このような局面の対応で形勢に差がつきやすいのですが、実戦もここから受け損なってまずくなったので、どのように指したらよかったか別の機会に書きます。

角と歩を使ってのB面攻撃が参考になった1局でした。

手順前後で悪くなる

上図は、相掛かりからの進展で△8六同飛とした局面。ソフトの評価値+65で互角。

ここまでの手順は、先手が2筋の歩を交換後に△1四歩▲3六歩としてから後手が8筋の歩の交換をした展開です。

後手の△1四歩は▲2三歩に△1三角を用意した手で、△1三角に▲2八飛には△5七角成があり、△1三角に▲1四飛としても△2八歩で桂馬が取られてしまいます。

よって先手は▲3六歩と突いて後で△2八歩と打たれても▲3七桂と逃げることができます。

ここで後手が8筋の歩を交換してきました。

本局は似たような局面はたくさんあると思いますが、ここからちょっとした手順前後で先手が悪くなってしまいました。

実戦は▲3七桂△9五歩▲7四飛△9六歩▲8七歩△3六飛▲9八歩△1三角▲6八銀△2七歩で、ソフトの評価値-490で後手有利。

ここまでの先手の手順は失敗の典型例で、序盤の30数手でかなり形勢に差がついてしまいました。

まず▲3七桂は部分的にはある手ですが、後の指し方がまずいとリスクの高い手になりそうです。

後手は△9五歩と動いてきたのですが、ここで▲7四飛としたのがまずく△9六歩と取り込まれました。

対局中は▲9五同歩が自然なのですが、取らずに▲7四飛と指したらどうなるのかと思って▲9五同歩としませんでした。

これが致命的なミスで、△9六歩と取り込まれた形は次に△8七歩と打たれると角が取られてしまいます。

実戦は△9六歩に▲8七歩と受けたのですが、そこで△3六飛と3筋の歩を取られました。

△3六飛とされる展開はたまに見るのですが、後手は9筋の歩をほぼ無条件で取り込んでおり、先手はいいところがありません。

△3六飛に▲9八歩は打ちたくなかったのですが、いつでも△9七歩成とする攻め筋があるのでやむを得ず受けました。

以下後手は△1三角が△5七角成を狙ったのと同時に、先手の▲2四飛と2筋に飛車を戻るのを防いでいます。

△5七角成を受けるために▲6八銀と上がったのですが、仕上げは△2七歩で▲同銀は△3七飛成があります。

△2七歩に▲3九金としましたが、△2六飛▲2九歩では完全に先手の失敗でちょっとひどすぎました。

▲3七桂では▲7四飛がありました。ソフトの評価値+54で互角。

この手は▲7四飛と歩を取る手で、横の歩を取れるなら取るという歩得の展開です。

最近ではこのような手はだいぶ増えてきましたが、昔の感覚ではあまり見慣れない局面なので、後手が動いてくる場合が少し気になります。

▲7四飛に△2八歩なら▲3七桂△3六飛▲8二歩△7三銀▲7六飛△同飛▲同歩△8二銀▲6八玉で、ソフトの評価値+344で先手有利。

この手順は後手が2筋から動いてきたのですがやや無理筋で、▲3七桂と自然に逃げて△3六飛にはここで▲8二歩と桂取りに打つのが厳しいようです。

▲8二歩に△7三桂では▲8一歩成がありますがので△7三銀としますが、▲7六飛から飛車交換になって先手が少し指しやすいようです。

後手の8二の銀があまりいい形ではないようです。

▲7四飛には△7三銀が推奨手で以下▲8七歩△3六飛▲2四飛と進みそうですが、昔の感覚だとなかなかなじめないところはありそうです。

相掛かりの力戦形はたくさん指さないと感覚がつかめません。

9筋の戦いが起こる前に▲7四飛として横の歩を取るべきでした。

手順前後で悪くなるのが参考になった1局でした。

細い攻めで辛抱する指し方

上図は。相居飛車からの進展で▲5五歩と突いた手に5四の銀が△4三銀と引いた局面。ソフトの評価値-179で互角。

先手は歩を3枚損しておりあまりゆっくりした展開にはできないのですが、攻め駒の4八の銀が立ち遅れていて働きがいまひとつなのが少し不満です。

先手が動いていくしかなさそうなのでどのように手を作っていくかという局面ですが、ここからの数手はあまりよくなかったようです。

実戦は△4三銀以下▲1三歩△2四銀▲4五桂△4二玉で、ソフトの評価値-383で後手有利。

この手順は、▲1三歩と垂らして後手が1三の歩を取らなければ次に▲1五香があるのですが、△2四銀と手堅く受けてきました。

▲4五桂と跳ねていつでも▲3三歩の叩きを狙っているのですが、△4二玉と軽くかわされると先手の攻めが少し重たかったようです。

△4二玉で1筋の攻めから遠く逃げて、中央が少し手厚くなったので後手が少し指しやすくなったようです。

後手玉が1段目にいるのと2段目にいるのでは、▲3三歩と叩いたときは2段目にいる方が手厚いです。

△4二玉まで進んでみると▲1三歩と打った手が少しぼけている感じです。

▲1三歩では▲4五桂がありました。

▲4五桂△4四銀左▲3三歩で、ソフトの評価値-145で互角。

この手順は、単純に▲4五桂と跳ねて△4四銀左と逃げた手に▲3三歩と叩く手です。

対局中はこの手順も浮かんだのですが、少し単調かと思ってやめました。

ただし、後手の対応によっては攻めが成立しそうです。

▲3三歩に△2二金なら、▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2五角で、ソフトの評価値+803で先手優勢。

この手順は△2二金と辛抱して4五の桂馬を取りきる狙いですが、先手は2筋に歩を合わせて▲2四飛と飛び出してから△2三歩に▲2五角が浮かびづらいです。

▲2五角に△4二歩なら▲4三角成△同歩▲4四飛△同歩▲4三銀で、ソフトの評価値+883で先手優勢。

▲2五角に△4二玉なら▲4四飛△同銀▲4三銀で、ソフトの評価値+1078で先手優勢。

これらの手順はどちらも攻めの継続で大駒を切る展開ですが、3三の歩の拠点が残っていると攻めが継続できそうです。

▲3三歩に△同桂なら▲同桂成△同金▲3七銀で、ソフトの評価値-381で後手有利。

この手順は桂馬の交換になる展開で、やはり先手のは4八の銀が攻めに参加していない分形勢に差が開いているようで、最後の▲3七銀も少しつらい手ですがこれで辛抱して指すという感じです。

細い攻めで辛抱する指し方が参考になった1局でした。

角換わり腰掛銀の仕掛け

上図は、角換わり腰掛銀からの進展で△2二玉に▲4五歩と突いた局面。ソフトの評価値+154で互角。

先手の駒組みは▲4八金▲2九飛▲6八玉型に対して、後手は△5二金△2二玉型で対抗してきました。

やや後手の陣形が古い形ですが、形勢は互角のようです。

▲4五歩では▲7九玉と1手待つのもあったようですが、△4二金右とか△7五歩もありこれも難しいです。

最近は▲7九玉や▲8八玉としてから▲4五歩と仕掛ける将棋も増えていますが、▲4八金▲2九飛型は▲6八玉で仕掛ける形が元々は多いイメージです。

実戦は▲4五歩以下△7五歩▲同歩△6五桂▲7六銀で、ソフトの評価値+272で互角。

この手順の▲4五歩の仕掛けには△5二金型なので、▲4四歩と取り込んでも駒が当たりません。

それを活かして△7五歩の突き捨てから△6五桂と後手も動いてきました。

△6五桂には普通は銀が逃げますので、▲6六銀か▲8八銀か▲7六銀のどれかです。

ソフトは△6五桂には▲6六銀を推奨しており、以下△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△8一飛▲4四歩△同銀▲7四歩で、ソフトの評価値+207で互角。

この展開は▲6六銀に後手は8筋の歩を交換する展開で、後手に歩がたくさん入れば△7七歩▲同桂△7六歩▲6五桂△同銀のような激しい展開になりそうです。

この指し方は先手の受けが強くないと指せないと思い▲6六銀は指せませんでした。

▲8八銀には△8六歩に強く▲7四歩や▲6六歩と突くか▲7三角と打つかなど手が広いようで、△8六歩に▲同歩とするのでは面白くないようです。

△8六歩に▲同歩としないと後手から△8七歩成▲同銀△8六歩▲9八銀と形が悪くなるとので、▲8八銀は全く考えていませんでした。

実戦は▲7六銀には△8六歩▲同歩△同飛▲8七金△8一飛▲8六歩で、ソフトの評価値+232で互角。

この手順は後手の8筋の歩の交換に▲7六銀から▲8七金と受ける形で、金と銀がやや上ずった形ですが、この受け方だと7七歩と歩を打っても駒に当たりません。

△6五桂には色々な受けがあったようです。

また▲4五歩に△7五歩では△4五同歩もありました。ソフトの評価値+232で互角。

この手順の△4五歩はややゆっくり指す受けの手です。

△4五同歩以下▲4五同桂△4四銀▲4六歩△4三銀で、ソフトの評価値+232で互角。

この手順は、平凡に▲4五同桂とする手で△4四銀に▲4六歩と歩を打って桂馬を守ります。

後手も△4三銀と引いて4四の銀に紐をつける形で、以下△5四歩から△5五歩を狙っていい勝負のようです。

△4五同歩以下▲3五歩△4六歩で、ソフトの評価値+142で互角。

この手順は▲4五同桂と取る前に▲3五歩という手筋の手ですが、後手も△4六歩と伸ばしていつでも△4七歩成とする手があるので、これもいい勝負のようです。

角換わり腰掛銀の仕掛けが参考になった1局でした。

玉頭戦は盤上に駒を埋める

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△6五同桂と馬を取った局面。ソフトの評価値+85で互角。

駒割りは角と銀の交換ですが、終盤なのであまり駒の損得は関係ありません。

先手玉は金と銀3枚で守っているのに対して後手玉はかなり薄いですが、攻め駒がたくさん先手玉を睨んでいるのでいい勝負のようです。

後手から次に△8七歩成と銀を取る手があるので、先手がどのように対応するかという局面です。

実戦は▲8六銀△6六角と進んでこれも複雑ではあるのですが、後手の攻めがたくさんあるので先手がやや受け身になります。

玉頭戦はお互いの玉が接近する形なので、ここでは自陣を固めつつ後手玉に迫るような手があったようです。

▲8六銀では▲8四銀がありました。ソフトの評価値+2で互角。

▲8四銀はただで銀を捨てる手ですが、これで後手玉が詰むわけではありませんのでぱっと見で意味が分かりにくいです。

先手の持ち駒がたくさんあれば▲8四銀から後手玉を詰ましにいくということはありますが、飛車と歩が2枚しかありません。

△8四同玉としてどうするのかと思ったいたら意外な手がありました。

▲8四銀以下△同玉▲8五飛△9三玉▲8二歩成で、ソフトの評価値+746で先手有利。

この▲8四銀に△同玉に▲8五飛と飛車を打つのが少し浮かびにくいです。

自分の場合は持ち駒に飛車があれば敵陣に打つことを意識するのが多いので、中段飛車で王手をするのは全く見えていませんでした。

▲8五飛に△9三玉として後手玉は当然不詰みですが、そこで▲8二歩成が盲点です。

▲8二歩成は詰めろですが、△8二同角としても▲8三飛成で詰みです。

▲8二歩成に△8四金としても▲8三と△同金▲同飛成で詰みなので、後手は受けにくいです。

▲8二歩成以下△8七歩成▲同飛△6六角▲9七玉△7五角▲8八玉△4四角▲7七歩△同桂成で、ソフトの評価値-99972で後手勝勢。

このあたりの評価値は、数手進むと全く違う数値となり不安定ではありますが、最終盤のような詰むとか詰まないかとの局面ではよくあるようです。

後手から△8七歩成と銀を取られて▲同飛に平凡ですが△6六角があります。

▲9七玉と逃げて後手から手がなさそうですが、△7五角が盲点で▲8六歩と打っては、△8二玉で先手は手がありません。

よって△7五角に▲8八玉と引いて辛抱しますが、△4四角が厳しく▲7七歩に△同桂成とすれば手数はかかりますが、先手玉は寄り筋のようです。

本局は▲8四銀から▲8五飛としても先手が勝てなかった可能性が高いですが、ちょっとでも形が違っていれば成立していたかもしれません。

玉頭戦は盤上に駒を埋めるのが参考になった1局でした。