先手の仕掛けに対して局面を落ち着かせる

上図は、先後逆で相雁木からの進展で▲7七角と上がった局面。ソフトの評価値-11で互角。

以前の投稿で▲7七角に△4五歩を調べました。https://shogiamateur.com/?p=43365&preview=true

今回は▲7七角に△7四歩です。

この△7四歩と突いて先手に脅威を与えるということはありませんが、将来△7三桂や△7三角を含みにした手です。

ただし、直後に▲3五歩がありうまく先手に手を作られると、△7四歩が緩手になる可能性があります。

ちなみに自分の感覚では△7四歩は全く浮かびませんでしたが、対局中に▲3五歩への対応がよく分からなかったからです。。

▲7七角以下△7四歩▲3五歩△5四銀右▲3四歩△同銀で、ソフトの評価値+17で互角。

この手順は△7四歩に▲3五歩と仕掛ける手で、そこで△5四銀右とします。

△5四銀右で△3五同歩とすると▲同銀と進み、先手の攻めの銀が5段目に出ると普通は攻める方が有利になりやすいです。

受ける方としては相手の攻めの銀を5段目に出させないように受けます。

▲3四歩△同銀とさせて先手から攻めるのであれば▲3八飛や▲3五歩が浮かびます。

▲3八飛には△4五歩や△4三金右とする手があり、後手としては受け方が選択しやすく直ぐにはつぶれない形なので、気持ち的には少し安堵感があります。

△3四同銀以下▲3五歩△4三銀左▲3八飛△4五歩▲3四歩△同銀▲同飛△4六歩で、ソフトの評価値-244で互角。

この手順の▲3五歩△4三銀右▲3八飛はやや変則的な手の流れで、▲3五歩と押さえてから▲3八飛と回ります。

最初にこの手順を見た時は何か違和感があったのですが、実際に後手をもってどのように受けるかが意外と浮かびませんでした。

この手順の▲3八飛に△4五歩は自然ですが、そこで▲3四歩に△同銀がやや盲点です。

▲3四歩に△4四角や△2二角とすると▲3五銀とされて、3筋が安定されそうです。

よって▲3四歩には△同銀▲同飛と進み、そこで△4六歩と銀を取り返します。

△4六歩に▲4四銀なら△4七歩成で、ソフトの評価値-1222で後手優勢。

この手順の▲4四銀は△同角なら▲3二飛成が狙いですがさすがに無理筋で、△4七歩成とと金ができれば後手優勢です。

△4六歩に▲同歩なら△4三金右▲3八飛△3四歩で、ソフトの評価値-267で互角。

この手順は△4三金右と3筋を固めてから△3四歩と傷を消す手で、先手の仕掛けに対して局面を落ち着かせる形になり、直ぐに後手がつぶれる形にならないのでまずまずです。

攻めの銀と守りの銀の交換でも後手陣がしっかりしているので、決して後手が損をしている訳ではないようです。

先手の仕掛けに対して局面を落ち着かせるのが参考になった1局でした。