上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△8四歩と打った局面。ソフトの評価値+99980で先手勝勢。
対局中は△8五歩と打たれたときは先手が悪いと思っていたのですが、後から棋譜を解析すると評価値が999・・と出ていたので驚きました。
自分の使っているソフトで999・・と出ると即詰みがあるということですが、後手が△8五歩と打ったのに評価値が先手に999・・と出るのは初めてでした。
最初は意味が分からなかったのですが、△8五歩には先手はいい手があったようです。
しかし実戦では分からず▲8五同龍としたので△8四歩だったら、ソフトの評価値-1915で後手優勢。

この手順は▲8五同龍として上部を手厚くしたつもりだったのですが、△8四歩と打たれたら先手の方が少し足らないようです。
△8四歩には▲6六馬のような手もありますが△7四桂で、ソフトの評価値-2525で後手勝勢。
このような展開は先手がまずかったです。
▲8五同龍では▲9七玉がありました。ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手の▲9七玉は対局中は全く見えてなかったのですが、よく見ると先手玉は絶対に詰まない形です。
▲9七玉に△8六銀と打っても▲同角があります。
また▲9七玉に△8八銀と打っても▲同馬があります。
▲9七玉に△8三金は▲6六馬△8四桂▲同馬△同玉▲7五角△7四玉▲6六桂で詰みです。
評価値が推奨手を指すと+99980から+50000になったのは、この局面がやや特殊なケースであったと思いますが、先手勝勢だったの同じでした。
最初の局面の考え方でまずかったのは、▲8五同龍に△8四歩と打たれたら少し悪そうだがその後どう指したらいいかとそればかりを考えたのがまずくて、消去法から別の手を考えたら▲9七玉が浮かんでいたと思います。
理想は最初に浮かんだ手が最善手だったらいいのですが、そうでない場合が多いです。
特に早指しだと最初に浮かんだ手が良くない場合に、早い段階で別の手を考えることが意外と大事なような気がします。
このあたりの終盤の手の見え方というのが、結局は勝敗に大きく影響しそうです。
自分の指した将棋を調べてみると、特に終盤の勝勢からやり損なっているのがかなり多いようです。
詰まない形にするのが参考になった1局でした。