上図は、先後逆で相掛かりからの進展で△7七歩と打った手に▲7九金と引いた局面。ソフトの評価値-2209で後手勝勢。
駒割りは後手の桂得でここで後手の手番なので少し形勢がいいと思っていましたが、後手勝勢だったのは全く気がつきませんでした。
後手から△8七飛成とできる形ですが、先手から▲6五銀△同歩▲6四桂のような手を気にしていました。
少し迷いましたが受けた方が無難かと思い、実戦は△6三銀と指しました。ソフトの評価値-1454で後手優勢。
この△6三銀に、実戦は▲6五銀△同歩▲8八金と飛車を成らせない指し方をしてきましたが、ソフトは▲6五銀では▲5八玉△8七飛成▲2三銀成△3三桂▲8八歩△7六龍▲3二成銀△同銀▲6五銀△同龍で、ソフトの評価値-1817で後手優勢。
この手順は▲5八玉と早逃げすることで、△8七飛成とされても少し受けが緩和されています。
1手先手玉が安全になったので、その間に▲2三銀成と遊んでいた銀を活用する展開で、形勢は後手優勢ですが後手の龍がそこまで働きがよくないので、まだ手数がかかるようです。
このような指し方もあったようですが、後手が攻める場合は6八の玉の形のまま攻めた方が厳しかったようです。
やはり飛車が成るというのはかなり価値の高い手で、△6三銀では△8七飛成がありました。
△8七飛成▲6五銀△同歩▲6四桂△4二玉▲7二桂成△同金で、ソフトの評価値-2125で後手勝勢。

この手順は△8七飛成として、次は△7八歩成▲同金△7六桂▲6九玉△7八龍▲同玉△7七金以下の即詰みを狙っています。
このような展開になれば、後手の大駒の龍と角がよく働いているのが分かります。
先手は△8七飛成に対して▲6五銀から▲6四桂と狙いの手を指しますが、△4二玉と逃げたのが冷静な手のようです。
以下▲7二桂成△同金と進み、先手の持ち駒は角銀となりましたが、意外と後手玉に迫る手がないようです。
△7二同金以下▲7三歩△7八歩成▲5八玉△7九と▲7二歩成△7八龍▲6八金△6九銀▲4九玉△6八龍で、ソフトの評価値-5542で後手勝勢。
この手順は△7二同金に▲7三歩と攻め合いにきましたが、△7八歩成があり▲同金なら△7七銀以下1手1手の形です。
よって△7八歩成に▲5八玉と逃げましたが△7九とで、後手が1手勝ちです。
△7二同金以下▲8八歩△7八歩成▲5八玉△8八とで、ソフトの評価値-3179で後手勝勢。

この手順は△7二同金に▲8八歩と受けた手に△7八歩成が継続手で、▲同金なら△7七銀が厳しいので▲5八玉と逃げましたが△8八とで後手が1手勝ちのようです。
△8八とは先手玉と反対側にと金が移動するので、この瞬間が後手も怖いところですが、次の△7九とが△7八龍からの寄せ形になっています。
手の流れとしてはそんなに難しい手はなさそうですが、直感で▲6四桂と打たせても問題ないと思うかどうかが大事なようです。
玉の危険度がどの位かが分かれば、△8七飛成と決断できていたようです。
このような見極めを早くできるようになりたいです。
飛車が成って1手勝ちを目指すのが参考になった1局でした。

















