先手の攻めを切り返す


上図は、先後逆で▲6一角成と8三の角が成りこんできた局面。ソフトの評価値-1288で後手優勢。

ここまで後手がうまく対応していたつもりだったのですが、▲6一角成とされて次に▲8三歩成から飛車をいじめられる展開になるとうるさいです。

対局中はだいぶ形勢がもつれてきたと思っていたのですが、評価値はだいぶ後手がよかったのは全く気がついていませんでした。

このような局面から間違えるのが結構多いです。

実戦は、▲6一角成以下△5四銀▲8三歩成△8一飛▲7二馬△5一飛▲7三とで、ソフトの評価値±0で互角。

この手順は先手のと金が働くような展開で、後手としては対応がまずかったようです。

△5四銀では△8一飛がありました。

△8一飛▲6二馬△5二金上で、ソフトの評価値-1318で後手優勢。

この手順の△8一飛は馬取りですが、自分の場合はこのような手が全く浮かびません。

少しきめ細かい手ですが、先手は▲6二馬とすると銀取りになるのでここでまた受けの手を考えないといけません。

▲6二馬には△5二金上が強い受けの手でした。

△5二金上では△5二銀や△5四銀が浮かびそうですが、どちらも▲7二馬とすれば以下千日手になりそうな感じです。

△5二金上は後手が形勢がいいので形を決めにいった手ですが、▲6三馬△同金▲7二銀が気になります。

△5二金上以下▲6三馬△同金▲7二銀△7七歩成で、ソフトの評価値-1562で後手優勢。

この手順は▲7二銀の飛車と金の両取りには、飛車を逃げるのでなく△7七歩成がありました。

このような手の組み合わせはなるほどですが、自陣ばかりでなく敵陣も見ないといけなかったようです。

△7七歩成以下▲同桂△7六角▲8八飛△7七桂成▲9八飛△3一飛▲6三銀成△5四馬で、ソフトの評価値-1533で後手優勢。

この手順は▲7七桂に△7六角が急所で▲8八飛に△7七桂成と桂馬が取れるのが大きいです。

先手は▲9八飛と辛抱しますが、そこで△3一飛と逃げるのが何気ないですが自然な手です。

自分の場合は、一旦攻めだしたらつい飛車を逃げずに攻めるようなところがあるのですが、飛車を逃げてもそんなに先手から怖い手がなければ逃げるのが自然です。

以下▲6三銀成に△5四馬が味わい深い手で、5五にいれば▲6四銀とする手が馬取りになるので事前に受けた手です。

多分このような手も対局時は見えないと思います。

△8一飛から変化手順はほとんど読みがあたらないような手の連続でしたが、やはりこのあたりの先手の攻めのかわし方を覚えないとなかなか強くならないようです。

先手の攻めを切り返すのが参考になった1局でした。