上図は、令和元年以前の対局から、後手三間飛車に先手居飛車穴熊からの進展で、後手が△2六歩と突いた局面。ソフトの評価値+408で先手有利。
対局中は、先手有利とは思っておらず、後手から△2七歩成が入ればうるさい形になるなと思っていました。
先手は、5五に銀がいるので7七角が使いづらい形になっています。
本譜は▲5九金△2七歩成で、ソフトの評価値-124で互角。

▲5九金は遊んでいる金を穴熊側に使う手ですが、あまり良くなかったようです。
△2七歩成に▲6八金上は△5九角成で、△2七歩成に▲6九金は△4八角成で、ともに後手有利です。
5九の金を動かせないのでは、▲5九金と指した手が活きません。
▲5九金では▲5四歩がありました。
▲5四歩△同歩▲同銀△5三歩▲4五銀で、ソフトの評価値+619で先手有利。

▲5四歩と合わせるのは全く見えませんでした。
▲5四歩に△2七歩成なら、▲5三歩成△同金▲5四歩△5二金▲8六角で、ソフトの評価値+325で先手有利。
この手順は、先手は5五の銀と7七の角が活用できる理想的な展開です。
よって後手は△5四歩~△5三歩としますが、手順に▲4五銀が何気にいい手です。
この手は、銀交換してから▲1一角成を狙っています
▲4五銀以下△同銀▲同歩△3三角▲2六飛△7七角成▲同金△5五角▲6六銀△1九角成▲2一飛成で、ソフトの評価値+1032で先手優勢。
この展開は理想的ですが、飛車が成れれば先手優勢です。
合わせの歩で銀を活用するのが参考になった1局でした。