上部の脱出を防いで寄せの形にする

上図は、先後逆で▲2八歩と打った局面。ソフトの評価値-5405で後手勝勢。

△3八龍の金取りに▲2八歩と受けたのですが、もう一押しで先手玉が寄りそうな局面です。

対極中は後手がいいいとは思っていましたが、どのような形で寄せるのかがイメージできず実戦は△6八角▲5七香△5九角成▲3五玉で、ソフトの評価値-2520で後手優勢。

このような形で先手玉が5段目まだ上がってくると、後手勝勢とはいえ少し寄せにいくのが難しくなります。

1筋と2筋で押さえの駒が少ないで無理に攻めにいくと、先手に入玉されていしまいそうです。

寄せが甘いとこのようにまた戦いが振り出しに戻ります。

△6八角では△3四銀がありました。

△3四銀に▲3五桂なら△2六金▲3七香△6八角▲5七角△5九角成で、ソフトの評価値-99983で後手勝勢。

この手順は△3四銀と玉を包むように寄せよの手で、次に△3五金▲同歩△同銀▲5七玉△6八龍までの詰めろです。

今見れば△3四銀と先手玉の入玉を阻止するては自然なのですが、なぜか対局中は全く見えていないので寄せの筋が悪いです。

▲3五桂は敵の打ちたいところに打ての手で、2三のと金を守る手でありますが△2六金が鋭いです。

△2六金に▲同金なら△3七角▲5七玉△6八龍で詰みなので▲3七香と打ちますが、△6八角から△5九角成と3七の地点を下から攻めると先手玉は受けなしになります。

以下▲2六金なら△3七馬で詰みです。

△2六金と△6八角から△5九角成の組み合わせはうまい寄せです。

△3四銀に▲3五香なら△2五銀▲3七桂△6八角で、ソフトの評価値-99993で後手勝勢。

この手順は△3四銀に▲3五香と攻め駒を責める手で、△2五銀は自然ですが▲3七桂とさらにプレッシューをかけてきます。

▲3七桂に寄せが見えずに△1四銀などと逃げるとまた将棋がもつれます。

▲3七桂には△6八角がぴったりで、これで先手玉が詰んでいるみたいです。

△6八角に▲5七銀なら△同角成▲同玉△6八龍▲4六玉△5七銀まで詰みです。

△6八角▲5七角△同角成▲同銀△5四桂▲同歩△5五角▲同銀△同銀▲同玉△6四銀▲4六玉△5五金まで詰みです。

こららもぴったりした寄せですが、これらが早指しでも見えるかどうかで形勢が大きく変わってきます。

少なくも勝勢の局面からは確実に寄せきれるようにならないと、将棋が長引いてしまいます。

寄せの色々なパターンを覚えるしかなさそうです。

上部の脱出を防いで寄せの形にするのが参考になった1局でした。