角換わりの桂馬の急戦調の指し方

上図は、先後逆で角換わりから進展で△8六同飛と歩を取った局面。ソフトの評価値±0で互角。

後手が△6五桂から動いた局面で8筋の歩の交換をしました。

自分は角換わりで速めに桂馬を跳ねる急戦調の将棋が好きで、少し無理っぽいところはあるのですが動いていくことが多いです。

うまく攻めのつぼにはまれば有利になることがあるのですが、やや単調な攻めになるのでそこからじっくりした戦いになると気持ちの切り替えが難しいところがあります。

△8六同飛に先手がどのように受けるかで後手も攻め方が変わってきます。

実戦は△8六同飛以下▲8八歩△7六飛▲7七桂△8六飛▲2九飛で、ソフトの評価値-364で後手有利。

この手順は▲8八歩と下から受ける手で、このような受け方もたまに見られます。

以下△7六飛に▲7七桂と受ける形で、△8六飛と飛車を8筋に戻しました。

後手が1歩得した形でに対して先手が▲2九飛と引いて、次に▲4八玉とすれば先手の1段飛車が受けに利いてきます。

実戦は△9五歩としたのですが、以下▲8七歩に△6六飛▲同歩△7七桂成▲同金△8八角▲7八金△9九角成▲8一飛で、ソフトの評価値+427で先手有利。

この手順は飛車を切って以下△8八角~△9九角成で先に駒得しても、▲8一飛と打たれると先手有利のようです。

勢いだけで飛車を切っても少し無理のようで、△6六飛では△8二飛として以下▲9五歩なら△7七桂成がありました。

△7七桂成に▲同銀なら△6五角で、次に△8七角成と△4七角成▲同金△3八銀のような狙いがあります。

△7七桂成に▲同金なら△8八角▲4八玉△7七角成▲同銀△8七飛成があります。

これらの手順は先手が右玉にすればまだ大変なのですが、後手の狙いは分かりやすいです。

なおソフトは▲9五歩では▲6五桂を推奨しており、以下△同歩▲同銀△9六歩▲4五桂で、ソフトの評価値-27で互角。

この手順は先手は戦場を8筋と9筋だけでなく、他のところに手を広げていい勝負のようです。

なお▲2九飛には△7七桂成▲同銀△5五桂があったようで、以下▲3八銀△4六飛で、ソフトの評価値-340で後手有利。

最初の局面図からの▲8八歩の展開は、後手の飛車の働きがいいので特徴のようです。

なお最初の局面図で▲8七歩もありました。

▲8七歩△7六飛▲7七桂で、ソフトの評価値-47で互角。

この手順は実戦と似た形ですが、先手は8七歩の形なので後手の飛車は狭いです。

飛車が取られそうな形なのでうまく攻めないと反動がきついです。

この局面の後手の指し方が難しいです。

▲7七桂以下△7五歩なら▲8五角△8四歩▲7六角△同歩▲6五桂△同歩▲同銀△5一金で、ソフトの評価値+178で互角。

この手順は△7五歩も▲8五角もやや疑問の指し方のようですが、先手の角で後手の飛車を狙うならこのような展開がありそうです。

▲7七桂以下△8六歩▲8二角△7三角▲同角成△同銀▲8五角△7七桂成▲同銀△7五飛で、ソフトの評価値-230で互角。

この手順は△8六歩に▲同歩なら△同飛で後手の飛車が軽くなります。

よって△8六歩の瞬間に▲8二角でどうかという展開ですが、△7三角と合わせて以下角交換から▲8五角なら△7七桂成~△7五飛で、後手の飛車は簡単に取られません。

▲7七桂以下△8六歩▲8二角△7三角▲同角成△同銀▲6八玉△4四歩で、ソフトの評価値+53で互角。

これらの手順を見ると、桂馬を跳ねて攻める急戦調の展開は実戦で仕掛けてから考えるようではうまく指せないような感じです。

ある程度は調べておくような感じの戦型かと思います。

角換わりの桂馬の急戦調の指し方が参考になった1局でした。