実戦不足でうっかりの1局

上図は、先後逆で先手が石田流からの進展で▲7九銀とした局面。ソフトの評価値-63で互角。

先手の▲7九銀は8八の銀を引いた手ですが、このタイミングで引いてくるのはあまり見たことがなかったです。

あまり見たことがない手にこちらもふわっと指して、以下後手がうっかりしました。

実戦は▲7九銀以下△4二金▲7七桂△9四歩▲8五桂で、ソフトの評価値-5で互角。

このタイミングでの▲8五桂があるのをうっかりしていました。

この戦型で▲7七桂から▲8五桂は先手の狙い筋で、△8五同飛なら▲9六角があるので△8五同飛とはできません。

うっかりしたと思った局面の評価値が互角だったのは知らなかったですが、ここからの後手の指し手がさらにひどかったです。

▲8五桂以下△9五歩▲7三桂成△同桂▲7四歩で、ソフトの評価値+837で先手優勢。

この手順の△9五歩は▲9六角を消したので次に8五飛があります。

△9五歩に対して▲8六飛や▲8六歩を予想したのですが、▲7三桂成△同桂▲7四歩で先手優勢です。

さすがにこの見落としは大きく、後手が先に桂得しますが7筋が突破されるので後手失敗です。

この後手の指し手だけを見るといかにも実戦不足というか手が見えていない感じで、▲7三桂成が全く見えていないのは論外でした。

▲8五桂には△7二金と受けてまだこれからの将棋だったようです。

また早い段階で▲8五桂に対抗する指し方がありました。

△4二金で△9四歩がありました。

▲7九銀以下△9四歩▲7七桂△9五歩で、ソフトの評価値-45で互角。

この手順は△4二金を後回しにして9筋の歩を伸ばします。

序盤で端歩に2手かけるのは少しもったいないですが、▲8五桂△同飛▲9六角の筋を早めに消す狙いです。

このような手順は自分でも覚えていたつもりだったのですが、いざその局面になって反応できないのでは、あまり理解できてないことと同じことのようです。

最近自分の環境が少し変わったこともあって、将棋の実戦が少し不足しているなとは思っていました。

その不足分はプロ棋士の将棋を見たり、10数手の詰将棋と解くことで終盤を重視していたのですが、やはり将棋は実戦も指さないとだめなようです。

終盤が大事と思ったのは、将棋は終盤が強くないと勝てないからということですが、本局みたいに序盤で差が開いたらなかなか勝てません。

それと最近気になったののは、将棋雑誌の詰将棋の5手詰めが意外と難しく、解くのに10分位かかったというのも手が見えていないという感じでした。

決して入玉形やめったに出ないような駒の配置という訳ではなく、玉方の駒の配置は少し複雑でしたが実戦に出てもおかしくないような詰将棋だったので、これが簡単に解けないのはちょっとまずくこのあたりも課題のようです。

実戦不足でうっかりした1局でした。