横歩取りで▲8二歩に△同銀と取る

上図は、先後逆で横歩取り青野流からの進展で▲8二歩と打った局面。ソフトの評価値-291で互角。

後手が序盤で△2六歩と垂らした手に▲3七桂と跳ねて、以下飛車と角の両方の駒が持ち駒になった激しい展開です。

先手が▲8二歩と打った局面で、ここらあたりの対応を間違うと一気に形勢が傾きそうな局面です。

実戦は▲8二歩以下△7三桂▲8一歩成△6二銀と進みましたが、そこで▲7二歩がありました。

その手に対して△2七角が少し浮かづらい手です。ソフトの評価値+97で互角。

この手順は▲8二歩に対して△7三桂なら▲8一歩成△6二銀まで一本道ですが、次の▲7二歩がうるさいです。

▲7二歩に△同金としても、▲8三歩△同金▲7二飛と進むと先手から▲7一角の狙いがありこれでも互角のようですが、後手の守りの金が3段目にいって働きが悪くなるので後手が指しづらいです。

そこで▲7二歩には△2七角としたのですが、この手は少し指しにくいです。

△2七角では数手前に△2六歩と打った形なので、△2七歩成としたいところですが、▲7一歩成△5一金▲4五桂で、ソフトの評価値+145で互角。

△2七歩成もそれなりに大きな手ですが、▲4五桂と跳ねると3三の地点から脱出できないので、やや後手が損みたいです。

4五の桂馬は簡単に取り切れない形なので、後手にプレッシャーがかかります。

△2七角は次に△4九角成▲同玉△6九飛▲5九飛△同飛成▲同玉△2九飛▲4八角△3八歩のような攻めを狙っています。

最初の局面では△7三桂で△8二同銀がありました。

▲8二歩以下△同銀▲5五角△8五飛で、ソフトの評価値-327で後手有利。

この手順は△8二同銀に▲5五角はよくある手ですが、そこで△8五飛の切り返しがありました。

相横歩取りの戦型では▲8二歩△同銀▲5五角△8五飛という手順がありますが、それと同じような手の流れです。

対局中は▲5五角とされたら後手が悪いと思って△8二同銀としませんでしたが、△8五飛を忘れていました。

昔から△8五飛のような手をうっかりしやすい感じです。

△8五飛以下▲8六飛△同飛▲同金△6四角▲同角△同歩▲9六角△6三角で、ソフトの評価値-488で後手有利。

この手順は▲8六飛も切り返しの手で以下△同飛▲同金に△6四角が面白い手です。

△6四角では△7三角が普通ですが▲1一角成△7三角成▲2一馬で、ソフトの評価値+41で互角。

この展開は先手に先に駒を取られるので、後手が少し指しにくいです。

よって△6四角としますが▲1一角成なら△8六角と金を取って、以下▲8八香なら△6四角で、ソフトの評価値-484で後手有利。

よって△6四角には▲同角としますが△同歩に▲9六角もなかなかの一手で、次に▲7四角と後手玉のコビンを狙いますが、そこで△6三角と先に受けて少し後手が面白いようです。

このあたりは手が広くて難しいです。

横歩取りで▲8二歩に△同銀と取るのが参考になった1局でした。