上図は先後逆で横歩取り青野流からの進展で、▲8三飛と打った局面。ソフトの評価値-31で互角。
実戦は▲8三飛以下△2八角成▲同銀△8二歩▲8八飛成△3三桂▲3七桂△7三桂で、ソフトの評価値+386で先手有利。
この展開の両方の桂馬を跳ねる手はあまりよくなかったようですhttps://shogiamateur.com/?p=36895&preview=true。
△2八角成はいいとして△8二歩では△7二銀がありました。
△2八角成▲同銀△7二銀▲8八飛成△7三桂▲8二角で、ソフトの評価値-254で互角。

この手順は角交換をしてから△7二銀とするのですが、▲8八飛成に△7三桂が形です。
△7二銀と△7三桂の駒組みはよく見ますが、8二の地点が弱くここが狙われやすいです。
先手は龍を作って自陣龍の形ですが、後手は持ち飛車なのでいい勝負です。
以下最後の▲8二角の対抗手が分からなくて△7二銀は指せなかったのですが、次に▲9一角成とされると後手がまずいのでここで何か手を作らないといけないです。
▲8二角以下△6四角▲3八金△8七歩で、ソフトの評価値-189で互角。

この手順の△6四角は銀取りですが、▲3七銀には△2八歩があります。
後手の2筋の歩が切れているとこの筋があるので、先手は▲3八金とします。
そこで△8七歩が継続手だったです。
△8七歩に▲同金なら△8一飛▲7七金△8五歩▲8三歩△同銀で、ソフトの評価値-533で後手有利。
この手順の▲8七同金には△8一飛と先手の角を取りにいくのが狙い筋です。
自陣飛車で角を取りにいってやり損なうと大変ですので、慎重に指さないといけないです。
△8一飛に▲7七金と角に紐をつけますが、△8五歩が遮断する手で以下▲8三歩は部分的にある手ですが、△同銀とすれば以下▲7三角成には△同角でこれは先手の失敗です。
△8七歩に▲同龍なら△2八角成▲同金△3九飛▲7八銀△3八銀▲9一角成△4九飛成▲6八玉△2九銀成で、ソフトの評価値-118で互角。
この手順は▲8七同龍とさせると7九の銀が浮くので、この瞬間に△2八角成と角と銀の交換から△3九飛とする手です。
最初は少し後手が無理っぽいかと思っていたのですが、△3八銀が入いると先手玉も薄いのでいい勝負のようです。
なお△8七歩▲同龍に△8六歩もありそうですが、▲同金△8三飛▲9一角成△8六飛▲7八龍で、ソフトの評価値+51で互角。
この手順も△8三飛から△8六飛として後手の技がかかったようですが、先手も▲9一角成として△8六飛に▲7八龍と辛抱します。
後手は金を香車の交換で後手が少し駒得でも歩切れなので、意外と後手が指しにくいかもしれません。
▲8二角と打たせてカウンターを狙うのが参考になった1局でした。