飛車の利きを止めてから桂馬で王手をする


上図は、先後逆で▲5三銀に△3一玉と逃げた変化手順。ソフトの評価値+99977で先手勝勢。

以前、▲5三銀に△5一玉と△4一玉と逃げた場合の詰み手順を調べました。https://shogiamateur.com/?p=44085&preview=true

今回は△3一玉と逃げた場合の詰み手順を調べます。

△3一玉と逃げる変化が一番複雑です。

△3一玉以下▲4二銀打で、ソフトの評価値+99978で先手勝勢。

この手順の▲4二銀打は4二の地点に2四の角と9二の飛車がいるので、清算する筋を読まないといけません。

また逃げる手としては△2一玉とする手もありそうです。

一番考えやすい変化として▲4二銀打に△2一玉なら、▲2二歩△1一玉▲1二歩△同玉▲1三歩△同角▲同桂成△同玉▲2五桂△2三玉▲3三銀成△2四玉▲1三角△1五玉▲1六金打まで詰みです。

この手順は手数は長いのですが、1筋と2筋に歩を使えるのが大きく並べ詰みです。

よって▲4二銀打に後手は取る手を考えますが、△4二同飛とします。

▲4二銀打△同飛▲同銀成△同角▲4三桂△4一玉▲1一飛△3一香▲5一金△3二玉▲3一桂成△同角▲3三桂成まで詰みです。

この手順も手数は長いのですが、▲4三桂と打つと後手玉は意外と狭く、▲1一飛△3一香に▲5一金から詰み筋です。

よって分かりやすそうな変化は詰みです。

▲4二銀打以下△同角が一番難しい変化でこの場合は▲4三桂で、ソフトの評価値+99980で先手勝勢。

この手順の▲4三桂が相当見えにくいです。

▲4三桂で普通は▲4二銀成と角を取るのですが、△同飛で詰みません。

また▲4二銀打で先に▲4三桂とするのは△2一玉で詰みません。

これらは9二の飛車が横に利く形は詰まないようです。

▲4三桂に対して玉が逃げるのは、△4一玉と△3二玉と△2一玉と△2二玉の4箇所あります。

比較的分かりやすい逃げ方は、△4一玉です。

▲4三桂△4一玉▲4二銀成△同飛▲5一金△3二玉▲3三成銀△2一玉▲2二歩△同飛▲同成銀△同玉▲3三角△3二玉▲4二飛△2三玉▲2二飛成まで詰みです。

この手順は△4一玉に▲4二銀成と角を取る手が大きく、以下△同飛に▲5一金が見えれば並べ詰みです。

自分はなぜか▲4二銀成と角を取る手が最初に見えないので、直感が悪いです。

なおこの手順の△4二同飛で△4二同玉は、▲3三角△3二玉▲2二金△4一玉▲5一角成まで詰みです。

▲4三桂に△3二玉と逃げるのは、▲4二銀成△同飛▲3三金△2一玉▲2二歩△同飛▲同金△同玉▲3三成銀△1一玉▲2二角△1二玉▲1一飛まで詰みです。

これらを見ると、▲4二銀成と角を取ったときに王手になる筋は詰みのようですが、▲4三桂と攻めの拠点を作っているのが大きいです。

残りの▲4三桂に△2一玉と△2二玉と逃げた場合はまた別の機会に書きます。

飛車の利きを止めてから桂馬で王手をするのが参考になった1局でした。