上図は、先後逆で後手横歩取り△3三角型からの進展で▲6五角と打った局面。ソフトの評価値+185で互角。
後手番になれば初手はほとんど△3四歩と指すのですが、相手が居飛車を選択すれば大会以外であれば最近はほとんど横歩を取ってくる感じです。
大会以外であれば気軽に指せるということだと思いますが、横歩取りは相手が横歩を取ってくれないとできない戦法なのでいい練習になります。
▲6五角はこの戦型だとよくある手で、飛車取りではありますが▲7四角~▲8三歩成を狙う手があります。
また5四の飛車がいなくて先手の持ち駒に桂馬があれば▲4四桂△同歩▲3二角成のような狙いもあります。
そのような意味で▲6五角は含みが多い手です。
▲6五角に後手はどこに飛車を逃げるかで全く展開が変わってくるようです。
実戦は△5五飛▲5六歩△9五角だったのですが、そこで▲8九飛でソフトの評価値+402で先手有利。

この手順は、△5五飛としていつでも△6五飛とする筋を残して▲5六歩に△9五角と打ちました。
7七の桂馬がいなければ△6五飛がある形なので△9五角と打ったのですが、▲8九飛とすれば後手は手がありませんでした。
▲8九飛に△7七角成としても▲5五歩で飛車が取られて後手からいい手ありません。
よって▲8九飛には△2五飛として、そこで▲9六歩と突いてくれたら△7七角成▲同金△6五飛がありますが、▲9六歩のところを▲6六歩として角にひもをつければ次に▲9六歩で後手が悪いです。
自分の狙いが浅いですが、攻めたらいけないところで攻めると手が続かなくなります。
△5五飛では△2四飛がありました。
△2四飛▲7四角△6四角で、ソフトの評価値+308で先手有利。

この手順は△2四飛と遠くに逃げて▲7四角に△6四角と打つ手です。
形勢は少し先手有利になりましたが、自分の使っているソフトは300以上が有利になるのでほとんど互角の範疇のようです。
△6四角は角のラインで間接的に8六の飛車を狙っています。
先手からは▲8三歩成が狙いですが、後手は直接受けるのでなく間接的に受ける形のようです。
△6四角に▲8三歩成なら△7五角▲8五飛△7四飛▲7二と△同飛で、ソフトの評価値+268で互角。
この手順は▲8三歩成として8筋突破を目指してきましたが、そこで△7五角と飛車取りで受けます。
7五の歩を取ると△7四飛として角を取れる形になる受け方です。
変化手順は角と金の交換と進みますが、先手は飛車が成り込めてないので後手としては満足です。
△6四角に▲7六飛なら△7三金▲5六角△8四金で、ソフトの評価値-248で互角。
この手順は▲7六飛として△7五角を防いだのですが、△7三金~△8四金として金を活用するのが盲点で、飛車とか角への接近戦は金駒を使うのが有力です。
このような指し方を見ると自分の考えていることと全く違っていたようで参考になります。
角とか金をうまく使って形勢を保つのがうまいです。
角を間接的に受けに使うのが参考になった1局でした。