一目で筋良く手が浮かぶのが大事

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△2四飛と4四の飛車が逃げた局面。ソフトの評価値-18で互角。

直前に▲4五歩と打ったので△2四飛と逃げたのですが、金と銀桂の交換で先手が少し駒得のようです。

ただし、先手は穴熊とはいえ7八に後手の金がいるので決して固くはないです。

後手の2四の飛車も将来的には△2六飛から△2八飛成のように飛車の活用を図る手もありそうです。

それに対して先手の飛車と角は働きがいまひとつなので、対局中は少し先手が苦しいのかと思っていました。

実戦では次に△2六飛から後手に飛車の活用されるとまずいと思い▲3五銀としたのですがこれがひどかったです。

実戦は▲3五銀△6四飛で、ソフトの評価値-800で後手優勢。

この手順は、▲2四銀として△2六飛を防げば後手は飛車を逃げずに別の手を指すのだろうと、なぜか飛車を逃げないことを考えていたのがひどく△6四飛と飛車を横に使うのをうっかりしていました。

やや遊んでいた銀を3筋に移動して飛車が逃げられるようでは全くだめです。

ちょっとポカに近いとはいえ、目のつけどころが悪かったです。

▲3五銀では▲7五歩で、ソフトの評価値-190で互角。

▲7五歩は一目筋という手で、△7五同歩とすれば将来▲7四歩や▲7四桂の筋があります。

現局面では、2四に飛車がいるので7四に駒を打っても△同飛と取られますが、7四の地点に空間をあけるのは大きいです。

また後手が△7九金と角を取れば▲同飛として、飛車が7筋で活用する展開もありそうです。

後手が7四の地点を気にして、飛車をそのままにして受けに回れば△2六飛とは出ない形になるので、それだけでも先手は受けが楽になります。

このような手は考えて指すというより、局面を見たら一目で▲7五歩と駒を動かす感覚が大事なようです。

▲7五歩に△同歩なら▲8七銀打△7九金▲同飛で、ソフトの評価値+273で互角。

この手順は△7五同歩には、手順に▲8七銀打と固めて△7九金には▲同飛で飛車が活用できるような展開になりそうです。

▲7五歩に△2六飛なら▲7四歩△2八飛成▲8七銀打△8九金▲同玉△7五桂で、ソフトの評価値-215で互角。

この手順の▲7五歩に△2六飛は強い手で、以下△2八飛成とすれば先手玉も危険になります。

▲8七銀と打って△7九金なら▲同飛ですが、この場合は△8九金を桂馬を取ってから△7五桂が鋭い手で、先手が神経を使いそうな展開ですがまだ互角のようです。

一目で筋良く手が浮かぶのが大事だと分かった1局でした。