と金作りを目指す

上図は、令和元年以前の対局から、居飛車対振り飛車の相穴熊からの進展で、2四の地点で飛車交換になって△2四同銀とした局面。ソフトの評価値+1070で先手優勢。

対局中は、△2四同銀で後手の銀が浮いているので、先手が少し指しやすいとは思っていましたが、ここまで評価値が離れているとは思っていませんでした。

5七の銀と2四の銀の働きの違いが大きいと思います。

本譜は数手前に▲4三角と打っていたので、実戦ではほとんど考えずに▲2一角成としたのですが、この手は少し甘かったようです。

▲2一角成△2八飛▲1七桂で、ソフトの評価値+795で先手有利。

▲2一角成と桂馬を取ったのですが、少し馬が玉と反対側の方に行きました。

以下△2八飛に▲1七桂は味がいい桂馬の逃げですが、実戦的にはまだ大変です。

▲2一角成では▲5四歩がありました。ソフトの評価値+1081で先手優勢。

▲2一角成としてから▲5四歩は考えていたのですが、このタイミングでの▲5四歩は気が付かなかったです。

▲5四歩に△同歩なら▲5三歩でと金を作る狙いです。

▲5三歩で▲5四同角成もありますが少しぬるいようで、△3三角とされ△5九飛~△7九飛成の筋を見せられると、先手もプレッシャーがかかります。

▲5四歩△同歩▲5三歩に△2八飛なら、▲5二歩成△2五角▲同角成△同銀▲4一飛△3四角▲1七桂△5二角▲2一飛成で、ソフトの評価値+1286で先手優勢。

この展開は、と金ができて後手の金気の駒と交換できそうな感じですが、後手も△2五角から▲6一とを受ける展開に粘ります。

このような粘りは、先手からしても結構いやな感じです。

以下と金は取られましたが、▲2一飛成と桂馬を取った局面は、後手の5二の角と2五の銀が重たいので先手優勢です。

戻って▲5四歩に△6五角は▲2一角成で、ソフトの評価値+1102で先手優勢。

この場合は、後手は角を使ってくれたので、▲2一角成が有効のようです。

と金作りを目指す▲5四歩が参考になった1局でした。