ゴキゲン中飛車に早めの▲2四歩


上図は、後手ゴキゲン中飛車に先手が▲3七銀型の超速の展開で▲2四歩と突いた局面。ソフトの評価値+181で互角。

先手が少し早めに▲2四歩と突いたのですが、△同歩とさせると将来△1五角とする手がなくなります。

また△同歩としても後手から2筋を逆用されるということもない形なので、突き捨ててもあまり影響はないみたいです。

後手は5筋の位を取っているので、飛車を2筋に回っても▲5五銀左のような手があります。

▲2四歩の突き捨ては先手が1歩損になりますが、後手の対応で先手は手を決めるという感じで、

▲2四歩に△同歩なら▲3七桂△6三銀▲4五桂で、ソフトの評価値+330で先手有利。

▲2四歩に実戦は△同角だったので△同歩は変化手順ですが、この場合は▲3七桂と跳ねるのが自然のようです。

後手は△6三銀と玉のコビンをしめたのは普通の手ですが、そこで▲4五桂と跳ねるのが手の流れのようです。

この桂馬も少しタイミングが早いようですが、後手から△5四銀とされると▲4五桂は△同銀右▲同銀△同銀で先手の桂損になります。

後手の△6二銀から△6四歩は、△6三銀から△5四銀と中央に備えるのが1つの狙いです。

よって先手は早めに▲4五桂と跳ねるのですが、後手が△5一角なら▲5五銀左で、ソフトの評価値+507で先手有利。

この手順は▲5五銀左と5筋の位の歩を取って先手が指せるようです。

また▲4五桂に△2二角なら▲2四飛△3二金▲2三歩△3一角▲5五銀左で、ソフトの評価値+656で先手有利。

この手順は△3二金に▲2三歩が盲点で、△3一角と角のラインをずらしてから▲5五銀左で先手が指せているようです。

また▲2四飛に△6五歩は▲同銀なら△6四歩で銀が死ぬ形ですが、この場合は▲5五銀左があり、△同銀なら▲5三桂成△同飛▲2二飛成で、ソフトの評価値+1484で先手優勢。

この手順は、銀と桂馬を捨てても角を取って龍を作る筋が厳しいです。

実戦は▲2四歩に△同角だったので▲5八金右で、ソフトの評価値+392で先手有利。

この手順は△2四同角に▲5八金右と5七の地点を守る手です。

先手の次の狙いは▲5五銀左ですが、後手は△3三角として5五の地点を守っても2筋の歩を突き捨てた効果で▲2三飛成が生じます。

実戦は▲5八金右に△5一飛▲5五銀左△同銀▲同銀△3三角▲5六歩で、ソフトの評価値+383で先手有利。

この手順の△5一飛は5二の飛車の形では将来△3二金と上がれば▲4一銀の割り打ちの銀を防いだ手ですが、結構難しい手だと思います。

実戦は銀交換をして△3三角に▲5六歩で評価値は先手有利のようですが、まだこれからの将棋です。

このような展開になれば、早めに▲2四歩と突いた手はそんなに悪くはなかったようです。

ゴキゲン中飛車に早めの▲2四歩が参考になった1局でした。