上図は、序盤戦で△4四歩と突いた局面。ソフトの評価値+190で互角。
対局中は△4四歩は嫌な手と思っていて、次に△4五歩~△4二飛~△4六歩の狙いで後手が四間飛車から歩の交換をする展開です。
以前からその時の先手の対応がどうすればいいのかが、いまひとつつかめていませんでした。
具体的には4筋の歩を交換させてもいいのか、それとも交換させない方がいいのかという違いです。
実戦は交換させる展開にしました。
△4四歩以下▲7八玉△4五歩▲4八銀△4二飛▲8八銀△4六歩▲同歩△同飛▲5八金右△7六飛▲7七銀△4六飛で、ソフトの評価値+254で互角。

この手順は4筋の歩を交換させる展開で、後手は4筋の歩を交換してからさらに7筋の歩も取る形で後手が1歩得です。
この局面になるため先手の盤面に必要な手は、▲2六歩▲2五歩▲4八銀▲5八金右▲6八玉▲7八玉▲8八銀▲7七銀の8手です。
それに対して後手の盤面に必要な手は、△3四歩△3三桂△3二金△4二飛△4六飛の5手です。
そのような意味で、先手の方が多く手を指しているので先手が手得しています。
よく手得をしているという表現がありますが、具体的に何手得になっているかという具体的な計算方法は分かっていません。
一般的には交換する側が手損するということで理解しています。
実戦は先手の手得と後手の歩得でいい勝負のようです。
なお、後手の4筋の歩の交換させない展開もありそうです。
△4四歩以下▲4八銀△4五歩▲5六歩△4二飛▲5七銀で、ソフトの評価値+225で互角。

この手順は4筋の歩の交換をさせない展開で、先手は▲5六歩から▲5七銀で受ける形です。
できれば角交換をしている展開では5筋の歩は突きたくないのですが、▲3六歩から▲3七銀と受けても銀を活用しにくいのでこのような形になります。
ここから後手は△3五歩~△4四飛~△3四飛に組む狙いがありますので、先手はそれを避けたいです。
▲5七銀以下△3五歩▲7七角△6二玉▲7八玉で、ソフトの評価値+283で互角。
この手順の△3五歩に▲7七角は自陣角ですが、△4四飛とさせない意味です。
先手は角を打たされたという意味もありますが、後手も浮き飛車にできないと飛車の活用が難しいのでいい勝負のようです。
結局は最初の局面から4筋の歩を交換させる場合とさせない場合を比較しましたがほとんど変わらないようで、自分なりに疑問が解決しました。
序盤の何気ない局面の方針が参考になった1局でした。