上図は、横歩取りからの進展で△3九成銀と角を取った局面。ソフトの評価値+99973で先手勝勢。
この局面では後手玉に即詰みがありましたが、実戦では読み切れませんでした。
先手玉は怖い形ではありますが、多分詰まないだろうと思って▲4三金としました。
実戦は▲4三金△同飛▲同成桂△6六桂▲同歩△4九角で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手順は△4三飛として金を取ってから△6六桂と打つ手です。
△6六桂は打ってくる可能性が高いと思っていましたが、▲6六同歩がありました。
▲6六同歩以外では先手玉が詰んでいたようです。
△6六桂に▲6八玉なら△5九角▲7九玉△7八桂成▲同銀△6八金▲8八玉△7八金以下詰みです。
△6六桂に▲6九玉なら△5八金▲7九玉△9七角▲8八飛△7八桂成▲同玉△6八金打▲7七玉△8八角成▲同玉△7九角▲7七玉△6七金▲同玉△6九飛▲7七玉△6八角成▲8八玉△7七金▲9八玉△8七金▲同玉△8五香以下詰みです。
よって△6六桂には▲同歩ですが△4九角とします。
△4九玉に▲6九玉と逃げて△6七香と打ってきましたが、▲7九玉と逃げて△6八金に▲8九玉で以下不詰みでした。
なお△4九角には▲6八玉と逃げても以下不詰みでした。
また△6七香に▲同金でも以下不詰みでした。
このあたりは終盤でよく間違える自分からすれば、玉の逃げ方はまずまずだったようです。
なお最初の局面図では後手玉に即詰みがありました。
▲4三金では▲4二成桂がありました。
▲4二成桂△同銀▲3二香成△5二玉▲4二成香△6二玉で、ソフトの評価値+99986で先手勝勢。

この手順は対局中に最初に見えた形で、この局面は後手玉が詰まないかと思っていました。
持ち駒が金3枚なら分かりやすいのですが、金は1枚で残りが銀と桂馬と歩なので攻め駒としては微妙です。
この局面は後から調べてみると色々な詰まし方があったようです。
△6二玉には▲4三成香と▲5二成香と▲5二金の3通りの詰まし方があったようです。
ただし、どれもそれなりに指しにくい手があり難しいです。
△6二玉以下▲4三成香で以下△2二香▲5二金△6三玉▲5三金△7四玉▲7五銀△6五玉▲6六歩△5五玉▲6七桂まで詰みです。
この手順の△2二香で△2二金なら▲同龍△同歩▲5二金△6三玉▲5三金△7四玉▲7五金まで詰みです。
よって△2二香には▲5二金~▲5三金とするのが少し指しにくいです。
▲5三金では▲5三成香と寄りたくなるのですが、▲6七桂に△4四玉と逃げる手が生じます。
また▲7五銀に△8五玉なら▲8六銀上△9六玉▲8八桂まで詰みです。
最後の詰まし方で▲6七桂とか▲8八桂とか桂馬を打って詰ますというのが意外と見えにくいです。
△6二玉以下▲5二成香で以下△6三玉▲2三龍△5二玉▲4四桂△6二玉▲5二金△7一玉▲2一龍まで詰みです。
この手順は△6三玉に▲2三龍が見えるかどうかで、特に自分の場合は盤上にある大駒を動かして詰ましにいくというのがなぜか見えにくいです。
つい持ち駒を使いたくなるのですが、盤上の大駒は動きの大きい駒なので活用しないともったいないです。
▲2三龍~▲4四桂が見えれば以下並べ詰みです。
△6二玉以下▲5二金で以下△6三玉▲2三龍△7四玉▲7五銀△6五玉▲7七桂△5五玉▲6六銀△4四玉▲2四龍△3四歩▲3五銀まで詰みです。
この手順の▲5二金は少し重たい手で、まず実戦では相当指しにくい手です。
やや例外的な詰まし方と言うケースで、△6三玉に▲2三龍~▲7五銀と追います。
以下▲6五玉に▲7七桂と打って持ち駒は歩しかありませんが、▲6六銀~▲2四龍の1間龍の筋で以下詰みです。
▲2四龍~▲3五銀の詰まし方も手数が長いと頭のなかで並びません。
これらを見ると2番目の▲5二成香~▲2三龍~▲4四桂の筋が見えればそんなに難しくはなかったようですが、それが見えないと難易度が高かったです。
即詰みがある場合はできるだけ詰ますのが参考になった1局でした。