後手銀損の棒銀の受け方

上図は、令和元年以前の対局から、角換りの進展の変化手順で、後手が△8六歩から歩を交換して先手が▲8七歩と打った局面。ソフトの評価値-198で互角。

実戦は、4八の銀が早めに▲4七銀としたので、この局面は変化手順です。

後手が棒銀にした手に先手が7七の銀を▲8八銀として銀交換を避けた受け方ですが、ここで△8七同銀成の筋が以前から気になっていました。

4八の銀が先手の2八の飛車の横効きと止めているので、この瞬間が少し怖い形です。

▲8七歩△同銀成▲同金なら、△7八角▲9八角△6七角成▲5八金△7六馬で、ソフトの評価値-232で互角。

この手順は、後手が銀損ですが馬を作って先手は▲9八角と受け一方の手を指して歩切れなので互角とはいえ、後手が少し指しやすそうです。

▲8七歩△同銀成▲同銀△8六歩▲同銀△同飛▲8七歩△8二飛で、ソフトの評価値-204で互角。

この手順は、先手は銀得で頑張って受けるのは危険と思って、やむを得ず銀交換したのですが、互角とはいえ後手の手が通った感じです。

やはり攻めの銀と守りの銀を交換すれば、攻めている方が得をしている感じです。

▲8七歩△同銀成▲同銀△8六歩▲9八銀△8七角▲6九角で、ソフトの評価値-69で互角。

この手順は、△8六歩に▲9八銀と踏ん張った手で△8七角に▲6九角と受けます。

この▲6九角が少し受けづらい手です。

▲6九角に△7六角成なら▲4七銀で、ソフトの評価値-105で互角。

この手順は、後手は銀損しても馬を作って少しゆっくり指す手ですが、意外といい勝負のようです。

▲6九角に△7八角成▲同角△8七金なら、▲6九角△9八金▲同香△8七歩成▲5六角で、ソフトの評価値-148で互角。

この手順は後手角損ですが、と金を作った手に先手が▲5六角が気が付きにくい受け方で、次に▲8三銀を狙っていい勝負のようです。

後手の棒銀の受け方が参考になった1局でした。