上図は、角換わり腰掛銀からの進展で△6五歩と突いた局面。ソフトの評価値+144で互角。
後手が△8二飛と△5二金と△4二玉の組み合わせから△6五歩と仕掛けてきた展開で、やや珍しい形です。
△5二金の形だと△3一玉とか△2二玉とか少し玉を深く囲うのかと思っていました。
また△5二金の形で仕掛けると7三の桂馬が浮く形なので、どこかで▲6四角のような筋もありそうです。
そのような意味で少し△6五歩は早いタイミングで仕掛けだと思っていましたが、ソフトは△6五歩の局面でも普通に互角だったのが少し意外でした。
まだまだ将棋には自分の知らない手の組み合わせがありそうです。
実戦は△6五歩以下▲4五歩△同歩▲3五歩△4四銀▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2九飛と進んだのですが、そこで△5五銀左だったらソフトの評価値-164で互角。

昔から自分の棋風は受けに回るのが好きでないようで、△6五歩に▲4五歩を選択しました。
△6五歩に▲同歩なら△同銀として、銀交換になれば△4七銀▲同金△3八角の筋がうるさいと思ったからですが、どうしても受けが好きでなく攻め合いを選ぶと考える手の組み合わせが少なくなります。
指し手の幅が狭くなるということですが、このあたりが自分の課題の1つだと言えそうです。
最後の△5五銀左は変化手順ですが、6筋の歩を取らなくて△5五銀左と出た形は後手からの6筋の圧力が強く先手玉に近いので少し反動がきついようです。
▲4五歩では▲6五同歩がありました。ソフトの評価値+115で互角。

このような局面ではまずは▲6五同歩として受けに回るのが自然なようです。
▲6五歩に△同銀が気になってましたが、受け方が2通りありました。
1つは△6五同銀以下▲5五銀△6二飛▲7九玉△6六歩▲8四角で、ソフトの評価値+363で先手有利。
この手順は銀交換を避ける▲5五銀の単騎の銀ですが、後手の駒組みの組み合わせで簡単にはこの銀は死なないようです。
後手が△6二飛と6筋に飛車を回れば▲7九玉と逃げて、△6六歩と打って攻めの拠点を作れば弱くなった8筋から▲8四角と打って、次の▲7三角成が受けづらく先手が少し指せているようです。
もう1つは△6五同銀以下▲5五角△8三飛▲6五銀△同桂▲6六銀△4七銀▲4九金△3六銀不成▲9一角成△3七銀不成で、ソフトの評価値+50で互角。
この手順は▲5五角と打って角のラインで後手の攻めをけん制する手で、以下△8三飛から銀交換になります。
後手の狙いの△4七銀には▲4九金と辛抱して、以下桂馬と香車を取り合っていい勝負のようです。
将棋は少し形が違えばまた手の選び方も違ってくるので、このあたりは手の流れだけを理解すればよさそうです。
とりあえず▲6五同歩として受けに回るのが参考になった1局でした。