持ち駒に飛車があれば盤面全体を見る


上図は、相掛かりからの進展で△6四同歩と角を取った局面。ソフトの評価値-47で互角。

6四の地点で飛車と角の交換になった展開です。

ここで先手の手番ですが、後手は次に△1九角成から駒得をする手がありますので先手は忙しいです。

対局中はここでいい手が見えずやむを得ず▲2二歩としました。

実戦は、▲2二歩△1九角成▲2一歩成で、ソフトの評価値-743で後手有利。

この手順は、先手は▲2二歩から▲2一歩成として一応▲2二歩と打った手は役に立ったようですが、後手の△1九角成の方が価値が高く後手有利のようです。

後手は桂馬や香車を持てば5七の地点を狙う感覚です。

後手の△1九角成を防ぐか、また△1九角成に対抗できる手段がないと先手が苦しそうです。

最初の局面では2通りの指し方がありました。

1つは▲2二歩で▲2一飛です。

▲2一飛△2二角▲6一飛成△同玉▲1八金で、ソフトの評価値+35で互角。

この手順は▲2一飛と狭いところに飛車を打つ手で、いかにも飛車が取られそうな形です。

対局中は▲2一飛は見えても飛車が取られそうなので無理と思って、それ以上考えませんでした。

後手は△2二角と打って▲1一飛成を受けましたが、そこで▲6一飛成と金を取るのが盲点です。

以下△6一同玉に▲1八金と打って角が取られる形です。

金を持てば後手の角が死ぬのはよくある形ですが、この手順はうっかりしやすいです。

▲1八金以下△4六角成▲同歩で、ソフトの評価値-37で互角。

この手順で駒割りは金と桂馬の交換で先手が少し得をしていますが、後手は持ち駒に飛車があるのでいい勝負のようです。

もう1つの指し方は▲2二歩で▲2九飛です。

▲2九飛△3七角打▲2五飛で、ソフトの評価値-253で互角。

この手順は▲2九飛と自陣飛車に打つ手でこの手も見えにくいです。

部分的には後手の角が死にそうですが、そこで△3七角打とすれば次に△1九角成があります。

これで先手がまずそうですが、そこで▲2五飛と7五の飛車を横に使うのが盲点です。

まず自陣飛車というのが見えにくく、さらに盤面の飛車を横に移動して同じ2筋で使うというのが珍しい形です。

先手は▲2三飛成と▲2八飛引が狙いです。

▲2五飛以下△1九角成▲2三飛成△同金▲同飛成△3一香▲2二歩で、ソフトの評価値-503で後手有利。

この手順は後手は△1九角成として香得になった手に、先手は2三に飛車を成って以下龍を作る展開です。

後手は取った香車を△3一香と使うのがうまい香車の使い方のようで、この展開はやや先手が苦しいようですが、先手も龍を作っているので勝負形のようです。

やはり持ち駒に飛車があるときは、盤面全体を見て打ち込む場所があるかを考えた方がよさそうです。

持ち駒に飛車があれば盤面全体を見るのが参考になった1局でいsた。