角交換腰掛銀の千日手模様の受け


上図は、角換わり腰掛銀からの進展で△6三金と上がった局面。ソフトの評価値+156で互角。

先手が▲4八金型に対して後手が△6三金型にしてやや旧型の構えです。

△6三金は後手の桂頭を守っているのと、次は△6五歩と動く狙いです。

よってこの局面で▲8八玉とするのは△6五歩で後手が先行しそうな形になります。

よって実戦は先手が先に動くことにしました。

実践は▲4五歩△同歩▲同桂△2二銀▲7五歩で、ソフトの評価値+522で先手有利。

この手順は△4五同歩に▲4五同桂に△2二銀と引いたのがよくなかったようで、▲7五歩が生じました。

△2二銀と引いて△4四歩~△4五歩で桂馬が取り切れればいいのですが、手数がかかって先手の攻めに間に合わないようです。

▲7五歩に△同歩なら▲7四歩△同金▲5三桂成で、ソフトの評価値+1423で先手優勢。

この手順は先手の攻めの桂馬が5三の地点に成って攻めが大成功です。

▲7五歩に△8三角なら▲7一角△5二飛▲6五歩△同銀▲5五銀△4三金▲4四歩△4二金▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲6四銀△同金▲3四飛△3三歩▲4三歩成△同金▲6四飛で、ソフトの評価値+2519で先手勝勢。

この手順は▲7五歩に△8三角と辛抱したのですが、先手としては攻めに集中できるので▲6五歩△同銀に▲5五銀と銀を中央に使うのがいいようです。

受け一方の角ではさすがに後手がつらいようです。

なお対局中に気にしていたのは▲4五同桂に△4四銀と上がる手でした。

変化手順で▲4五歩△同歩▲同桂△4四銀▲4六歩△4二角▲8八玉△4三銀▲5八金△5四歩▲6七銀△2二玉▲5六歩で、ソフトの評価値+147で互角。

この手順は▲4五同桂に△4四銀とする手で、歩で桂馬を取ることはできませんが5三の地点を銀で補強しています。

先手は▲4六歩と桂馬を守った手に△4二角が2筋の歩の交換を先に受ける手で、やや受け一方の手ですが先手としては気になります。

先手としては戦いの争点を作りたいところですが、歩を交換するような場所がなく手待ちのような駒の繰り替えをします。

後手はその間に△4三銀から5筋の歩を伸ばして△2二玉と入城します。

最後の▲5六歩と突いた局面が後手にとっての理想形ですが、手待ちなら△3一玉とか△8四飛とか△6二飛になります。

先手も千日手がいやで▲1八香から▲1九飛としても4二の角が1五の地点に利いているので、1筋の攻めがうまくいくかは不明です。

△4二角と指さなかったら先手は2筋の歩を交換してまずまずですが、△4二角と打ったら千日手の可能性が高くなるという感じです。

結局千日手になれば先手の指し方はうまくなかったということになるので、最初の局面からは▲4五歩△同歩▲3五歩のような指し方を選択すべきだったかもしれません。

今度同じような局面になったら▲4五歩△同歩▲3五歩を試したいと思います。

角交換腰掛銀の千日手模様の受けが参考になった1局でした。