勝勢からでもしっかり指す


上図は、先後逆で角交換振り飛車からの進展で▲3九玉とした局面。ソフトの評価値-50000で後手勝勢、

△2七角成と桂馬を取って王手をした手に3八の玉が▲3九玉と逃げた展開です。

自分のソフトで評価値で50000と出るのは即詰みはありませんが、正しい手を指せば相手玉は受けなしという状態です。

後手玉は安全で先手玉を攻めることだけを考えたらいいので分かりやすい局面ですが、こういうところからでも気がつかないうちに結構ミスがでてしまいます。

先手玉に金駒があれば2八とか3八から打って詰みです。

しかし駒を1枚捨てても金駒が手に入る方法があります。

△6六銀として▲同銀なら△同馬▲同金△3八銀と打って詰みというのが読み筋だったのですが、これが勘違いでした。

実戦は△6六銀に▲3八金だったのですが▲6六同銀△同馬▲3八銀ならソフトの評価値-1315で後手優勢。

この手順は▲6六同銀△同馬に▲3八銀と敵の打ちたいところに打ての格言に沿った手で、これだとまだ手数がかかってていました。

ちょっと▲3八銀が見えてなかったのはひどかったです。

▲3八銀に△6七馬▲同金△5八銀で先手玉は受けなしのようですが、そこから▲2七銀△同香成▲4四桂があります。

▲4四桂に△同歩なら▲5六角と王手をしてから▲2七角と成香を抜く狙いです。

▲4四桂に△2二玉と逃げるのは▲3二金と打って手数はかかるのですが、なんとこれで以下頓死のようです。

▲3二金△同金▲同桂成△同玉▲4一角△同玉▲5二金△同玉▲6三角△5一玉▲4一飛まで詰みです。

この手順の▲4一角に△2二玉なら▲3二飛△1三玉▲2二角△2四玉▲2五歩△同玉▲8五龍△3五桂▲3六金△2四玉▲3五金△同歩▲同龍まで詰みです。

また▲5二金に△3二玉も▲4二金で、△同玉なら▲5二飛△同玉▲7二龍△5三玉▲7一角△6二歩▲同龍△4四玉▲4二龍△5五玉▲5三龍△5四歩▲5六金まで詰みです。

こういった寄せは一本道ではありますが、自分の棋力ではなかなか指しこなせないです。

これらの筋があるので▲4四桂には△同歩ですが、▲5六角△2二玉▲2七角で、ソフトの評価値-492で後手有利。

角というのは攻防に利く特殊な駒で、ほとんど受けなしの状態から有利になったのでは振り出しに戻ったと同じです。

最初の局面で△6六銀では△2六桂がありました。ソフトの評価値-50000で後手勝勢。

この手の△2六桂は次に△3八桂成の詰めろです。

これで受けなしのようですが、▲4九金と粘ります。

自分の感覚だと▲4九金という受け方もうっかり見落としそうです。

▲4九金は壁になって先手玉は逃げ道がありませんが、まだ即詰みはありません。

▲4九金に△3八歩と打てればいいのですが、2歩のため打てません。

▲4九金以下△4五馬上▲3六桂△6七馬▲2八歩△3八金▲同金△同馬まで詰みです。

この手順の△4五馬上は次に△2八馬▲同玉△1八桂成▲3九玉△2八成桂までの詰めろです。

よって△4五馬上には▲3六桂と受けたのですが、△6七馬と金を取って先手玉に受けはありません。

△4五馬上は左側ばかりを見るのでなく、右側も見るのも大事なようです。

勝勢からでもしっかり指すのが大事と分かった1局でした。