上図は、先後逆で先手の中飛車に後手△6四銀からの超速からの進展で▲5四歩と打った局面。ソフトの評価値-943で後手優勢。
実戦は△3五銀打▲1六馬△8六歩▲同歩△8八角▲7六歩で、ソフトの評価値-546で後手有利。
この手順の△3五銀打は先手の馬の利きを止めるということで打ったのですが、さすがに筋が悪かったようです。
一言で言えば重たい銀で、▲1六馬として馬が取れる形ではなので一時的なだめな手でした。
短い時間とはいえ、こういうところに目がいくようでは強くなりません。
将来の▲5三銀のような手を事前に受けたつもりでも、もう少し指しようがあったようです。
△3五銀打では△7九角がありました。ソフトの評価値-948で後手優勢。

△7九角に▲5三銀なら△6八角成▲5二銀成△同金▲4四馬△同歩▲5三歩成△5九馬で、ソフトの評価値-2655で後手勝勢。
まずそもそも的な話として、▲5三銀という手は6八の金がぼろっと取られる形なので普通は無理です。
ソフトの候補手に上がっていますが金駒を1枚取られる形なので、対局中は考える必要のない手かもしれません。
本来であれば▲5三銀のような手は△6八角成で全然だめと見ただけで分かる位になればいいのですが、受けの力が弱いと相手の無理気味な手に対応できずに手にされてしまうことが多いです。
相手が強い人だと金を放置して▲5三銀は指しませんのでこれらから考えると、▲5三銀を本線で考えるのでなく、このような手は指されたら初めて考えるという風に割り切りないといけないようです。
将棋の対局で予想外の手を指されたというのは普通にあることなので、それと同じ性質の指し手で考えた方がよさそうです。
このあたりの考え方は将棋の基本中の基本だったようで、▲5三銀はあまり意味のない展開予想ででした。
△7九角に▲5八飛なら△5七歩▲同金△6九銀▲5九飛△7八飛成▲4八銀△6八角成で、ソフトの評価値-1675で後手優勢。
この手順は▲5八飛には△5七歩~△6九銀がうまいようで、▲5七同金とさせることで後手は守りやすくなります。
以下飛車が成れて後手優勢のようです。
△7九角に▲7七銀なら△6八角成▲同銀△7八飛成▲7七角△7六歩で、ソフトの評価値-962で後手優勢。

この手順は先手は歩切れなので▲7七銀としましたが、△6八角成~△7八飛成がありました。
▲7七角で▲5八金なら△6九金▲4八銀△5九金▲同金△8九龍で、ソフトの評価値-1788で後手優勢。
よって▲7七角と打ったのですが、△7六歩がありました。
このような手も対局中にぱっと見えるかどうかが怪しいのですが、7七の角がいなくなると△6八龍とできると考えると最初に浮かばなければいけないようです。
やはり将棋が直感はかなり大事ということのようです。
△7六歩以下▲4四角△6八龍▲5八金△5九龍▲同金△4四歩▲同馬で、ソフトの評価値-1366で後手優勢。
この展開は▲4四角で先手も暴れてきますが、△6八龍とぼろっと銀を王手で取る手が大きく、以下飛車交換になって▲4四同馬とした形は後手が金1枚多く持っているので後手優勢です。
実戦的にはここからも勝つまではそれなりに大変ですが、正しく指せば駒得が活きる将棋です。
本局に関しては手の見え方がひどく反省材料が多かったです。
角を敵陣に打って手を繋げるのが参考になった1局でした。