上図は、相居飛車からの進展▲4二金に△6一玉と寄った変化手順です。
以前、▲4二金に△6二玉と逃げる変化を調べました。https://shogiamateur.com/?p=44351&preview=true
今回は▲4二金に△6一玉と逃げる変化です。
先手玉は次に△4七歩成からの詰めろになっており、△6一玉と寄った局面は後手玉に即詰みはありませんので、何かうまい手がないとまずい局面です。
△6一玉には▲5二銀がありました。ソフトの評価値+2241で先手勝勢。

この手順の△6一玉に▲5二銀と打てば、後手玉の守りはさらに薄くなりますので打ちたくなる銀です。
▲5二銀に△同銀なら▲同金△同玉▲6四桂で、ソフトの評価値+99989で先手勝勢。
まず▲5二同金に△7一玉と逃げる手は▲6二角以下詰みです。
▲5二同金に△7一玉と逃げるのも▲6一角以下詰みです。
よって後手は△5二同玉と取りますが、そこで▲6四桂が形です。
この手順は6四の地点に桂馬が打てて、持ち駒に角金金銀と歩があればなんとなく詰み形なのが浮かびます。
やはりこのようなときは大駒の角があると心強いです。
▲6四桂に△6二玉は▲5一角の筋で以下詰みです。
▲6四桂に△6三玉は▲7二銀△6四玉▲5三角△同玉▲5四金以下頭金の筋で詰みです。
▲6四桂に△4三玉なら▲5四金△3二玉▲4三銀△2二玉▲3一角以下頭金の筋で詰みです。
これらは手数がそれなりにかかりますが、ぴったり足りているようです。
よって後手は▲5二銀と打った手に△7一玉とします。
△7一玉とすれば後手玉に即詰みはありません。
▲5二銀に△7一玉なら▲6三銀成△4七歩成▲5六玉で、ソフトの評価値+2715で先手勝勢。

この手順の大事なところは△7一玉に▲6三銀成とする手です。
この▲6三銀成は次に後手玉に詰めろがかかっていますが、ここで後手の手番なので後手の最後の攻めに正しく対応する必要があります。
△4七歩成に▲5六玉と上部に逃げるのか正解で、後手の持ち駒に金と銀などはありますが先手陣の上部が手厚いので寄りません。
上部が手厚くなったのは▲6三銀成と成銀が3段目にいることで、後手の6三の銀がなくなったのが大きいです。
6三に後手の銀がいれば先手玉が詰んでいるので、この違いは大きいです。
また大事なのは、▲5二銀に△7一玉に無理やり後手玉を詰ましにいくのは、相手に駒を渡すことになるのでかえって先手玉が危険になります。
このような終盤のやりとりを正しく対処できれば、勝ち将棋が少し増えてくる感じです。
相手玉と自玉の危険度をよく見て対応するのが大事なようです。
相手の守り駒をとって自玉を安全にするのが参考になった1局でした。