上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で▲8一飛と打った局面。ソフトの評価値+99974で先手勝勢。
対局中は▲8一飛と打った局面で、先手玉はほぼ受けなしなので後手玉を詰ますしかなく詰んでもおかしくないと思っていました。
詰んでもおかしくないというのは、詰み筋ははっきり分かっていないのですが希望的観測が入っています。
▲8一飛には△7一金や△7一金打や△7一角や△7一飛の4つの受けの手が考えられます。
▲8一飛に△7一金なら▲5二銀△同金▲7一飛成△同玉▲7二金まで詰みです。
▲8一飛に△7一飛なら▲5三桂△同金▲7二桂成△同玉▲7三銀△同玉▲8二角△8四玉▲8五銀△同玉▲8六歩△7五玉▲7六金△8四玉▲8五金まで詰みです。
この手順は▲5三桂と捨ててから▲7二桂成~▲7三銀が寄せの決め手です。
▲8二角では別手順で▲7一飛成△6四玉▲5五金△同歩▲8二角以下でも詰みです。
詰ましやすい方で詰ましたらいい感じです。
実戦は▲8一飛△7一金打▲4三角△5二角▲同桂成△同金▲同角成△同玉▲5三銀で、ソフトの評価値+99982で先手勝勢。

この手順は△7一金打には▲4三角と角を離して打って合駒請求をします。
▲4三角に△5二角と打ちましたが、△5二飛なら▲同桂成△同金▲同角成△同玉▲4三銀△6三玉▲5四銀成△同玉▲5五金△6三玉▲6四銀△6二玉▲5四桂△6一玉▲6二歩△同金寄▲同桂成△同玉▲6三金△6一玉▲7一飛成△同玉▲7二金まで詰みです。
よって▲4三角には△5二角と打ちますが、清算してから▲5三銀がうまい捨て駒です。
▲5三銀以下△同玉▲4二角△4四玉▲3六桂△3五玉▲5三角成△2五玉▲2六銀△1四玉▲2四金まで詰みです。
実戦は▲5三角まででしたが自分の実力以上に指せた展開で、たまたま手が見えたという感じです。
▲8一飛に△7一角の場合を調べます。
▲8一飛△7一角▲4三角△5二金打▲同角成△同金▲7二桂成△同玉▲7三銀で、ソフトの評価値+99982で先手勝勢。

この手順は▲8一飛に△7一角と受けて▲4三角に△5二金打の展開で、ここで▲同角成~▲7二桂成とするのがうまいです。
▲5二同角成では▲同桂成△同金と進めたくなりますが、それでは詰まないようでうっかりしやすいです。
△5二金打には▲同角成として角から捨てるのが鋭く、△同金に▲7二桂成と反対側の金を取ります。
△同玉に▲7三銀の捨て駒がうまいです。
▲7三銀に△8一玉なら▲8二銀打△同角▲7二金△9二玉▲8二金△9三玉▲8五桂まで詰みです。
よって▲7三銀には△同玉としますが、以下▲7一飛成△6四玉▲5五金△同歩▲8二角△6五玉▲5五角成△7五玉▲7六歩△8五玉▲9七桂△8四玉▲7三馬△9三玉▲8二龍まで詰みです。
この手順は▲5五金と捨ててから▲8二角以下▲5五角成の筋があるので詰みになりす。
▲5五金で先に▲8二角と打つと△6五玉で後手玉が詰まなくなるので要注意です。
これら4つの合駒についての手順は結構難しいですが、少しでも早く読めるように力をつけたいです。
合駒によって詰み手順が変わるのが参考になった1局でした。