桂馬と角を使って寄せる


上図は、角換わりからの進展で△4五同玉と銀を取った局面。ソフトの評価値+4779で先手勝勢。

ここまで寄せのチャンスが何度かあったのにそれを逃してここまでもつれました。

気持ち的にはここで逃したらだめと思っていましたが、最後の寄せが見えませんでした。

後から見ると先手勝勢だったようですが、後手玉が寄るか寄らないかという局面だったので、そのような気持ちはありませんでした。

実戦は▲5六銀で、ソフトの評価値+1036で先手優勢。

厳密に言えばこれでも長手数で後手玉は寄っていたようですが、いまひとつ明快でなかったようです。

▲5六銀では▲3七桂がありました。

▲3七桂に△5五玉なら▲5六金まで詰みです。

▲3七桂に△3五玉なら▲4四角△3四玉▲3三金まで詰みです。

この手順の△3四玉で△3六玉なら▲2六金まで詰みです。

▲3七桂に△3六玉なら▲4五角△2六玉▲2七金△1五玉▲1六歩△1四玉▲3三成香で、ソフトの評価値+6898で先手勝勢。

この▲3七桂は対局中に最初に見えてこの変化まで読めたのですが、▲3三成香に△1三金と受けられたときが分かっていませんでした。

今見ると△1三金には▲2二銀不成とする手があり、△1二銀と受けても▲1三銀成で以下詰みでした。

頭のなかで▲2二銀不成が詰めろというのが見えてなくて、こういうところがいまひとつのように感じます。

数手先の盤上の駒が頭の中で並んでおらず、もう1つ踏み込んで読めればいいところで読みを断念しているようです。

先手も持ち駒を使ってのぎりぎりの攻めだったですが、△3六玉なら寄っていたようです。

▲3七桂に△3四玉なら▲3五歩で、ソフトの評価値+99993で先手勝勢。

この手順は△3四玉とした手に▲3五歩ですが、このような手もなかなか見えません。

貴重な持ち駒の歩を使い切るということで一番いいときに使いたいという気持ちがありましたが、このタイミングで使うのがありました。

▲3五歩に△同桂なら▲3三金まで詰みです。

この手順は△3五同桂とすると、後手は3五の地点に逃げることができません。

▲3五歩に△同玉なら▲4四角でどこに玉が逃げても金を打って詰みです。

この手順は△3五同玉として玉の位置を変えると▲4四角が王手になるという仕組みです。

▲3五歩に△4三玉なら▲5二角△4四玉▲3四角成△5五玉▲5六金まで詰みです。

この手順は▲3五歩に△4三玉とすると▲5二角があり、以下▲3四角成ができるのが▲3五歩と打った効果です。

これらより▲3七桂と打っていれば後手玉は寄り筋だったようです。

やはり寄せというのは実戦でしか鍛えようがなさそうなので、少しでも数を重ねて終盤力をつけたいです。

桂馬と角を使って寄せるのが参考になった1局でした。