金を狙った角打ちで手を作る

上図は、角換わり腰掛銀からの進展で△5五角と打った局面。ソフトの評価値+164で互角。

後手が△4七歩として▲3八金に△5五角とした展開です。

△5五角は攻防の手で後手から△4六角~△4五銀とするのが狙いです。

先手は4五の桂馬を取らせるわけにはいかないので、それまでに手を作りたいところです。

ただし、対局中はあまり方針がまとまらずふわっと指してしまいましたが、気がついたら不利にになっていました。

実戦は▲2四歩△同歩▲5六銀△4六角▲6八金△3七銀▲4七金△3八銀不成▲6九飛△4七銀不成▲同銀△3七角成で、ソフトの評価値-863で後手優勢。

この手順の▲2四歩の突き捨ては、後手が4六角としたときに△1三角のような逃げ道を消したつもりです。

△同歩に▲5六銀△4六角まではそこまでおかしくはなかったのですが、次の▲6八金が悪かったです。

以下△3七銀から金と銀の交換となり。働きの狭い角が馬になったら先手はいいところがありません。

実戦の手順では全くだめです。

▲6八金ではまだ▲4七金として、以下△3八銀▲4六金△2九銀不成▲6一角△4九飛▲8八玉△4六飛成▲4三角成△同金▲4七金で、ソフトの評価値+140で互角。

この手順は▲4七金に△3八銀から飛車を角の交換ですが、5六に銀を打った後に▲4六金とでる展開なのでちょっと駒が重たい感じです。

やや苦肉の対応という感じで、△5五角に対してはもう少しスマートな指し方があったらいいです。

▲2四歩では▲6一角がありました。

▲6一角に△4六角なら▲4七金で、ソフトの評価値+387で先手有利。

この手順の▲6一角は4三の金を狙った手ですが、場合によっては▲4三角成△同金▲2四歩△同歩▲同飛のような狙いがあります。

やや単調にみえても角と金の交換とはいえ後手の守りの金を取るのは大きいです。

▲6一角に△4六角なら▲4七金とします。

▲4七金に△3八銀が気になりますが、▲4六金△2九銀不成▲8八玉△4八飛▲2四歩△同歩▲2三歩△4六飛成▲2二角で、ソフトの評価値+899で先手優勢。

この手順はややうまくいきすぎですが、後手は飛車を取りますが2九の銀の働きが悪いです。

一方、先手の銀は持ち駒にあり攻めに使えます。

後手は△4八飛~△4六飛成とするのは大きい手すが、先手の▲2三歩から▲2二角の方が厳しく△同金なら▲2二同歩成△同玉▲4三角成のような手が生じます。

▲6一角に△2二玉なら▲8八玉で、ソフトの評価値+290で互角。

この手順はお互いに矢倉の定位置に入城した展開です。

▲8八玉に△8六歩なら▲同歩△同飛▲8七歩△8二飛▲4一銀△4二金寄▲4三角成△同金▲3二金△1二玉▲1五歩△同歩▲同香△1四歩▲同香△1三歩▲2四歩△同歩▲2二歩で、ソフトの評価値+911で先手優勢。

この手順は後手は8筋の歩の交換から△8二飛とする手ですが、▲4一銀が意外とうるさいです。

以下△4二金寄に▲4三角成~▲3二角成はやや無理ぽく見えますが、1筋と2筋の攻めが入ると後手は相当危ないです。

後手はまた別の受け方をすると思いますが、後手の金が1枚取れたら先手は満足です。

金を狙った角打ちで手を作るのが参考になった1局でした。