上図は、先後逆で相掛かりからの進展で▲5一とと金を取った手に△同銀とした局面。ソフトの評価値+99987で先手勝勢。
対局中はまだ難しいと思っていたのですが、実戦は△5一同銀以下▲8一飛成△7八飛▲6八金△5六桂打で、ソフトの評価値-2019で後手勝勢。
将棋は、最終盤で自然な手を指しても気がついたら逆転していたというのがよくあります。
即詰みが気がつかなければ▲8一飛成と銀を補充するのは自然な手ですし、△7八飛に▲6八金とはじくのは終盤で先手を取る手ですが、この場合は△5六桂打がたまたま効いたので形勢が逆転したようです。
最初の局面では自玉の後手玉に即詰みがありましたが、全く気がついていませんでした。
▲8一飛成で▲5一飛成△同玉▲4二角で、ソフトの評価値+99990で先手勝勢。

この手順は飛車を切ってから▲4二角とする手です。
▲4二角に△同玉なら▲4三銀△5一玉▲5二金で詰みですが、玉が6筋に逃げて少し攻め駒が足らないようにも見えます。
▲4二角に△6二玉なら▲5三金△7三玉▲5一角成があります。
▲5一角成に△8三玉なら▲8四金△9二玉▲9三銀まで詰みです。
▲5一角成に△7四玉なら▲8四金△6五玉▲6六銀打まで詰みです。
この手順の△7四玉と中段玉に逃げても▲8四金以下ぴったりです。
よって▲4二角には△6一玉と逃げますがそこで▲5二銀がありました。ソフトの評価値+99995で先手勝勢。

この手順は▲5二銀が少し見えにくいですが、この手が見えれば詰み筋です。
▲5二銀に△7一玉なら△6一金まで詰みです。
△6一金で詰みなのは7三に攻めの歩があるのと、8一の銀が壁になっているのが大きいです。
よって▲5二銀には△同玉ですが、以下▲5三角成△4一玉▲4二金まで詰みです。
最近は詰み筋が頭の中で並ばないことがあるのが少し気になっています。
例えば本局の変化手順でいえば、 ▲5一角成に△7四玉なら▲8四金△6五玉▲6六銀打まで詰みのような手順で、盤に並べれば詰みだと分かるのですが、頭の中で数手先の中段玉の詰み筋がぴったりと詰んでいるかが自信をもって詰みと言い切れないようなことがあります。
本にのっているような少し複雑な詰将棋でも中段玉は少し定型と違うので、駒の配置が頭の中にくっきりと浮かんできていないようなところがあります。
詰将棋だからそれなりの手順で何となく詰みという感じです。
また頭の中で数手先の3手詰みのところを5手詰みを考えていることがあり、詰んでいるけど最短手順でない詰まし方を考えているのも気になっています。
最終盤はこのあたりも課題の一つかと思っています。
角打ちが少し難しい詰み手順が参考になった1局でした。