角換わり腰掛銀で▲4五同銀で仕掛ける

上図は、角換わり腰掛銀からの進展で△4四歩と突いた局面。ソフトの評価値+196で互角。

久しぶりの角換わり腰掛銀というのもあって、少し間隔があくと指し手の感覚も少し急所を外れているということがあります。

実戦は△4四歩以下▲6九飛△3一玉▲8八玉△2二玉▲7九玉で、ソフトの評価値±0で互角。

この手順の▲6九飛は後手からの△6五歩の仕掛けを防いだ手ですが、先手なのに▲6九飛と自ら受け身の手を指すのはあまり見たことがありません。

後手番なら△4一飛というのはありますが、先手番なので仕掛けられてもいないのに▲6九飛は少しもったいないです。

対局中はあまりいい手ではないと思っていましたが、早指しの場合は考えがまとまらずに指し手を選んでも後悔しそうなので、無難な手を選んでしまいました。

▲6九飛では▲4五歩がありました。

▲4五歩△同歩▲同銀で、ソフトの評価値+168互角。

この手順は▲4五歩と仕掛ける手で後手は△同歩としますが、そこで▲4五同銀と銀で歩を取るのがこの場合の形です。

4五の歩を取るときに▲4五同桂とするか▲4五同銀とするか色々なケースがあるみたいですが、後手玉が△4二玉型の場合は▲4五同銀が多いイメージです。

先手は銀を持ち駒にしたら▲6三銀△同金▲7二角の狙いがあり、以下飛車が逃げれば▲6三角成としたときに後手玉に近いので、銀を持ち駒にした方が効果的という意味だと思います。

ただし、▲6三銀には△同金とはほとんど進まないので、このあたりが将棋の難しいところです。

▲4五同銀以下△同銀▲同桂△4四銀▲6三銀△6一金▲7四銀成で、ソフトの評価値+370で先手有利。

この手順は銀交換をして▲4五同桂に△4四銀と進みますが、そこで狙いの▲6三銀です。

▲6三同銀は△同金なら▲7二角があって気持ちのいい手ですが、後手は△6一金と辛抱します。

後手は△6一金と軽く引く手が結構しっかりしており▲7四銀成として次の狙いは▲7三成銀ですが、この瞬間が少しぬるいのが気になります。

▲7四銀成以下△4七歩▲3八金△4五銀▲6三角△7二角▲7三成銀△6三角▲同成銀で、ソフトの評価値+563で先手有利。

この手順の△4七歩は▲同金なら△3八角が狙いのため取れませんが、▲3八金と玉の反対側に金を移動するのが少し指しにくいです。

▲3八金では▲5八金もあるようで、この場合は△3八角▲3九飛△4八歩成▲3八飛△同と▲7三成銀で、ソフトの評価値+525で先手有利。

この手順の△3八角から△4八歩成は。▲4八同金なら△7四角成と成銀が抜かれますのでうっかりしやすいです。

よって飛車と角の交換から▲7三成銀とする展開です。

難しいですが、どちらの手順も先手は▲7三成銀とすれば先手がまずまずのようです。

角換わり腰掛銀で▲4五同銀で仕掛けるのが参考になった1局でした。