攻防の角で遠くから受ける


上図は、令和元年以前の対局から、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で、△7七歩成に先手が6八の飛車を▲6六飛とした局面。ソフトの評価値-285で互角。

後手はと金が出来たのは大きいのですが、飛車がまだ捌けておらず4五の銀が浮いた状態で、また先手からは▲5三桂成のような手があるので、結構忙しい局面だと思っていました。

本譜は以下△3三角▲5五角△7六歩で、ソフトの評価値+490で先手有利。

△3三角は▲5五角と合わせられて大変かと思っていましたが、他の指し手が浮かびませんでした。

△7六歩は次に△8六飛の狙いですが、この手が甘かったようです。

△7六歩には▲3三角成△同銀▲5三桂成で、ソフトの評価値+581で先手有利でした。

先手は次に▲4三成桂とするのが大きいです。

△3三角では△8七角がありました。ソフトの評価値-308で後手有利。

△8七角は少し浮かんではいたのですが、重たい感じで後手の飛車が活用しにくいので指せなかったです。

攻防の角で先手の動きをけん制しています。

△8七角に▲5三桂成なら、△5二歩▲4二歩△3一金で、ソフトの評価値-739で後手有利。

この展開は8七の角が受けによく効いています。

△8七角に▲6三角なら、△4四歩▲5三銀不成△7六と▲2六飛△6九角成で、ソフトの評価値-320で後手有利。

この展開は、先手の角と銀を活用する手順でまだ難しいですが、△6九角成で後手が金得なので、後手指せそうです。

攻防の角で遠くから受けるのが参考になった1局でした。