飛車を直接打って詰ます

上図は、相居飛車からの進展で△9九金と香車を取った局面。ソフトの評価値+99984で先手勝勢。

△9九金とされてもまだ先手玉は詰めろではないので、ここで後手玉を寄せきればいい形です。

初手は飛車を打つ感じですが、どこに飛車を打つかという局面です。

実戦は▲6一飛△5二玉▲7一飛成で、ソフトの評価値+6019で先手勝勢。

この手順は▲6一飛として次に▲5一飛成を狙った手で、後手も仕方なく△5二玉と受けましたが、▲7一飛成として後手玉がほぼ受けなしという形です。

間違えないように確実に指したらこのようになりますが、最初の局面が後手玉に即詰みがあることを考えるとやや甘いということになります。

▲6一飛では▲5一飛がありました。

▲5一飛△5二金▲4四銀で、ソフトの評価値+99992で先手勝勢。

この手順の▲5一飛ですが、直接飛車で王手をする手です。

将棋を覚えると持ち駒に飛車があるとすぐ王手をするという感覚がありますが、将棋をたくさん指しているうちに飛車を近いところで王手すると、相手の金にはじかれるということが気になるようになります。

大駒をはじかれたという形で、そこで飛車を切るか飛車を逃げるかで少し考えることになり、飛車を切って寄せきれなければ飛車を逃げることになりますが、これが少しすっきりしないもやもや感があります。

そこからさらに将棋をたくさん指すと、飛車を少しずらして打って次に飛車を成って王手をするということを覚えて、飛車より龍の方が強いので寄せやすくなるということに気がつきます。

このような感覚から、直接王手で飛車を打つというのが少なくなった感じだったのですが、この場合は▲5一飛に△5二金としても▲4四銀がありました。

▲4四銀以下△6二玉▲6一金△7三玉▲7四銀打△7二玉▲5二飛成まで詰みです。

また▲5一飛に△5二角とする手も気になりますが▲4三金で、ソフトの評価値+99992で先手勝勢。

この手順の△5二角に▲4四銀と打つと△6二玉で▲6一金と打っても△同角と取れる意味です。

△5二角には▲4三金が分かりやすく、以下△同玉▲4四銀△3四玉▲3一飛成△2四玉▲3三龍△2五玉▲3五龍まで詰みです。

この手順の▲4三金は少し難しい捨て駒ですが、これが見えれば並べ詰みでだったです。

実際には▲5一飛に△5二金でも△5二角でもここに書いた以外の詰まし方はありそうですが、比較的短い手数だとこのような手順になるようです。

飛車を直接打って詰ますのが参考になった1局でした。