上図は、先後逆で相掛かりからの進展で▲2三桂と打った局面。ソフトの評価値-3611で後手勝勢。
▲2三桂は次に▲3一桂成とする狙いですが、△同金でも△同飛でもまだ3筋を突破されることはありません。
ただし、対局中は飛車が1段目に利いているというのを意識していなかったです。
飛車は攻めに使いたいということで、受けに使うという発想がまず浮かんでなかったです。
このあたりが受けに対する意識がいまひとつ薄いようです。
後手の攻めとしては△6七歩成とか△7六桂はありますが、先手玉が4筋とか3筋に逃げることもできるので、まだ決め手までにはいかないようです。
▲2三桂に短い時間で対応するのは意外と難しく、ソフトの評価値は後手勝勢ということですが、自分が指すとそう簡単にはいかないところが棋力の差という感じです。
実戦は▲2三桂に△3五歩▲同銀で、ソフトの評価値-2361で後手勝勢。

この手順の△3五歩はとりあえず大駒は近づけて受けよで△3五歩と叩いたのですが、▲同銀で今度は角取りなので、気分としては後手が少し忙しい感じです。
短い時間で指し手の方針が決まらず、手が見えていないです。
このような局面でしっかり指せるかどうかの違いが大きく、自分の場合は対応がいまひとつで。気がついたら形勢がもつれているということが多いです。
△3五歩で△4五銀がありました。ソフトの評価値-3356で後手勝勢。

この手の△4五銀は飛車取りですが、先手の攻めの主役は飛車なのでそれを取りにいけば確実ということみたいです。
金駒を打って大駒を取りにいって、相手の攻めの戦力を軽くするというのが大きいです。
自分の場合は受けて勝つというより、多少無理っぽくても攻めにいくことが多いので、△4五銀というのが平凡ですが見えにくいです。
このあたりが自分の指し手の少し単調なところです。
△4五銀と受けに回って手厚い指し手を身につけた方が、結果的には勝ちに近づくようです。
△4五銀と打つことで先手の飛車が取れる形になり、その取った飛車で先手玉を攻めれば効果的ということです。
△4五銀に▲3一桂成なら△同金▲同飛成△同飛で、ソフトの評価値-3233で後手勝勢。
この手順は後手は2枚の金駒がいなくなり、少し玉が薄くなりますが4四の角が受けに利いており、2二角と打ち込む筋がありません。
後手からは△7六桂や△6七歩成があるので後手勝勢です。
△4五銀に▲3一桂成△同金に▲7七金なら、△3六銀▲同歩△6七歩成▲同玉△7七角成▲同玉△6五桂▲6八玉△6七歩▲5八玉△7八飛▲4九玉△5七桂成で、ソフトの評価値-50000で後手勝勢。
この手順は▲3一桂成から▲7七金と受けに回ったのですが受けになっておらず、後手は飛車を取ってから角を切って、△6五桂からは1手1手の寄せ形です。
受けに回って相手の反動を利用するのが参考になった1局でした。