価値の高い駒を合駒をする

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの変化手順で△4六飛と打った局面。ソフトの評価値-695で後手有利。

この局面は実戦からの変化手順です。https://shogiamateur.com/?p=45006&preview=true

以前△4六飛に▲5六香と▲5六桂と▲5六銀と▲5六角の4種類の合駒の変化を調べて、どれも先手玉が詰むのを確認しました。

▲5六香の場合https://shogiamateur.com/?p=45269&preview=true

▲5六桂の場合https://shogiamateur.com/?p=45282&preview=true

▲5六銀の場合https://shogiamateur.com/?p=45293&preview=true

▲5六角の場合https://shogiamateur.com/?p=45299&preview=true

これらの変化を見ると先手玉は詰みですが、ソフトの評価値がー695になっているのが少し気になります。

即詰みがある場合は999・・と表示されるのですが、そうでない場合は即詰みがない可能性が高いです。

自分の使っているソフトは、999・・と表示されなくても数手進めば999・・と表示されて以下即詰みということがたまにありますが、今回の-695の変化手順が何かを調べます。

△4六飛以下▲5六金で、ソフトの評価ソフトの評価値-463で後手有利。

この手順は△4六飛に▲5六金と合駒をする手で、それ以外は先手玉は即詰みだったので最後の手段です。

金という駒は守りが固いのですが、相手に渡すと金はとどめに残せという格言があるように金は貴重な戦力になりやすいので一長一短です。

▲5六金に△7五銀なら▲同玉△7四歩▲6六玉△7五金▲5五玉△4五金▲同金で先手玉は詰みません。

この手順は▲5六金と打った効果で最後の△4五金に▲同金と取れるのが大きいです。

▲5六金が▲5六香や▲5六桂の場合は△4五金で詰みなので、▲5六金と打っています。

▲5六金以下△5七銀▲6五玉△7四金▲7六玉△5六飛▲7七玉で、ソフトの評価値+576で先手有利。

この手順は△5七銀から△7四金として上部を手厚くする形にして金を取る展開ですが、最後の▲7七玉が意外としぶとい手です。

ここで後手の持ち駒が金金でなく金銀であれば△6八銀打として以下即詰みなのですが、銀はありません。

▲5六銀と合駒をしていると同様の手順で以下△6八銀打とされて以下詰みなので、▲5六金と打っています。

▲7七玉以下△7六金▲8八玉△7七金打▲8九玉で先手玉は詰みません。

手順だけ見ればなるほどということになるのですが、これを数手前から考えて合駒をするというのはかなり難しいです。

合駒はつい安い駒から考えるため、価値の高い金を合駒するのは後回しになりがちです。

やはりこのような終盤をちまちま考えるのは、将棋を指す時期にあいてはそれなりに大切かなと最近思っています。

価値の高い駒を合駒をするのが参考になった1局でした。