対ゴキゲン中飛車の銀交換の展開

上図は、後手ゴキゲン中飛車からの進展で▲5五同角とした変化手順の局面。ソフトの評価値+312で先手有利。

▲5五同角は変化手順で実戦は▲5五同銀△3三桂で、ソフトの評価値+47で互角。

ソフトは▲5五同角の方を推奨していたのですが、その後の展開を調べてみました。

▲5五同角は先手の飛車を位置が2九なのである手で、2八飛の形だと△同飛▲同銀△3七角のような手が生じます。

▲5五同角は次に▲1一角成の狙いがありますので、後手はそれを受けることになります。

▲5五同角以下△同飛なら▲同銀△3三桂で、ソフトの評価値+364で先手有利。

この手順は△5五飛と飛車を切って△3三桂と跳ねる手です。

飛車を角の交換から△3三桂と振り飛車の玉側と反対の桂馬を捌くのは振り飛車の理想です。

部分的には振り飛車は気持ちのいい展開ですが、これでも先手有利のようです。

△3三桂に▲4六歩なら△4五桂▲同歩△3八銀▲2八飛△3七角▲3八飛△5五角成で、ソフトの評価値-28で互角。

この手順の▲4六歩は△4五桂に▲同歩とした形が4六の地点に空間があくので、△3八銀が盲点で、以下△3七角~△5五角成で互角のようです。

△3三桂に▲4六銀なら△4五桂▲同銀△6四角▲5六銀△3三角▲6六桂△3七角成で、ソフトの評価値+154で互角。

この手順は先手の銀が▲4五同銀の形は、後手は地味ながら△6四角~△3七角成が狙いでこれでいい勝負のようです。

△3三桂に▲5四銀なら△4五桂▲同銀以下△6四角~△3七角成の狙いに合流しそうです。

△3三桂に▲3三同桂成なら△同角▲6六銀△3八角▲2八飛△4九角成▲4一飛△3一銀▲5五桂△5八馬▲同飛△5一金打▲同飛成△同角▲4五角で、ソフトの評価値+757で先手有利。

この手順はややうまくいきすぎのところはありますが、桂馬を交換して▲6六銀と引くのは自分にとって盲点になりやすくうっかりしやすい手です。

△3八角~△4九角成は少し疑問だったようで、先手は持ち駒に飛車があるのでいいタイミングで▲4一飛と打てば、意外と手になるというケースです。

△3三桂に▲5三桂成なら△同角▲1一飛△1三香▲同飛成△3八角▲3九飛△2七角成▲2九香で、ソフトの評価値+428で先手有利。

この手順の▲5三桂成はうっかりしやすい捨て駒ですが、△同角に▲1一飛と打つ形は△1二香型限定の指し方のようで、飛車を敵陣に打ちこむと手になりやすい展開のようです。

▲5五同角以下△4四銀なら▲8八角△3三桂▲同桂成△同角で、ソフトの評価値+379で先手有利。

この手順の△4四銀は辛抱する手で戦いを先送りする手ですが、△3三桂以下桂馬の交換で△3三同角とした形は後手も角が働いてきます。

ただし、△3三角は狙われやすい角とも言えますので、先手はここから動いていきます。

△3三角以下▲3五歩△同歩▲3四歩で、ソフトの評価値+380で先手有利。

先手は3三の角を目標に指すのがいいようです。

▲3四歩に△2二角なら▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2五飛△5六歩▲同歩△同飛▲2一銀で、ソフトの評価値+720で先手有利。

この手順は△2二角には2筋の歩の交換が地味ですがいい手のようで、次は▲3三銀のような狙いです。

後手は△5六歩から暴れてきても▲2一銀があれば先手有利のようです。

▲3四歩に△1一角なら▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2九飛△6四桂▲7七角△3六歩▲2五飛で、ソフトの評価値+531で先手有利。

この手順は2筋の歩を交換した後に△6四桂が狙い筋ですが、▲7七角の先受けで先手有利のようです。

▲3四歩に△4二角なら▲5六桂△3六歩▲4四桂△同歩▲同角△5三角▲同角成△同飛▲1七角で、ソフトの評価値+677で先手有利。

この手順は△4二角とすれば2四の地点は守れますが▲5六桂が厳しいようで、以下先手が指せる展開のようです。

これらより最初の局面図のように▲5五同角は有力だったようです。

対ゴキゲン中飛車の銀交換の展開が参考になった1局でした。

矢倉から穴熊に組み替える

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△6一金と6二の金が引いた局面。ソフトの評価値+56で互角。

角交換をしている形なので、お互いに角の打ち込みに気をつけながらの駒組みです。

ここは先手も指し方が広くどのように指しても1局ですが、ソフトで検討すると評価値という数値が出るのでその手の精度が分かります。

実戦は▲4五歩△5三銀▲5六歩△6二金上▲4八金△6一金▲5八銀△6二金上▲6七銀で、ソフトの評価値+89で互角。

この手順は先手は駒の組み替えで、5八の銀を6七に移動させます。

その際に後手から角の打ち込みがあるので、▲4八金と金を移動してから▲6七銀型にしました。

角換わり腰掛銀でよく銀矢倉に組み替えることがあるのですが、その応用で角交換振り飛車に対しても銀矢倉にしてみました。

▲6七銀と組み替えるところまでたどり着けば銀矢倉が完成してまずまずですが、ここまでの手順はやや危険なところもあったようです。

この手順の▲4八金△6一金で△3三角で、ソフトの評価値-71で互角。

この手順は▲4八金と寄った瞬間がやや6筋が不安定な形で、ここで△3三角と自陣角を打ちます。

敵陣に打つ角と違って自陣角はややもったいないというイメージがありますが、先手は▲8八玉型なので玉のコビンを狙う角です。

次に△8五桂~△6六角の筋や△6五歩のような狙いですが、先手は4筋に2枚の金駒がいてやや守りが薄く、後手の狙いに対する受け方が自分には分かりませんでした。

△3三角以下▲3五歩△同歩▲4四歩△同角▲4五桂△4二銀▲5七金△8五桂▲8六銀△6五歩▲4六銀△6六歩▲5五歩で、ソフトの評価値+45で互角。

△3三角に対してソフトは▲3五歩~▲4四歩の指し方をしていますが、まず浮かびませんでした。

▲3五歩△同歩としておけば先手の持ち駒に歩が入れば▲3四歩があるというのは分かるのですが、歩が入る筋が浮かびません。

また▲4四歩に△同角とすれば▲4五桂と跳ねることができるのは分かりますが、△4二銀でどの程度の効果があるかが不明です。

ただし、先手の▲5七金~▲4六銀~▲5五歩という受け方は大駒は近づけて受けよの格言に沿った手で、▲5五歩に△同歩なら▲6六金という感じで、うまい受け方だとと思いました。

自分はこのような指し方は全く浮かびませんでしたが参考にしたいです。

なお最初の局面図の▲4五歩では▲5六歩がありました。ソフトの評価値+19で互角。

この手順の▲5六歩ですが、△5五銀を防いでいます。

また▲5六歩に△5五歩なら▲4五歩△5三銀▲5五歩があります。

▲5六歩に△8三銀なら▲2四歩△同歩▲3一角△3二飛▲2四飛△3一飛▲2二飛成で、ソフトの評価値+1208で先手優勢。

この手順はよく将棋の本などに出る手筋で、△8三銀は後手の玉の腹が開くので▲2四歩~▲3一角~▲2四飛~▲2二飛成の王手飛車で先手優勢です。

▲5六歩以下△6二金上▲9八香△8三銀▲9九玉△3五歩▲同歩△同銀▲3六歩△4四銀▲8八銀△3三銀▲7九金で、ソフトの評価値+73で互角。

この手順の△6二金上は、銀冠に組み替えるときに△8三銀の瞬間に後手玉の腹が開かないようにする手です。

先手は▲9八香~▲9九玉と穴熊に組み替えて、▲8八銀~▲7九金型の穴熊にするのが形のようです。

後手から角打ちがいつでもあるので5八の金が動かしづらいですが、▲8八銀と▲7九金と▲5八金の形で角打ちに備えて駒組みをするのがうまいです。

形勢は互角ですが、穴熊に組み替えることができたのは先手にとってプラスになると思います。

矢倉から穴熊に組み替えるのが参考になった1局でした。

簡単に香車を取られない手を指す

上図は、後手横歩取り△8五飛型からの進展で△5二玉とした局面。ソフトの評価値-121で互角。

先手が▲3一銀と打った手に4二の玉が△5二玉とした形です。

駒割りは飛車と銀香の交換の2枚替えですが、▲3一銀と打った手が少し重たいです。

対局中は先手が面白くない展開になったなと思っていました。

ただし、後から検討すると形勢は互角だったようで、先手は3一の銀と2二の馬と6六の桂馬が働くかどうかが大事になってきます。

実戦は△5二玉以下▲7四桂△2二金▲同銀不成△8四飛▲6二桂成△同玉で、ソフトの評価値-1180で後手優勢。

この展開は完全に先手失敗で、早めに▲7四桂を入れないと△8四飛で防がれてしまうと思い跳ねたのですが△2二金が冷静な手で、▲8二桂成としても△3二金で銀が取られそうな形です。

よって▲6二桂成と王手をしたのですが△同玉で後手優勢で、さっぱりした形になって後手玉への攻め手がなくなりました。

最初の形勢が互角だったことから、もう少し粘りのある手があったようです。

▲3一銀では▲3八銀がありました。

この手順は▲3八銀と上がる手ですが、部分的な形としてはよくある手です。

▲3八銀が飛車取りになるので気持ちはいいのですが、後手は飛車を逃げることになります。

▲3八銀に△2五飛成なら▲4六香△3四龍▲4三香成△同龍▲同馬△同玉▲7五歩で、ソフトの評価値-338で後手有利。

この手順は△2五飛成は2三の金にひもをつけた手ですが、後手は4三の地点が薄いので▲4六香とします。

以下△3四龍には▲4三香成から清算して▲7五歩と突いてどうかという展開です。

先手が少し駒損ですが後手玉も不安定で、後手有利ながらも互角に近い形勢です。

後手としては飛車を相手に渡すのは少し気になりますし、取れそうな1九の香車が取れないのはやや不満です。

▲3八銀に△1九飛成なら▲2三馬△2六桂で、ソフトの評価値+466で先手有利。

この手順は▲3八銀に△1九飛成▲2三馬と駒を取り合う展開ですが、次の△2六桂に対する受け方が少し難しいです。

▲3八銀の形で相手の持ち駒に桂馬があると△2六桂というのがよく出ます。

先手の囲いを攻めるのに安い駒で金駒を攻めてきます。

部分的な普通の受けは△2六桂に▲2九歩ですが△3八桂成▲同金△2九龍で、ソフトの評価値-1446で後手優勢。

この手順は最後の△2九龍が△3八龍と△2三龍狙いで、△2九龍に▲2八金打としても△6九角▲6八玉△3八龍▲同金△5八金まで詰みですので先手失敗です。j

△2六桂以下▲2九金△3八桂成▲1九金△4九成桂▲同玉△1六角▲3八桂で、ソフトの評価値+46で互角。

この手順は△2六桂に▲2九金とはじいて受ける手で、龍取りなので後手は決断を迫られます。

▲2九龍に後手が△1七龍と逃げれば龍は取られませんが、先手陣は少し安全になって▲7四桂と活用することができますので、この展開は後手はあまり面白くないようです。

▲2九金には△3八桂成と踏み込みたくなります。

△3八桂成▲1九金△4九成桂▲同玉△1六角で先手玉も守りが薄く危ない形ですが、▲3八桂と打ってどうかという形です。

▲3八桂に△2七銀という手はありますが、▲3九香や▲2九金のような受けがありますので意外と簡単には先手玉は寄らないようです。

▲3八桂以下△3六歩▲3二飛△6一玉▲7四桂で、ソフトの評価値+126で互角。

この手順は▲3八桂に△3六歩と攻めてきたのですが▲3二飛と攻防に打つ手があり、△6一玉に▲7四桂でいい勝負のようです。

これらの展開を見ると▲3八銀は有力な手だったようです。

簡単に香車を取られない手を指すのが参考になった1局でした。

最終盤の色々な寄せ方

上図は、先後逆で角換わりからの進展で▲4一銀と打った局面。ソフトの評価値-1333で後手優勢。

先手が▲4一銀という割打ちの銀を打ってきた手で、後手がぎりぎり凌いでいるかどうかという形です。

駒割りは角桂と銀の交換で後手が少し駒得しており、次に△5八成桂と金を取れる形にもっていくのが理想です。

逆に先手は△5八成桂が来る前にうまく手を繋いでいきたい形です。

実戦は△4二歩▲6三馬△同金だったのですが、ここから変化手順で▲4六桂△4五角で、ソフトの評価値-615で後手有利。

この手順は△4二歩と受けて4三の地点を補強しました。

受けに回って甘い手がくれば△5八成桂と指そうと思っていたのですが、△4二歩はあまりいい手ではなかったようです。

先手は▲6三馬と馬を切ってから▲4六桂という手がありました。

対局中は▲6三馬もあまり見えていませんでしたし、▲4六桂という変化手順の手も全く見えていませんでした。

▲6三馬では▲2四歩とか▲3二銀成でどうかなどと考えていたので、やや読みが急所から外れていたようです。

▲4六桂と打たれたら△4五角はまず打てなかったような気がします。

▲4六桂に△5八成桂として、以下▲3四桂△1二玉▲3二銀不成に△4九角などでどうかなどと考えていましたが、▲2九玉でソフトの評価値+50000で先手勝勢。

このような読み筋になったときにこの手順をもう少し深く読むか、△5八成桂で全く別の手を考えるかのどちらかになりますが、おそらく前者の読み筋になって無駄な手順に無駄な時間を費やす可能性が高かったと思います。

一言で言えば手が見えてないということですが、▲3四桂と跳ねさせないようにするにはどうすればいいかを考えれば△4五角は浮かびます。

ただし、△4五角が3四の地点を受けただけの働きの悪い狭い角なので、そこに大駒を打てるかと考えると躊躇する可能性が高いです。

終盤は理屈でない部分が多くなるので、そのような先入観はできるだけなくした方がいいようです。

△4二歩からの展開はまだ後手有利のようですが、だいぶ形勢が接近したようです。

△4二歩では△5八成桂がありました。

△5八成桂▲3二銀成△同玉で、ソフトの評価値-1304で後手優勢。

この手は受けずに△5八成桂と踏み込む手で、▲3二銀成△同玉と進みます。

後手玉は薄くなって4四歩の攻めの拠点がある形で、ここで先手の手番なのでうまい手があれば寄りそうです。

△3二同玉以下▲2四歩なら△3七銀▲同玉△2五桂打▲2七玉△1八角▲同玉△1七金▲2九玉△5九龍▲3九銀△3七桂不成▲3八玉△4九龍▲3七玉△3九龍▲3八金△4八銀▲4六玉△4五香まで詰みです。

この手順の▲2四歩は▲2三歩成以下の詰めろですが、△3七銀~△2五桂打の筋がありました。

先手が▲3二銀成と銀を渡したことと、▲2四歩と突いたことで2五の地点に空間があいたので、△2五桂打が生じました。

自分の場合は、▲3二銀成と銀を補充して持ち駒にカウントするのをうっかり忘れることがあるので気をつけたいです。

なお、途中の△1八角はうまい手で▲同香なら△3七金がありますので鋭いです。

△3二同玉以下▲6三馬なら△同金▲2四桂△4一玉▲4三歩成に△4九角があります。

△4九角以下▲2九玉なら△3七桂▲2八玉△2七銀▲同飛△同角成▲同玉△2八金▲同玉△2九飛以下詰みです。

△4九角以下▲2八玉なら△3七銀▲同玉△4八角▲2八玉△2七金▲同飛△同角成▲同玉△3七飛以下詰みです。

△4九角以下▲3九玉なら△3八銀▲同銀△4八角▲2八玉△3八角成▲同玉△3七金以下詰みです。

この手順の▲2四桂に△同歩なら▲4三銀△2一玉▲3二金△1二玉▲3三金でこれでも後手勝勢のようですが、3三の桂馬が盤上から消えるので先手玉が少し寄せにくくなりそうです。

△3二同玉以下▲4三金なら△2二玉▲3三金△同玉▲4五桂△2二玉で、ソフトの評価値-2140で後手勝勢。

この手順の▲4三金も怖い手ですが、△2二玉で後手が残しているようです。

どれも難易度が高い手順だったですが、やはり最終盤は難しいです。

最終盤の色々な寄せ方が参考になった1局でした。

最終盤の指し手の精度は大事

上図は、先後逆で角換わりからの進展で▲2八同玉と桂馬を取った局面。ソフトの評価値-1851で後手優勢。

後手の持ち駒に桂馬があれば△3六桂以下寄り筋ですが桂馬はありません。

先手から次に▲3一飛から迫る筋があるので、後手は受けるのが普通です。

どのような受け方をすればいいかという形ですが、普通に受ければいいものを少しひねった受け方をすると急におかしくなります。

実戦は△6四角▲同角△同金▲5三桂で、ソフトの評価値-613で後手有利。

この手順の△6四角ですが、普通に受ければ先手を取られるので角にアタックしつつ先手玉を睨んだ形がいいと思い指しました。

ただし、角交換してからの▲5三桂を見落としておりさすがにこの展開は危険すぎたようです。

▲5三桂には△4二玉と逃げるのがよかったようで、▲6一桂成としても後手玉は詰めろになってなかったようです。

実戦は▲5三桂に△5二玉と逃げたので▲6一桂成が次に▲5三歩からの長手数の詰めろになっていたようです。

▲5三歩に△同玉なら▲4五桂以下の筋です。

▲5三歩に△6三玉なら▲4一角以下の筋です。

▲5三歩に△4一玉なら▲5一成桂以下の筋です。

▲5三歩に△6一玉なら▲8三角以下の筋です。

詰み手順までは省略しますが、△5二玉▲6一桂成には取るのが自然なので後手は手の流れがおかしいです。

いずれにしても▲5三桂とされる形は危険すぎるので、△6四角では△4二角とか△4二銀とか△5三歩があったようです。

ここから数手先に▲5一飛と打ってきました。ソフトの評価値-2134で後手勝勢。

この手は王手なので後手は受けることになりますが、どのように受けるかという形です。

▲5一飛以下△5二桂で、ソフトの評価値+99970で先手勝勢。

この手は合駒をして受けた形ですが、△5二桂には▲5四香以下詰みだったようです。

▲5四香以下△同金▲同角成△同玉▲5二飛成で、ソフトの評価値+99976で先手勝勢。

▲5二飛成に△5三香なら▲5五金△同玉▲5三龍の筋です。

▲5二飛成に△5三歩なら▲5五歩で、取っても逃げても龍で王手の筋です。

▲5二飛成に△5三銀なら▲5五金△同玉▲5三龍の筋です。

詰み手順は省略しますが、そのような意味で▲5四香の形は先手勝勢です。

後手はどこがまずかったかということですが、▲5一飛には△4二玉がありました。ソフトの評価値-1666で後手優勢。

対局中は△4二玉をすれば▲4一金以下の並べ詰みと思ってそれ以上考えるのをやめたのですが、これが失敗でした。

△4二玉に▲4一金なら△3二玉▲3一金△4二玉で、ソフトの評価値-1757で後手優勢。

この手順は▲4一金~▲3一金には△4二玉と逃げる手があったようで、この手が見えていませんでした。

△4二玉で△2二玉として▲2一金~▲1一金~▲2一飛成の筋で詰みと思っていました。

こういうところが読みの甘いところでこれが棋力なので仕方ないですが、今後はこのような尻金からの筋では逃げ方に気をつけたいです。

これらより最終盤でおかしな手を指すと急に大きく形勢が入れ替わるというのが改めて分かりました。

最終盤の指し手の精度は大事なのが参考になった1局でした。

対ゴキゲン中飛車の薄い玉の受け方

上図は、後手ゴキゲン中飛車からの進展で△5五同銀と銀を取った局面。ソフトの評価値+350で先手有利。

この戦型では▲4五桂と跳ねて後手の角が4二に移動すると、5五の地点の利きが1枚なくなるので▲5五銀左から5五の地点の歩を取る形になります。

以下△5五同銀とした形で、ここで先手は5五の銀を銀で取るか角で取るかという局面です。

対局中はこの局面が先手有利だったのは気がつきませんでした。

ちなみにソフトは▲5五同銀で▲5五同角を推奨していました。ソフトの評価値+312で先手有利。

この▲5五同角の変化はまた別の機会に調べてみたいと思います。

今回は▲5五同銀以下についてのみを調べます。

実戦は▲5五同銀△3三桂で、ソフトの評価値+47で互角。

この手順は▲5五同銀と銀で取った手に△3三桂と桂馬を捌いていきました。

この形では△3三桂はよくある手で、振り飛車が自玉と反対側の桂馬が捌ければ理想的な形です。

対局中は△3三桂に▲同桂成なら△同角で後手の角が働いてくるので、先手から桂馬を取る手はないと思っていました。

△3三桂以下実戦は▲4六銀で、ソフトの評価値-176で互角だったのですが、変化手順で▲4六銀では▲同桂成△同角▲6六銀で、ソフトの評価値+73で互角。

この手順は3三の地点で桂馬の交換になってから▲6六銀と引く手です。

5五の銀をどのように守るのかが気になる形だったのですが、▲6六銀と引いて受けるのは初めて見ました。

以前調べたときは▲6六銀では▲5六歩のような受け方もあったと記憶していたのですが、5七の地点に空間があくのは玉が薄い形だと少し気になります。

狙われやすい銀を引いて使うのは自然とはいえ、攻めに使った5五の銀を引いて使うのは気持ちの切り替えが必要ですので、このあたりはある程度調べてないと指せないかもしれません。

▲6六銀に△8四桂なら▲7七銀打△8五銀▲7九角△6四歩▲8六歩△7六銀▲同銀△同桂▲8七銀で、ソフトの評価値+229で互角。

この手順は▲6六銀に△8四桂として次に△7六桂と跳ねる狙いです。

先手は受け方が色々ありそうですが、▲7七銀打とするのが手堅いようです。

△8五銀は数の攻めでそれに対して数の受けで▲6八桂もありそうですが、やや先手の駒が渋滞しているので重たい形になります。

△8五銀には▲7九角と先に受ける形にして、将来△7六桂という手がきても角取りになりません。

△6四歩は後手の角の利きをいかした手で、どこかのタイミングで△6五歩のような手を狙っています。

△6四歩に▲8六歩と催促して以下△7六銀に▲同銀△同桂に▲8七銀が継続の受け方のようです。

▲8七銀では▲7七歩のような受け方も有力ですが、▲8七銀は金駒を自陣に埋めるので安心感があります。

実戦的にはこれで互角のようです。

ゴキゲン中飛車に▲3七銀の超速は、攻めよりもどこかで受けに回ることが多くなるので、このような受け方を知っておくと役に立つかもしれません。

居飛車は玉が薄いため相手にくいつかれると振りほどくのが大変なので、受けの精度が求めらるような戦型のようです。

対ゴキゲン中飛車の薄い玉の受け方が参考になった1局でした。

清算せずに盤上に駒を埋めて攻める

上図は、先後逆で角換わりからの進展で▲6六角と打った局面。ソフトの評価値-1109で後手優勢。

▲6六角は7七の地点の補強ですが、▲6六角と打たれる前の局面が先手玉に詰めろになっているかよく分かっていませんでした。

▲6六角と打つ前は、7七の地点には後手は8六の金と△7六の歩と6五の桂馬の3枚に対して、先手は7八の玉と8九の桂馬と6九の桂馬の3枚です。

3対3ということは、後手が7七の地点に駒を打てば4対3になり数の上では後手が上回ります。

ただし、▲6六角がない状態で△7七金と打っても▲同桂でも▲7九玉でも先手玉に詰みはなかったようです。

実戦は先手が▲6六角と打って1枚数を増やしたので、後手が7七の地点に駒を打っても4対4になります。

4対4ということは相手の玉が7七の地点に残る形になります。

このようなことが対局中にぱっと分かればいいんですが、数の確認をしてから読みを入れるとなかなか両方がうまくできません。

自分の場合はこちらが打ったらて、相手が取って、以下取って、取ってなどを頭の中で考えるくせがあるので、頭の中でごちゃごちゃになってあまりうまく読めていません。

早指しだったらこのようになりやすいので、読みの精度が荒いです。

実戦は▲6六角以下△7七金打▲同桂左△同歩成▲同桂△同桂成▲同角△同金▲同玉△5九角▲7六玉△2六角成で、ソフトの評価値+198で互角。

この手順は数の攻めで1枚足りないかなと思いながら指しましたが、角が入ると△5九角が王手飛車になる狙いです。

ただし、相手玉が中段玉となって上部脱出を図る形になるので寄せとしてはあまりいい形ではありません。

玉は下段に落として寄せるというのが基本なので、よほどいい条件でないと上部脱出になる形は紛れが多くなります。

△7七金打では△7七桂成がありました。

△7七桂成▲同桂左△同歩成▲同桂△7六桂で、ソフトの評価値-1239で後手優勢。

この手順は△7七桂成とする手で、7七の地点は数の上では先手の方が多いのでタイミングが少し早く見えます。

後手は桂馬を入手してから△7六桂と盤上に埋めるのが盲点で、6八金が直接的な狙いです。。

この手は先手玉への詰めろではありませんので、この瞬間に先手から厳しい手があるかが気になります。

△7六桂に▲4四歩なら△6八金▲8九玉△8七金▲4三歩成△同金▲3三角成△同玉で、ソフトの評価値-50000で後手勝勢。

この手順は▲4四歩には△6八金~△8七金が平凡ですが詰めろで先手玉に受けはありません。

▲4三歩成~▲3三角成としても△同玉で後手玉は詰みませんので後手勝勢です。

よって△7六桂には先手は受けるしかないようです。

△7六桂以下▲2八飛△8七金打▲6九玉△7七金上▲5九玉△3六桂で、ソフトの評価値-2398で後手勝勢。

この手順は▲2八飛と飛車の横利きで受けてきました。

▲2八飛には△6八金が最初に浮かびますが、後手は持ち駒に金しかないのでぎりぎりの攻めになります。

▲2八飛△6八金▲同飛△同桂成▲同玉△3八飛▲7九玉で、ソフトの評価値-47で互角。

この手順は後手は飛車を入手して△3八飛に▲7九玉とさせて先手玉が寄り筋に見えても、後手は持ち駒がないので攻めが細いです。

優勢な局面が互角になるのはいまひとつの展開です。

よって▲2八飛には△8七金打と金を重たく打つのが継続手で、▲6九玉に△7七金上と桂馬を補充します。

△7七金上は△6八桂成以下の詰めろなので▲5九玉と早逃げしますが、△3六桂が俗手の好手のようです。

△3六桂は補充した桂馬で相手玉の近くにいる飛車を攻める手で、安い駒で戦力を増やしていくのがいいようです。

△3六桂に▲2七飛なら△6八桂成▲4九玉△4八桂成▲同角△5八成桂▲3九玉△4八成桂▲2八玉△3八成桂▲1七玉△3七成銀で、ソフトの評価値-9657で後手勝勢。

この手順は▲2七飛には△6八桂成として▲4九玉に△4八桂成を先に入れるのがいい手で、▲同角に△5八成桂から寄っていけば角が入手できます。

以下成駒を寄せていって後手勝勢です。

清算せずに盤上に駒を埋めて攻めるのが参考になった1局でした。

捨て駒の桂馬を打って攻めを継続する

上図は、後手横歩取り△8五飛型からの進展で△2三銀と上がった局面。ソフトの評価値+1408で先手優勢。

2二の銀が△2三銀とした形で、▲3四桂と受けつつ先手の飛車にプレッシャーをかけてきました。

対局中はまだ大変な局面だと思っていたのですが、後で検討するとこの局面は先手優勢でうまくいけば勝勢になるような形だったようです。

先手は飛車と角と桂馬と歩で攻めている形で、銀を使った攻めではないので厚みはないです。

飛び道具ばかりの攻めなのでスピード感はありますが、後手玉も広い形で簡単にはいかないようにも見えます。

実戦は▲2三同飛成△同金▲1二角成△2二歩で、ソフトの評価値+219で互角。

この手順は▲2三同飛成~▲1二角成で飛車と銀香の交換の2枚替えです。

普通は2枚替えは2枚駒を持っている方が駒得というイメージですが、相手に飛車を渡してこちらは銀香なので駒の価値は結構微妙です。

後手玉が広く先手も攻め駒が少ないので互角になったようです。

優勢の局面が互角になるということはこの手順は相当悪かったようです。

▲2三同飛成では▲4四桂がありました。ソフトの評価値+1182で先手優勢。

この手は▲4四桂とただのところに打つ手なので格好いいのですが、これで攻めが続くかが気になります。

普通は▲4四桂に△同歩としますが、その前に取らない変化を確認します。

▲4四桂に△2二金なら▲2三飛成△同金▲3二角成まで詰みです。

この手順はうまくいきすぎですが、これは先手の理想的な展開です。

▲4四桂に△4一金なら▲2四歩△3四銀▲3二角成△同金▲5二金△3三玉▲3二桂成△同玉▲2三金△2一玉▲4二金△3一歩▲3二金上△同歩▲2三歩成で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手順は△4一金として粘る手ですが▲2四歩を1回入れるのが盲点です。

△3四銀と逃げたときに▲3二角成△同金▲5二金という攻めがありました。

特に▲5二金は打ちづらい手で△3三玉に▲3二桂成△同玉まで進みます。

持ち駒が金と歩だけなので微妙かと思っていたのですが▲2三金という重たい攻めがあるのが数手前に▲2四歩と打った効果で、攻めの拠点になっています。

△2一玉で寄るかどうかという形ですが、以下▲4二金が詰めろで△3一歩と受けに▲3二金上△同歩▲2三歩成で後手玉は受けなしのようです。

これらより▲4四桂に取らない手は後手が厳しそうだったので、▲4四桂に△同歩を調べます。

▲4四桂に△同歩なら▲2三飛成△同金▲4三銀△3三玉▲3二角成△2四玉▲2五歩で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手順は△4四同歩なら▲2三飛成△同金▲4三銀と畳み掛けますが、これもぎりぎりの攻めに見えます。

後手玉は危ないのですが先手は持ち駒が歩だけなので、手が続くかどうかが気になります。

▲3二角成△2四玉▲2五歩までは一直線ですが、△1三玉と引いたときに次の手が分かるかどうかで全く違ってきます。

▲2五歩以下△1三玉に▲3四銀成がありました。

▲3四銀成に△同金なら▲1四香まで詰みです。

これは分かりやすい詰みですが、▲1四香までというあまり出ない詰まし方です。

▲3四銀成に△2二歩なら▲2三成銀△同歩▲2四金△同歩▲1四香まで詰みです。

この手順は▲2四金と捨てる手がうまいです。

▲3四銀成に△2二飛なら▲2三成銀△同飛▲3三金△2二銀▲2三金△同銀▲2一飛で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手順は△2二飛と粘る手ですが、▲2三成銀△同飛▲3三金が鋭いです。

▲3三金に△同飛は▲1四香まで詰みです。

▲3三金に△2二銀の受けには▲2三金~▲2一飛も鋭いです。

▲2一飛に△3二銀なら▲2四飛成までの詰みです。

また▲2一飛に△4五角と受けても▲2二馬まで詰みです。

▲4四桂に取らない手と取る手の両方ともぴったりと寄えが決まっているようで、これが実戦で指せればすごいですが多分見えないので、少しでも近づけるように感覚を磨きたいです。

捨て駒の桂馬を打って攻めを継続するのが参考になった1局でした。

少し作戦負けの局面からの指し方

上図は、相居飛車からの進展で△9四歩と突いた局面。ソフトの評価値-104で互角。

この局面の先手の駒組みは7六の銀が浮いているのと、2五の中段飛車がやや受け一方の形です。

また3八の銀が低い陣形で構えており活用しづらい形なので、やや先手が作戦負けみたいです。

3八の銀を活用するなら4六の角を移動してから▲4六歩から▲4七銀とかですが手数がかかります。

また▲3七銀と上がる手は4六の角と2五の飛車との位置関係が悪く、それなら3八の銀のままの方がよさそうです。

そのような意味でこの局面の先手の指し方は難しいと思っていましたが、とりあえず▲3七桂としました。

実戦は▲3七桂だったのですが、以下変化手順で△8六歩▲同歩△同飛▲8七金△8四飛▲8六歩△5五歩で、ソフトの評価値-238で互角。

この手順は▲3七桂とした手に、変化手順で後手は8筋の歩を交換してから△5五歩と突く手です。

先手は7六の銀にひもをつけるため▲8七金としましたが、相手の攻め駒の近いところでの受け方としては空中分解するような危険な形です。

▲8六歩に△5五歩が味がいい手で、これで先手の角と飛車の両方の利きが止まります。

また▲5五同歩とすると△7五銀とぶつけられて戦いを起こされますし、将来△5六歩のような垂れ歩も生じますので先手はまとめづらいです。

このような形だと6八の玉はかなり薄く、3八の銀と4九の金がほとんど守りに役立っていません。

部分的な形では先手の玉の位置は6八でなく、相手の攻め駒から遠く金銀の連結のいい3九の位置がいいくらいです。

▲3七桂では▲6七銀がありました。

▲6七銀△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△8四飛▲5八玉△7四飛▲7七歩で、ソフトの評価値-77で互角。

この手順は浮き駒である7六の銀を▲6七銀と引いて使う形です。

これで銀にひもがつきましたが、後手から△7五銀とされたときの対応が気になります。

▲6七銀に△7五銀なら▲3七桂△8六歩▲同歩△同銀▲5八玉で、ソフトの評価値-128で互角。

この手順は▲6七銀に△7五銀なら▲3七桂と跳ねて桂馬を活用します。

後手が8筋の歩の交換から△8六同銀とすれば▲5八玉と早逃げをするのがしぶといです。

6八の玉のままで踏ん張ると△8七銀成とした形が次に△7八成銀で王手になります。

▲5八玉に△8七銀成は▲8五歩△同飛▲同飛△同桂▲8七金があります。

よって▲6七銀に△8六歩から歩の交換をしました。

以下▲5八玉△7四飛に▲7七歩と下から歩を打って受けます。

▲7七歩はあまりいい形ではありませんが、▲7六歩と打っても△7五歩で合わせられますので仕方ないようです。

▲7七歩以下△3四歩▲3七桂△8四飛▲4八玉△5三銀引▲2九飛△4四銀▲5八金で、ソフトの評価値-205で互角。

この手順の先手の駒組みは苦心の手ですが、▲4八玉と後手の攻め駒から遠い位置に早逃げして▲3七桂~▲2九飛型に組みます。

2九飛型で飛車の横の利きをいかすために▲5八金と上がります。

形勢は互角で少し後手持ちのようですが、実戦的にはまだこれからのようです。

少し作戦負けの局面からの指し方が参考になった1局でした。

角と桂馬の組み合わせで詰みを狙う

上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で▲4三桂と打った局面。ソフトの評価値-99985で後手勝勢。

▲4三桂は次に▲1三金△同玉▲1四香△2二玉▲1二香成まで詰めろです。

よって後手は受けるか先手玉に王手をかけるかのどちらかになります。

ソフトで999・・と表示されると即詰みがあるということが多いので、▲4三桂に先手玉は即詰みがあったようです。

実戦は△4三同銀▲同金で、ソフトの評価値-99985で後手勝勢。

この手順は△4三同銀と受けに回って▲同金と進みましたが、これでも評価値は同じでした。

最初の局面図と△4三同銀▲同金と進んだ局面のどちらも先手玉に即詰みがありそうです。

△4三同銀では△5八龍がありました。ソフトの評価値-99986で後手勝勢。

この手順は△5八龍と龍を切って金を取るのですが、詰みが読めてないと指せないです。

後手は持ち駒に手ごろな駒がそろっていますが、飛車がないので考えやすいような詰み筋ではなさそうです。

特に角や桂馬というのは飛び道具としての駒の性質があり、特殊な動きをするため頭の中で手順が並びにくいということが起きやすいです。

詰将棋などでも角や桂馬が主な駒で詰ます場合は、なんとなくイメージしにくいという理屈です。

△5八龍以下▲同銀△3六桂で、ソフトの評価値-99988で後手勝勢。

この手順は△5八龍~△3六桂で金を取って桂馬を角の利きをいかして打つ形です。

持ち駒に角金銀があるのでぎりぎり足りるかどうかという形のようです。

△3六桂に下段に逃げるのは金駒を打って分かりやすいです。

△3六桂に▲3八玉なら△2八金▲4七玉△3八角▲3六玉△2七角成▲4七玉△3七馬まで詰みです。

この手順は△3八角~△2七角成の筋で詰みです。

△3六桂に▲1七玉なら△2八角▲1六玉△1五銀▲2七玉△3七角上成まで詰みです。

この手順の▲1七玉は後手に斜めの駒があるので詰み筋です。

△3六桂に▲2七玉が一番複雑です。

△3六桂に▲2七玉なら△3七角成▲同玉△4八角▲3六玉△4六金▲2七玉△3七角成▲1七玉△2六銀▲1六玉△2七馬まで詰みです。

この手順は△3七角成~△4八角と下から角を打つのがうまいです。

▲3六玉に△4六金が大事なところで▲4五玉の形になれば先手玉は寄りません。

以下△3七角成~△2六銀~△2七馬まで詰みです。

また△4八角では△4六金という詰まし方もありました。

△4六金▲2七玉△2六香▲同玉△4八角▲1六玉△1五角成▲2七玉△3七金▲1七玉△2六銀まで詰みです。

これら手順より△5八龍以下で先手玉は詰んでいたようです。

また最初の局面図は△4三銀▲同金をいれてからの△5八龍も詰みで、この場合は後手の持ち駒に桂馬が1枚増えるので少しでもいい条件で詰ましにいくことができます。

実戦感覚では△4三銀は指すのに時間を使うことができて、詰み筋を考えるのに少し時間の面で得になります。

よく実戦で詰みが発見できずに別の手を選択するというのはよくあります。

その場合でもできるだけ精度のいい手を選択したいです。

角と桂馬の組み合わせで詰みを狙うのが参考になった1局でした。