上図は、後手角交換振り飛車からの進展で4四の銀が△3三銀と引いた局面。ソフトの評価値+135で互角。
先手が▲4五歩と歩を取った手に4四の銀が△3三銀と引いた展開です。
先手は1歩得で持ち駒に角があるのに対して、後手は3九に馬ができており先手の動かす駒が制限されているので神経を使います。
実戦は先手から動くのは難しいと思って▲7八金上としましたが、この後の後手の指し手をうっかりしていました。
実戦は▲7八金上△3八馬▲7九金△3六歩で、ソフトの評価値-154で互角。

この手順は先手は手待ちの意味で▲7八金上▲7九金としたのですが、後手は△3八馬を5六の銀を狙う形にしてから△3六歩と突いてきました。
後手の狙いは次に△5六馬で、△3六歩に▲同歩なら△5六馬、△3六歩に▲同飛なら△2九馬があります。
ただし驚きはそこまで評価値が悪くなっていないということで、△3六歩には▲4七角を示していました。
それを読み筋で指すか、その場の対応でやむを得ず指すかにもよりますが、感覚的にはなかなか指せません。
▲7八金上では▲5四歩がありました。
▲5四歩△同銀▲3六歩△4八馬▲3七角で、ソフトの評価値+173で互角。

この手順は▲5四歩と突く手で△5四同歩が自然ですが、▲3一角△3二飛▲8六角成で、ソフトの評価値+136で互角。
先手に馬を作らせないようにするには▲5四歩にやや不自然ですが△同銀とします。
その場合に▲3六歩と突くのが軽い手で、△3六同歩なら▲同飛で飛車が縦と横に活用できます。
▲3六歩に△4八馬を先手の飛車を狙ってきますが、そこで▲3七角と打ちます。
▲3七角は自陣角になるのでできれば打ちたくないですが、結構粘り強い手のようです。
▲3七角に△同馬なら▲同桂△4八角▲4六角△3九角成▲3五歩△3八馬▲7五歩で、ソフトの評価値+390で先手有利。
この手順は△3七同馬から△4八角として以下後手は馬を作る展開ですが、先手も▲4六角の位置が自陣角でも好位置のようで、3七の地点を守ると同時に玉のコビンを間接的に狙っています。
最後の▲7五歩も鋭く△5六馬と銀は取れますが、▲7三角成△同金▲5六馬でソフトの評価値+658で先手有利。
この手順はややうまくいきすぎですが、▲7三角成から馬をす抜く展開で、銀と桂馬の交換ですが後手玉が薄いので先手が指せるようです。
馬を作られても自陣角を打って対抗すれば、それなりにいい勝負だったようです。
馬を作られても自陣角で対抗するのが参考になった1局でした。