上図は、横歩取り青野流からの進展で△2七歩成とした局面。ソフトの評価値+1で互角。
△2七歩成はただで取れる歩ですが、▲2七同歩とすると先手は2筋に歩が使えないのと、飛車の動ける範囲が狭くなり2筋の下段に引くことができなくなります。
部分的にはあまりいい形ではないので、▲2七同歩はしづらいと思いここで▲4五桂だったらどうなるのかと思い▲4五桂と跳ねました。
実戦は▲4五桂△8八角成▲同銀△3三歩▲2四飛△2三歩▲2七飛△4二銀で、ソフトの評価値-185で互角。

この手順は▲4五桂と跳ねた手が角取りなので一時的に気持ちのいい手ですが、角交換をして後手は△3三歩から△2三歩と先手の飛車成りを受ける形です。
▲2七飛と引いた形は少し位置が悪いのですが、狙われやすい位置ではなく一応安定しているのでまずまずかと思っていました。
ただし、次の△4二銀と上がられたときに有効な手があるかという局面です。
この局面は先手の持ち駒に歩が3枚あり後手は歩切れなので、うまくいけば攻め手がひろがりそうなイメージがありましたが、歩を使える場所が少なく後手はいいタイミングで△4四歩から桂馬を取りにいく手があります。
色々と考えましたが後手の4二の銀が5三の地点を守っているので、先手の攻めがやや失敗しているようです。
▲4五桂では▲2七同歩で、ソフトの評価値-3で互角。

この手は▲2七同歩でこれが自然なようです。
▲2七同歩に△8八飛成なら▲同銀△5五角打▲3八銀△2五桂▲同桂△1九角成▲7二歩△同銀▲8四桂△8二香▲7二桂成△同金▲1五角で、ソフトの評価値+213で互角。
この手順は△8八飛成はやや無理筋なのですが、このような戦型の場合自分だったら最初に浮かぶような手です。
▲同銀に△5五角打が△8八角成と△3七角成の両方の狙いですが、▲3三飛成とします。
以下△同桂に▲3八銀は自然ですがそこで△2五桂です。
この手もやや無理気味ですが、▲同桂に△1九角成として次に△3七歩が狙いで先手も忙しいです。
△1九角成には▲7二歩△同銀として▲8四桂が厳しく後手が受けにくいかと思いましたが、△8二香がしぶとく以下▲7二桂成△同金で、後手は△8八香成や△7六桂や△3七歩をみてどうかという展開です。
△7二同金に▲1五角も返し技で、次に▲4一銀△同玉▲5一飛のような筋を見せつつ3七の地点も補強しているのでいい勝負のようです。
このような後手の指し方は本筋でないと思いますが、自分が先手や後手だったら気になる手順です。
横歩取り青野流のやや無理筋な変化手順が参考になった1局でした。