上図は、後手ゴキゲン中飛車からの進展で▲5五同角とした変化手順の局面。ソフトの評価値+312で先手有利。
▲5五同角は変化手順で実戦は▲5五同銀△3三桂で、ソフトの評価値+47で互角。
ソフトは▲5五同角の方を推奨していたのですが、その後の展開を調べてみました。
▲5五同角は先手の飛車を位置が2九なのである手で、2八飛の形だと△同飛▲同銀△3七角のような手が生じます。
▲5五同角は次に▲1一角成の狙いがありますので、後手はそれを受けることになります。
▲5五同角以下△同飛なら▲同銀△3三桂で、ソフトの評価値+364で先手有利。

この手順は△5五飛と飛車を切って△3三桂と跳ねる手です。
飛車を角の交換から△3三桂と振り飛車の玉側と反対の桂馬を捌くのは振り飛車の理想です。
部分的には振り飛車は気持ちのいい展開ですが、これでも先手有利のようです。
△3三桂に▲4六歩なら△4五桂▲同歩△3八銀▲2八飛△3七角▲3八飛△5五角成で、ソフトの評価値-28で互角。
この手順の▲4六歩は△4五桂に▲同歩とした形が4六の地点に空間があくので、△3八銀が盲点で、以下△3七角~△5五角成で互角のようです。
△3三桂に▲4六銀なら△4五桂▲同銀△6四角▲5六銀△3三角▲6六桂△3七角成で、ソフトの評価値+154で互角。
この手順は先手の銀が▲4五同銀の形は、後手は地味ながら△6四角~△3七角成が狙いでこれでいい勝負のようです。
△3三桂に▲5四銀なら△4五桂▲同銀以下△6四角~△3七角成の狙いに合流しそうです。
△3三桂に▲3三同桂成なら△同角▲6六銀△3八角▲2八飛△4九角成▲4一飛△3一銀▲5五桂△5八馬▲同飛△5一金打▲同飛成△同角▲4五角で、ソフトの評価値+757で先手有利。
この手順はややうまくいきすぎのところはありますが、桂馬を交換して▲6六銀と引くのは自分にとって盲点になりやすくうっかりしやすい手です。
△3八角~△4九角成は少し疑問だったようで、先手は持ち駒に飛車があるのでいいタイミングで▲4一飛と打てば、意外と手になるというケースです。
△3三桂に▲5三桂成なら△同角▲1一飛△1三香▲同飛成△3八角▲3九飛△2七角成▲2九香で、ソフトの評価値+428で先手有利。
この手順の▲5三桂成はうっかりしやすい捨て駒ですが、△同角に▲1一飛と打つ形は△1二香型限定の指し方のようで、飛車を敵陣に打ちこむと手になりやすい展開のようです。
▲5五同角以下△4四銀なら▲8八角△3三桂▲同桂成△同角で、ソフトの評価値+379で先手有利。

この手順の△4四銀は辛抱する手で戦いを先送りする手ですが、△3三桂以下桂馬の交換で△3三同角とした形は後手も角が働いてきます。
ただし、△3三角は狙われやすい角とも言えますので、先手はここから動いていきます。
△3三角以下▲3五歩△同歩▲3四歩で、ソフトの評価値+380で先手有利。
先手は3三の角を目標に指すのがいいようです。
▲3四歩に△2二角なら▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2五飛△5六歩▲同歩△同飛▲2一銀で、ソフトの評価値+720で先手有利。
この手順は△2二角には2筋の歩の交換が地味ですがいい手のようで、次は▲3三銀のような狙いです。
後手は△5六歩から暴れてきても▲2一銀があれば先手有利のようです。
▲3四歩に△1一角なら▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2九飛△6四桂▲7七角△3六歩▲2五飛で、ソフトの評価値+531で先手有利。
この手順は2筋の歩を交換した後に△6四桂が狙い筋ですが、▲7七角の先受けで先手有利のようです。
▲3四歩に△4二角なら▲5六桂△3六歩▲4四桂△同歩▲同角△5三角▲同角成△同飛▲1七角で、ソフトの評価値+677で先手有利。
この手順は△4二角とすれば2四の地点は守れますが▲5六桂が厳しいようで、以下先手が指せる展開のようです。
これらより最初の局面図のように▲5五同角は有力だったようです。
対ゴキゲン中飛車の銀交換の展開が参考になった1局でした。

















