上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△2二歩と打って受けた局面。ソフトの評価値+742で先手有利。
対極中は先手は穴熊に組んで飛車が活用できて▲6四歩と攻めの拠点を作る手があるので、少し指しやすいと思っていました。
ただし▲6四歩と打っても△7三金寄とされた後の攻め方がはっきり分からかったので、見た目以上に難しいのかとも思っていました。
実戦は▲6四歩△7三金寄▲7七角△同角成▲同金寄で、ソフトの評価値+592で先手有利。

この手順は▲6四歩と攻めの拠店を作ってから▲7七角として角交換を目指す手です。
角が捌けたのはいいのですが、先手は歩切れで△6四金とされると攻めの拠点がなくなるのと、5七の銀が浮いているのが気になります。
実戦は△4六歩▲同銀と銀が前進する形になったのですが、ここで△4四角のような手を気にしていました。
△4四角と打てば▲3一角と打っても△3二飛で先手が失敗なので、どのように攻めたらいいかが分かっていませんでした。
▲7七同金寄以下△4四角▲5一角△3二飛▲3三歩成△同角▲同角成△同桂▲4四飛で、ソフトの評価値+1112で先手優勢。

この手順は△4四角には▲5一角とこちらから角を打つ手がありましたが、こちらから角を打つ手は全く見えていませんでした。
▲5一角に△5二飛とすれば角が取られそうですが、▲3三歩成△7七角成▲6二角成△同銀▲7七銀△3三桂▲3四角で、ソフトの評価値+1195で先手優勢。
この手順は▲3三歩成が角取りになるのが大きく以下大捌きですが、先手が攻めている展開なので先手が指せそうです。
よって▲5一角には△3二飛と辛抱しますが、そこで▲3三歩成が少し見えづらいです。
▲3三歩成には△同角となりますが、角交換をしてから▲4四飛が浮かびづらいです。
後手の4五の歩の裏側に飛車を回るのが面白く、△4三歩と打つことができません。
次の▲4一飛成が受けづらく、△4三角と打っても▲5五歩があるので受けになりません。
▲4四飛以下△5二角▲2一角△3一飛▲5四角成△同歩▲4二飛成△4一飛▲3三龍で、ソフトの評価値+1202で先手優勢。
この手順は△5二角には▲2一角と打つ手がうまく、△3一飛に▲5四角成△同歩と角と銀の交換ですが、▲4二飛成と龍を作れるのが大きいです。
以下△4一飛には▲3三龍で、角と銀桂の2枚替えで先手が指せそうです。
▲2一角では▲4一角と打つ手もありそうで、以下△3一飛▲5二角成△同金に▲1六角が継続手で、後手は2二に歩があるため△2五歩として角道を止めることができません。
以下△4三角なら▲5五歩のようにすれば先手が指せそうです。
少ない戦力で攻めを続けるのが参考になった1局でした。