上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△4五歩と突いた局面。ソフトの評価値+314で先手有利。。
後手が三間飛車から3筋の位を取って石田流にした手に、先手が居飛車穴熊に組んだ展開です。
先手は穴熊が完成して▲5五歩とした手に△4五歩と飛車の横利きで受けた形で、ここからどのように先手が手を作るかという場面です。
実戦はここで▲5四歩としました。https://shogiamateur.com/?p=36757&preview=true
この展開もあったのですが、別の指し方もありました。
▲5四歩では▲2四歩がありました。
▲2四歩△同歩▲3六歩△同歩▲2四飛△同飛▲同角で、ソフトの評価値+192で互角。

この▲2四歩から▲3六歩として以下飛車交換になるのは、この戦型ではたまに出てくる筋です。
先手は▲2四同角とした局面が次に▲3三角成があるのと、5筋に争点ができているので歩を使った細かい攻めができそうです。
▲2四同角以下△2五桂▲2一飛△5九飛▲1一飛成△2九飛成▲5四歩で、ソフトの評価値+325で先手有利。
この手順は後手は△2五桂と逃げるのも自然な一手ですが、先手は▲2一飛から▲1一飛成と香車を取ってから▲5四歩とすると5筋に香車を歩を使った攻めができそうで、先手が少し指せるようです。
▲2四同角以下△2三飛▲2五歩△同桂▲3四飛で、ソフトの評価値+312で先手有利。

この手順の△2三飛はこの戦型ではたまに出る手で、3三の桂馬を守りつつ角取りに打つ手です。
△2三飛に▲6八角では△2九飛成がありますので、ここでは▲2五歩と打ちます。
以下△2五同桂ですが、そこで▲3四飛と打つのが少し浮かびにくいです。
次は▲3三角成とする狙いですが、後手は3六に歩があるため△3二歩と打てません。
▲3四飛以下△3七桂成▲同桂△同歩成▲5四歩△4三金▲3二飛成△2四飛▲4三龍△5二歩▲7五桂で、ソフトの評価値+423で先手有利。
この手順は後手は桂馬を捌いてきましたが、先手からすると遊んでいた2九の桂馬の交換になるので部分的には満足の展開です。
以下△4三金と後手は催促してきましたが、▲3二飛成から▲4三龍として角と金の交換ながらも▲7五桂が打てると先手も指せるようです。
先手もやや攻めが細いですが穴熊に囲っているので、手の流れとしてはまずまずかと思います。
飛車交換をしてからの細かい手筋が参考になった1局でした。