手順に飛車を取ってからの並べ詰み

上図は、角換わりからの進展で△4三金と打った局面。ソフトの評価値+99983で先手勝勢。

△4三金と受けてここでどう指すかという局面ですが、先手玉はまだ当分詰まないので先手は確実な手を続けていけばいい場面です。

対局中はうまくいけば後手玉が詰みそうとは思っていましたが、先手は4筋と5筋に歩を打てない形なので詰みが読み切れていませんでした。

実戦は△4三金以下▲5三金△同金▲同角成△同玉▲2六角△3五歩▲4八角で、ソフトの評価値+2765で先手勝勢。

この手順は後手の詰みが読み切れず▲5三金からばらばらにして▲2六角と王手龍で龍を取る形にて自玉が安全な形にしたのですが、また将棋が少し振り出しに戻るので手順としては冴えません。

たまたま後手の龍が4八にいたので王手竜の形になりましたが、龍の位置が違っていたら正着を指せているか不明です。

終盤力がないと決めるところで決めきれず、戦いが長くなるので間違いが起こりやすいです。

▲5三金では▲5三銀がありました。ソフトの評価値+99984で先手勝勢。

この手順は▲5三銀と打つ手で、金を持ち駒に残します。

▲5三銀に△5一玉なら▲5二金△同飛▲同銀成△同玉▲7二飛△4一玉▲3二と△5一玉▲6二飛成まで詰みです。

この手順は▲5二金とべたっと打つのが分かりやすく、飛車を取ってから▲7二飛と離して打ってから2二のと金を活用して詰みです。

▲5二金以外では▲6二角と打っても以下詰みになります。

▲5三銀△同金▲同角成△同玉▲4四角△4二玉▲5三金△4一玉▲4二金打で、ソフトの評価値+99992で先手勝勢。

この手順は▲5三銀から清算して▲4四角と打ちますが、持ち駒に金2枚と歩が3枚ある形です。

ここで少し難しいのは4筋と5筋は2歩で歩を打てないので、▲4二歩とか▲5二歩などができません。

安い駒の歩を打てる形なら、金駒を残して攻めることができるので分かりやすくなるのですが、歩を打てないので金駒を使うしかありません。

▲5三金から▲4二金打として後手玉が詰むかどうかが気になります。

▲4二金打以下△同飛▲同金△同玉▲3二飛△4三玉▲3三角成△5三玉▲4二飛成まで詰みです。

この手順は清算してから▲3二飛と打てるのが大きく、△4一玉としても▲3一と△5一玉▲6二角成まで詰みです。

並べ詰みではありますが、それなりに難しいです。

また最初の▲5三銀では▲3三角と打っても以下詰みになります。

▲3三角△同金▲5三金△4一玉▲4二銀△同飛▲同金△同玉▲3三角成△同玉▲3二飛△2四玉▲3五銀△1三玉▲1二金△同香▲同とまで詰みです。

この手順は別の詰まし方で、▲3三角は少し指しづらいです。

後手の4三の金を3三に移動させていから▲5三金と打つのですが、以下△4一玉に▲4二銀も少し指しづらいです。

以下清算してから▲3三角成と金を取るのが手の流れで、以下△同玉に▲3二飛と下から飛車を打って△2四玉に▲3五銀と銀を活用します。

以下△1三玉に▲1二金と下から金を打って以下詰みですが、この詰まし方は初手の▲5三銀より少し難しいです。

手順に飛車を取ってからの並べ詰みが参考になった1局でした。