受け身の急戦形には準備が必要

上図は、令和元年以前の対局から、先後逆で横歩取り青野流からの進展で▲3七桂と跳ねた局面。ソフトの評価値+68で互角。

横歩取りは数が少ないながらも後手をもって何度か指していたのですが、青野流を後手をもって指すのは少ないです。

戦法の急所がいまひとつ分かっていないのか、手の感覚だけで指した感じです。

本譜は▲3七桂△7六飛で、ソフトの評価値+176で互角。

△7六飛と回ると先手から▲8二歩がありますが、この場合は△8八角成がありますので成立しません。

△7六飛には▲7七角を予想していて、以下△同角成▲同桂△5五角で、以下▲2二歩や▲8二歩などがありそうですが、その時に考えようと思っていました。

実戦は△7六飛▲7七桂で、ソフトの評価値+176で互角。

練習将棋ならともかく、大会で横歩取りの急戦型の▲7七桂になって次の▲4五桂~▲6五桂をどうやって受けようかなど考えるようでは、さすがにまずかったです。

この戦型を選択するなら準備不足だったです。

▲7七桂には△4四歩で▲4五桂を防ぐ1手でした。

△4四歩には▲2二歩を気にして△2二同銀なら、▲2五桂で角が逃げると▲3二飛成があるのでまずいかと思っていましたが、△2二同角で問題なかったです。

△4四歩に▲8二歩なら、△8六飛で▲8一歩成なら△8七歩▲9一と△8八歩成▲同銀△8九角▲8七金△6六飛▲6九香△8六歩で、ソフトの評価値-482で後手有利。

よって△4四歩に▲3八銀△8六飛▲9六歩△7四歩▲6八銀△7三桂で、ソフトの評価値+226で互角。

まだ手が広すぎてこれからですが、受け身の急戦形には準備が必要と分かった1局でした。