石田流になる前の戦い方

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で▲6八角とした局面。ソフトの評価値+162で互角。

久しぶりの大会参加で、以前の参加を調べてみると令和2年の2月だったので約4年ぶりになります。

コロナ禍の世の中になったことで、イベント等が少なくなって復活するまでにだいぶ時間がかかりました。

現在では自分の住んでいる県で、将棋の大会は全国大会の県予選はほぼ通常通り行われるようになりましたが、それ以外の地元色のある大会はまだあまり以前のようにはできていません。

運営者の高齢化で継続が難しいのか、施設を借りるのが難しいのか不明ですが、時間がかかるようです。

以前は通常の大会は棋力を3クラスに分けて合計で1日約100人程度集まっていましたが、現在は代表戦のみを予約制の人数制限をかけて行うことが多いようです。

予約制で32名にすれば運営者はスムーズに運営をしやすいようです。

大会が午前からの場合でも昼食は各自持参が主流になりつつあるようです。

また人数によっては、大会を午後からにして昼食はなしというパターンもあるようです。

このあたりは時代とともにだいぶ事情が変わってきてるようです。

自分も大会は控えていたのですが、そろそろ参加してもいいだろうということで久しぶりの参加です。

今回の大会は同じ県内で、少し遠方になりますが地元色の大会でありがたいです。

自分は大会意外での対面将棋はありませんので、対面将棋も久しぶりということになります。

本局は7七の角が▲6八角と引いた形で、後手が石田流を目指せば先手は5七の銀と6八の角で3五に地点に圧力をかける指し方です。

5七の銀と6八の角はセットみたいな形で、▲4六銀~▲3五銀を目指すことで後手が△3四飛としにくい形にさせるのが狙いです。

実戦は△4五歩▲7七角△3六歩▲同歩△6四角▲2六飛△1九角成▲1一角成で、ソフトの評価値+674で先手有利。

この手順は先手をもったら少し気になる手順で、後手が△3六歩~△6四角として先手のコビンを狙う手で、この手には▲2六飛と浮いて受けるのが形です。

▲2六飛では▲1八飛と香車を守る手もありますが、飛車の活用が難しく指しこなすのが大変です。

この手順が実戦で指せたのは自分の実力からすれば上出来です。

よって△1九角成に▲1一角成と香車を取り合う展開ですが、先手は次に▲2一馬の狙いがあります。

▲1一角成以下△3三桂▲2四歩△同歩▲同飛で、ソフトの評価値+717で先手有利。

この手順は先手の飛車が捌けるので先手有利です。

最初の局面図では4五歩で△6四角がありました。

△6四角▲2四歩△3六歩▲2三歩成△3七歩成▲3三歩で、ソフトの評価値+323で先手有利。

この手順はあまり知らなかったのですが、後手が△6四角を先にして▲2四歩を放置する指し方です。

先手は2筋、後手は3筋を攻める展開でお互いにと金ができて技がかかりやすそうな局面になります。

最後の▲3三歩が少し難しい手で、この手は浮かびにくいです。

▲3二とで飛車が取れるのですが、あえて▲3三歩と打って飛車取りにするからです。

▲3三歩以下△2八と▲3二歩成△9五歩▲同歩△9七歩▲同香△2九と▲3三と引△8五桂▲4三と△9七桂成▲同銀△同角成▲同桂△4三金で、ソフトの評価値+323で先手有利。

この手順は興味深いのですが、お互いに飛車を取り合ってから△9五歩として6四の角の利きをいかします。

▲同歩に△9七歩を入れて△2九とが鋭く、▲3三と引に△8五桂と玉の周辺を先に攻めてきます。

これも結構厳しい攻めですが、先手も耐久力があるようでやや先手が指せているようです。

また▲3三歩に△4二飛とする手もありそうですが、▲2四飛△3一歩▲5八金でソフトの評価値+670で先手有利。

この手順はお互いが辛抱する展開で先手有利のようです。

石田流になる前の戦い方が参考になった1局でした。