上図は、相居飛車からの進展で▲7六桂に△7五玉とした変化局面。ソフトの評価値+99981で先手勝勢。
▲7六桂と王手をした手に8四の玉が△7五玉とした変化手順ですが、このように指されたら次の指し手が迷っていました。
うまくいけば後手玉が詰みのような気もしましたが、詰ましにいって詰まなければまずいのでこのあたりの指し手は興味があります。
後手は5七に角がおり受けに利いているので要注意です。
今見れば無理に詰ましにいかなくても▲7九金で。△同角成なら▲6六銀直△7四玉▲7五銀打△7三玉▲7四金△8二玉▲8三金△8一玉▲8二金打まで詰みです。
この手順の▲7九金に△同飛成でも▲8六銀△7四玉▲8五銀打△7三玉▲7四金△8二玉▲8三金△8一玉▲8二金打まで詰みです。
これらの手順を見ると、▲7九金と銀と取って駒を補充してから後手玉を詰ましにいくのが実戦的だったようです。
これはよくある安全勝ちでこれでも相手玉を詰ませれば全く問題ないのですが、即詰みがある場合はやはり最善手は違ってきます。
自分は△7五玉に▲6六銀直の予定でしたが、△同角成と△7四玉の2通りがあります。
▲6六銀直に△同角成なら▲同銀△同玉▲6七金打△7五玉▲6六角△7四玉▲7五金△7三玉▲5五角△6四銀▲同角△同歩▲6二銀打△8二玉▲7一銀不成△同玉▲6二銀成△同玉▲5二桂成△7一玉▲7三飛△8二玉▲8三飛成△7一玉▲7二龍まで詰みです。
おそらく自分の棋力では、▲6七金打からでも実戦だと詰ませられない可能性が高いです。
▲6六銀直に△7四玉▲7五金△7三玉▲8四金△同歩▲8三金△7四玉▲8四金まで詰みです。
この手順は▲6六銀直△7四玉を入れたことで、5七の角が受けに利かなくなりましたので▲8四金とするのがうまい手で、おそらくこれも実戦では指せないと思います。
なお最初の局面図のソフトの推奨手は▲8六銀でした。
▲8六銀△7四玉▲8五銀で、ソフトの評価値+99984で先手勝勢。

この手順は▲8六銀としますが△7四玉に▲8五銀がまず指せません。
▲8五銀では▲7五金もありそうですが、△7三玉で後手玉に即詰みはなさそうです。
▲7五金△7三玉にどこかで▲7九金と銀を補充しても先手が勝てそうですが、即詰みを狙って詰まなくて駒を補充するというのはやや非常手段的な感じなのでできれば避けたいです。
▲8五銀以下△同玉▲7七桂△7四玉▲8五金△7三玉▲7二金で、ソフトの評価値+99990で先手勝勢。

この手順は▲8五銀と銀を捨ててから▲7七桂と桂馬を活用するのがうまい手ですが、これでも後手玉が詰むかどうかが分かりにくいです。
△7四玉に▲8五金~▲7二金が鋭いです。
▲7二金では▲8四金も目につき、△同歩なら▲8三金△7四玉▲8四金で詰みのようでも△同角成があるので要注意です。
よって▲7二金とします。
▲7二金△同飛▲6五桂△8二玉▲7二角成△同玉▲5二飛△8一玉▲7三桂不成△7一玉▲6二飛成まで詰みです。
この手順は飛車を取る前に▲6五桂と桂馬で王手をするのがうまく、△8二玉に▲7二角成と飛車を取って▲5二飛と飛車を離して王手をして、▲7三桂不成が決め手になります。
8九の桂馬が▲7三桂不成と活用できて詰ますのは気持ちがいいですが、これも将棋の棋力が追いついておらず実戦ではまず指せないです。
棋力不足でも終盤で即詰みがある場合は詰ませるようにしたいです。
盤上の桂馬を使って寄せにいくのが参考になった1局でした。