銀を繰り出して力をためる

上図は、横歩取り△3三角型からの進展で△7一角とした局面。ソフトの評価値+196で互角。

▲5四歩と打った手に5三の角が△7一角と引いた形です。

対局中は攻めの拠点の歩が5四にできたのでチャンスがきたと思っていましたが、先手は攻め駒が少ないのでまだ大変です。

実戦は▲3四歩△同銀▲5五角△4五銀で、ソフトの評価値-259で互角。

この手順は▲3四歩と歩を取り込んでから▲5五角としたのですが、△5四銀とされて後手の駒がほぐれてきたようです。

先手は飛車を角の攻めだけなのでやや細く△4五銀に▲8六飛としましたが、△5四銀とされると攻めの拠点の歩を取られてそれが角取りになります。

先手としてはできるだけ5四の歩を取られないように攻めたかったのですが、手が見えませんでした。

こういうところで力をためた手が指せればよかったのですが、ここでは金駒を使って攻め駒を増やす手がありました。

▲3四歩では▲4六銀がありました。ソフトの評価値+217で互角。

この手は▲4六銀と攻め駒を増やす手で、銀が攻めに参加すると厚みが増しました。

▲4六銀に△3五歩なら▲同銀△2一飛▲3四歩△4五桂▲4六歩△3七歩▲3九金で、ソフトの評価値+842で先手優勢。

この手順は△3五歩はお手伝いの手で先手の銀が5段目まで進出できる形で、これは先手の理想形です。

▲3四歩と抑えて△4五桂に▲4六歩と桂馬を取りにいくのが分かりやすく、△3七歩に▲3九金として桂得が確定して先手優勢です。

▲3九金と桂馬を交換しないのがいいようで、▲3七同桂とすると△同桂成▲同飛△5四銀でもつれてきます。

▲4六銀に△5四銀なら▲3四歩で、ソフトの評価値+1048で先手優勢。

この手順の△5四銀は指したい手の1つですが、この場合は▲3四歩の取り込みが激痛です。

▲4六銀に△4五桂なら▲3四歩△同銀▲8二歩△同金▲2五歩△3五歩▲2四歩△3六歩▲3五歩△2六飛▲3九金△4三銀▲2一飛で、ソフトの評価値+840で先手優勢。

この手順は△4五桂として桂馬を捌く手で、5筋の歩が切れたら△5七歩と叩くような筋もあり先手としては少し嫌な形です。

△4五桂には▲3四歩としてから▲8二歩が壁にする形で、後手は何で取っても嫌な形です。

△8二同金としましたが▲2五歩が継続の手で、△同銀なら▲3二飛成、△同飛なら▲3四飛があります。

よって△3五歩▲2四歩△3六歩と飛車の取り合いになりますが、▲3五歩がうまい手で、△2五銀なら▲2三歩成△同金▲2一飛があります。

△2六飛は勝負手ですが▲3九金で飛車は成れませんので先手優勢です。

▲4六銀以下△6一玉▲6九玉△9四歩▲3七桂△4五歩▲3四歩△同銀▲5五銀△3五銀▲5六飛△5二歩で、ソフトの評価値+237で互角。

この手順は△6一玉と▲6九玉としてお互いに5筋の玉頭の受けを避ける手で、1つ玉を引くだけで随分受けが緩和されます。

自分はなかなかこのような手が見えないので、指し手が単調になることが多いです。

以下先手は▲3七桂の活用から、▲5五銀~▲5六飛と中央に駒を移動するのが形のようです。

ただし△5二歩と打った局面は互角のようで、後手も精度のいい手を指せばいい勝負のようです。

▲4六銀を指したから先手優勢まではいかなかったですが、後手が受け損なえば一気に先手優勢になるような手なので、このような力をためた手が指せるようになりたいです。

銀を繰り出して力をためるのが参考になった1局でした。

敵陣に龍を作ってもいい勝負

上図は、角換わりからの進展で△4四金にした局面。ソフトの評価値+190で互角。。

▲4五桂と打った手に3三の金が△4四金とした形です。

駒割りは飛桂と角銀の交換で、先手は龍を作って攻める形になっておりいい勝負のようです。

局面にもよりますが、金駒というのは結構価値が高いようで、金駒の枚数が多い方がどちらかというと手厚いというイメージです。

先手は金駒3枚に対して後手は5枚あるのでやや後手が手厚いですが、先手は龍を敵陣に作っているのでバランスが取れているようです。

対局中は先手は持ち駒に歩しかなくやや戦力不足なので、▲9一龍として次に▲3三香を狙ってどうかなどと考えていました。

実戦は△4四金以下▲9一龍△4二銀打で、ソフトの評価値-151で互角。

この手順の評価値の変動は少し驚いたのですが、▲9一龍として駒の戦力を増やした手に△4二銀打と後手は自陣に銀を埋めて受ける形です。

この△4二銀打と埋めたことで後手陣が相当しっかりしたイメージで、受ける形であれば将来△5一歩のような受けで先手の龍の利きを止めることができます。

先手としては4二の銀を攻めて安い駒と交換して攻めを繋げたいのですが、現状は難しそうです。

▲9一龍とするより△4二銀打とする方が手の価値が高かったようで、ややレアなケースかもしれません。

▲9一龍では▲7二龍がありました。

▲7二龍△4二銀打▲2四歩△同歩▲5三桂成で、ソフトの評価値+212で互角。

この手順は取れる香車を取らずに▲7二龍と王手をする手で、△4二銀打の受けに2筋の歩を突き捨ててから▲5三桂成とします。

部分的な形としては△4二銀打というのは同じなのですが、最後に▲5三桂成ができる展開です。

▲5三桂成ができることで銀と桂馬の交換ができます。

銀と桂馬が交換できると駒割りは飛車と角の交換になり、金駒の数も4対4で同じになりました。

なかなか実戦では指しにくいかもしれないですが、このような手でバランスをとるようです。

なお2筋の歩を突き捨てたのは、2八の飛車がやや狭いので将来▲2四飛とする含みを残した手です。

2四歩と突き捨てることで後手が将来△2三玉とする形になるかもしれませんが、玉が露出して少し危ない形なので歩を突き捨てた方が効果的みたいです。

▲5三桂成以下△5一金▲4五歩△同金▲4二成桂△同銀▲5三銀△3三銀打で、ソフトの評価値-121で互角。

この手順の▲4五歩は将来後手から△5四角のような手で、7二の龍が逃げると△2七銀などの手で先手の飛車を狙う手を消す狙いです。

△4五金の形にすると角の利きが止まります。

ただし△4五同金で以下▲4二成桂~▲5三銀は△3三銀打で千日手模様になりやすいです。

▲5三桂成以下△5一金▲6八玉△3九角▲2四飛△2三歩▲2五飛△5六歩で、ソフトの評価値-251で互角。

この手順は▲6八玉として玉を金駒に近づけた手ですが、△3九角と飛車を責める手で▲2四飛に△2三歩~△5六歩がうるさいです。

やはり先手の急所は5七の地点のようで、▲5六同歩なら△7六歩▲同銀△6六角成のような感じです。

▲5三桂成以下△5一金▲2二歩△同玉▲4二成桂で、ソフトの評価値±0で互角。

この手順は2筋の歩を突き捨てた効果で▲2二歩と打ちます。

△2二同玉ととらせることで後手陣が少し弱体化させて、以下▲4二成桂としてどうかという形です。

▲4二成桂以下△同金▲8一龍△2三銀▲9一龍△5六歩で、ソフトの評価値+131で互角。

この手順は▲8一龍とした形が次に▲2三歩△同玉▲3一龍で調子がいいようですが、△2三銀と銀冠にされるとまだ難しいです。

これらの色々な手順を見ましたが、先手が決定的によくなるのは難しいようでいい勝負だったようです。

敵陣に龍を作ってもいい勝負だったのが参考になった1局でした。

即詰みがある場合はできるだけ詰ます

上図は、横歩取りからの進展で△3九成銀と角を取った局面。ソフトの評価値+99973で先手勝勢。

この局面では後手玉に即詰みがありましたが、実戦では読み切れませんでした。

先手玉は怖い形ではありますが、多分詰まないだろうと思って▲4三金としました。

実戦は▲4三金△同飛▲同成桂△6六桂▲同歩△4九角で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手順は△4三飛として金を取ってから△6六桂と打つ手です。

△6六桂は打ってくる可能性が高いと思っていましたが、▲6六同歩がありました。

▲6六同歩以外では先手玉が詰んでいたようです。

△6六桂に▲6八玉なら△5九角▲7九玉△7八桂成▲同銀△6八金▲8八玉△7八金以下詰みです。

△6六桂に▲6九玉なら△5八金▲7九玉△9七角▲8八飛△7八桂成▲同玉△6八金打▲7七玉△8八角成▲同玉△7九角▲7七玉△6七金▲同玉△6九飛▲7七玉△6八角成▲8八玉△7七金▲9八玉△8七金▲同玉△8五香以下詰みです。

よって△6六桂には▲同歩ですが△4九角とします。

△4九玉に▲6九玉と逃げて△6七香と打ってきましたが、▲7九玉と逃げて△6八金に▲8九玉で以下不詰みでした。

なお△4九角には▲6八玉と逃げても以下不詰みでした。

また△6七香に▲同金でも以下不詰みでした。

このあたりは終盤でよく間違える自分からすれば、玉の逃げ方はまずまずだったようです。

なお最初の局面図では後手玉に即詰みがありました。

▲4三金では▲4二成桂がありました。

▲4二成桂△同銀▲3二香成△5二玉▲4二成香△6二玉で、ソフトの評価値+99986で先手勝勢。

この手順は対局中に最初に見えた形で、この局面は後手玉が詰まないかと思っていました。

持ち駒が金3枚なら分かりやすいのですが、金は1枚で残りが銀と桂馬と歩なので攻め駒としては微妙です。

この局面は後から調べてみると色々な詰まし方があったようです。

△6二玉には▲4三成香と▲5二成香と▲5二金の3通りの詰まし方があったようです。

ただし、どれもそれなりに指しにくい手があり難しいです。

△6二玉以下▲4三成香で以下△2二香▲5二金△6三玉▲5三金△7四玉▲7五銀△6五玉▲6六歩△5五玉▲6七桂まで詰みです。

この手順の△2二香で△2二金なら▲同龍△同歩▲5二金△6三玉▲5三金△7四玉▲7五金まで詰みです。

よって△2二香には▲5二金~▲5三金とするのが少し指しにくいです。

▲5三金では▲5三成香と寄りたくなるのですが、▲6七桂に△4四玉と逃げる手が生じます。

また▲7五銀に△8五玉なら▲8六銀上△9六玉▲8八桂まで詰みです。

最後の詰まし方で▲6七桂とか▲8八桂とか桂馬を打って詰ますというのが意外と見えにくいです。

△6二玉以下▲5二成香で以下△6三玉▲2三龍△5二玉▲4四桂△6二玉▲5二金△7一玉▲2一龍まで詰みです。

この手順は△6三玉に▲2三龍が見えるかどうかで、特に自分の場合は盤上にある大駒を動かして詰ましにいくというのがなぜか見えにくいです。

つい持ち駒を使いたくなるのですが、盤上の大駒は動きの大きい駒なので活用しないともったいないです。

▲2三龍~▲4四桂が見えれば以下並べ詰みです。

△6二玉以下▲5二金で以下△6三玉▲2三龍△7四玉▲7五銀△6五玉▲7七桂△5五玉▲6六銀△4四玉▲2四龍△3四歩▲3五銀まで詰みです。

この手順の▲5二金は少し重たい手で、まず実戦では相当指しにくい手です。

やや例外的な詰まし方と言うケースで、△6三玉に▲2三龍~▲7五銀と追います。

以下▲6五玉に▲7七桂と打って持ち駒は歩しかありませんが、▲6六銀~▲2四龍の1間龍の筋で以下詰みです。

▲2四龍~▲3五銀の詰まし方も手数が長いと頭のなかで並びません。

これらを見ると2番目の▲5二成香~▲2三龍~▲4四桂の筋が見えればそんなに難しくはなかったようですが、それが見えないと難易度が高かったです。

即詰みがある場合はできるだけ詰ますのが参考になった1局でした。

悪いと思っていた局面が意外と難しい

上図は、先後逆で相雁木からの進展で▲9一角成と香車を取った局面。ソフトの評価値+279で互角。

駒割りは銀と香車の交換で後手が少し駒得ですが、馬を作られて次に▲8六香や▲5七香が気になります。

対局中は後手が少し指しにくく、両方の狙いを受けるのは難しいと思い△4五歩として4二の角の活用を図りましたが、あまり意味がなかったようです。

実戦は△4五歩▲7七桂△8三飛▲5六香△4三銀打で、ソフトの評価値+878で先手優勢。

この手順は△4五歩に▲7七桂でこの手もソフトの候補手にありましたが、▲8六香~▲8一馬を推奨していました。

▲7七桂は△3三角のような手を事前に受けて。それが飛車取りなので手の流れとしてはこれも悪くないです。

以下△8三飛▲5六香に△4三銀打としたのがさらに形勢を悪化させたようです。

△4三銀打がいまひとつなのは、先手から▲5四香と取ったら△同銀と進みますが、相変わらず5三に攻めの拠点の歩が残っているので▲5二銀と打たれたら守りの金が1枚なくなります。

後手としては銀を取り返されるのは仕方ないのですが、そのときに5三の歩も一緒に処理できる形の方がよかったようです。

△4三銀打では△4三銀と引いて、以下▲9二馬なら△7二銀と埋めて、▲5二歩成なら△同銀▲同香成△同玉で辛抱すべきだったようです。

どうしても自玉が薄いと金駒を埋めたくなるのですが、△4三銀打がいまひとつの手だったというのは参考になりました。

人間の価値観だけで指し手を選択するとあまりうまくいっていないということもあり、このあたりは将棋が難しいと思っています。

△4五歩では△4一玉がありました。ソフトの評価値+272で互角。

この△4一玉は5三に歩が残っているので、少しでも攻めの拠点の歩から遠ざかる手です。

△4一玉に▲8六香なら△6五飛▲8一馬△4三銀打▲5六銀△3五飛で、ソフトの評価値+163で互角。

この手順は△4一玉に▲8六香~▲8一馬で桂馬を取られてさらに銀取りなので後手の手の流れはよくないように見えても△4三銀打で意外といい勝負のようです。

こういうのも勘違いしやすいのですが、ぼろぼろ駒を取られてさらにそれが駒取りになっていてもしっかり受けられると意外といい勝負になっていることがあり、人間の感覚と局面の評価値とがだいぶ乖離があります。

感覚も大事ですが、そこには読みも入れたいです。

△4一玉に▲7七桂なら△8三飛▲9二馬△5三飛▲8一馬△3一玉で、ソフトの評価値+254で互角。

この手順は▲7七桂~▲9二馬で後手の飛車を責める手ですが、後手は△5三飛~△8三飛と5三の歩を処理するのが大きいです。

銀と桂香の交換の2枚替えで後手がやや駒損ですが、3一玉と少し馬から遠い位置に逃げていい勝負のようです。

△4一玉に▲5七香なら△4三銀▲6四歩△6二銀▲9二馬△8四飛で、ソフトの評価値+191で互角。

この手順は▲5七香に△4三銀と引いて次に△5四歩と受ける手を用意します。

先手は▲6四歩~▲9二馬で攻め駒を増やしてきますが、△8四飛が▲7四馬を消したしぶとい手でこれでいい勝負のようです。

△4一玉に▲9二馬なら△3一玉▲7七桂△8四飛▲8五香△9四飛▲8一馬△4三銀打▲8六桂△9五飛▲9六歩△8五飛▲同桂△5七歩▲同金△5五香で、ソフトの評価値+277で互角。

この手順も興味深いのですが、先手は取った桂馬で後手の飛車を責めて飛車を取る展開で、後手は飛桂と銀の交換も駒損で全くいいところがないように見えても、玉を少し安全にして△5五香と打った局面はいい勝負のようです。

駒損だからだめとか、飛車を取られたからだめという感覚だけでなく少しでも読みを入れて勝負できる形にもっていけるかどうかが大事なようです。

悪いと思っていた局面が意外と難しかったのが参考になった1局でした。

遊んでいる飛車を攻めに使う

上図は、角換わりからの進展で△5三金と上がった局面。ソフトの評価値+1003で先手優勢。

5二の金が△5三金と上がった局面です。

先手が早い段階で仕掛けてそれなりにうまく指せていた感じですが、この局面が金と香車の交換で先手が少し駒損していたのは気がつきませんでした。

ただし、大駒の働きが先手がいいので先手が指せていたようです。

対局中は少し先手が指しやすいかと思っていましたが、かなりの差がついていたのは意外でした。

実戦は▲6六香△7三銀で、ソフトの評価値+942で先手優勢。

この手順の▲6六香は次に▲6四香△同金▲6五香△同金▲8二馬を狙ったのですが、△7三銀と受けました。

ちょっと▲6六香は狙いが単純だったようで、△7三銀と受けた形は後手の飛車の横利きが通って少し後手が得をしたようです。

△6四銀と受けたことで将来△6五歩▲同香△6四歩と香車を取りにいくような手も生じて、かえって先手は忙しくなったとも言えます。

自分から▲6六香と打った手がかえって忙しくなるようでは、どうみてもいまひとつです。

評価値的にはそこまで悪くなっていないのがやや意外ですが、ソフトは△7三銀以下▲7九玉として△6五歩なら▲同香△6四歩▲2九飛△2三歩▲6四香△同金▲6六香で、ソフトの評価値+973で先手優勢。

この手順は△7三銀以下▲7九玉△6五歩なら▲同香~▲2九飛と回る手があったようで、後手は△2三歩と受けることで歩切れになります。

そのタイミングで▲6四香~▲6六香という手がありました。

そのような意味で簡単に後手は△6五歩とは突けなかったようです。

このあたりは自分は盤面の左ばかり見ており、▲2九飛のような手が全く見えていませんでした。

なお、最初の局面図では▲6六香では▲2九飛がありました。

▲2九飛に△2三歩なら▲3六香△2四桂▲3三歩成△3六桂▲同馬△3三金▲4二銀で、ソフトの評価値+1133で先手優勢。

この手順は▲2九飛と回って次に▲2一飛成を狙います。

後手は△2三歩と打って受けましたが、そこで▲3六香が継続手です。

3四に歩があるので次に▲3三歩成が金取りになります。

▲3六香というのは後手玉からだいぶ遠い攻めですが、直接後手玉を攻めるのでなく右側の方から手を作っていくという感覚のようです。

相居飛車の将棋だと玉頭から攻めるというイメージがあるのですが、相手玉は右玉になっています。

先手陣の左側は玉の守り駒が多く、大駒は右側にあるので右側から攻めの手を作るのが自然なようです。

▲3六香に△2四桂と受けて▲3三歩成に△3六桂▲同馬△3三金に▲4二銀とすれば先手が指せているようです。

なお▲2九飛と回らず単に▲3三歩成は以下△同金▲4二銀△3四金▲4一銀不成△4五金で、ソフトの評価値+646で先手有利。

この手順は先手は角をただで取れますが、後手の金が4五まで前進して働いてきたのが意外と価値が高いようで、先手は▲6八玉型なのでちょっと危険な意味があるようです。

▲2九飛に△2四歩なら▲同飛△2三金▲2八飛△2四歩▲3九香で、ソフトの評価値+896で先手優勢。

この手順の△2四歩の受け方はただの歩ですが、▲同飛に△2三金~△2四歩と受けます。

3二の金が2三金まで働いて次に△3四金や△2五桂が狙いです。

1歩損しても大駒を近づけて受けて金駒を前進させる指し方で、これは気がつきませんでした。

△2四歩には▲3九香も気がつきにくく、△2五桂と打っても▲4六馬で3七の地点には香車が利いています。

また▲3九香に△3四金には▲4六馬を用意しています。

この数手は自分にとって難易度が高いため実戦で指すのは難しいですが、じっくり考えればこのような筋の手が浮かぶようになりたいです。

遊んでいる飛車を攻めに使うのが参考になった1局でした。

遊んでいる桂馬を活用する

上図は、横歩取りからの進展で△5五角と打った局面。ソフトの評価値-228で互角。

駒割りは角桂と銀香の交換で先手が少し駒損です。

後手は歩切れに対して先手は龍を敵陣に作っています。

後手の持ち駒に飛車があり、△5五角と打った手は両取りで受けが利かないので先手としては忙しいです。

先手としてまずいのが、後手にさらに駒得を拡大されて飛車を下して龍を作られて活躍される展開です。

そのような形になると先手は楽しみがなくなるので、それまでに何とか手を作りたいです。

実戦は▲4六香△7五飛▲8七銀△9九角成で、ソフトの評価値-662で後手有利。

この手は▲4六香と打って4五の桂馬を取れる形にして△1九角成を防いだのですが、△7五飛と打ってきました。

△7五飛は敵陣に打つ飛車でないので打ちにくいのですが、先手も7八の金が守りづらいです。

△7五飛には▲6九玉と辛抱すべきでしたが、▲8七銀としたため△9九角成で後手有利になりました。

先手としては▲4六香とすると持ち駒は歩3枚しかありません。

▲4六香~▲4五香となっても桂馬と香車の交換でたいした駒得にならないので、もう少し戦力が増えそうな手を模索すべきだったようです。

▲4六香では2通りの手がありました。

1つは▲4六香で▲3七桂で、ソフトの評価値-443で後手有利。

この手は2九にいる桂馬を活用する▲3七桂です。

桂馬の交換になれば遊んでいた桂馬が持ち駒になって戦力が増えますが、後手は飛車を持っているので反動がきつそうです。

そのため先手にとってもリスクの高い手になりそうです。

▲3七桂以下△同桂成▲同銀△8八角成▲同金△7六桂▲7八金△8九飛▲2五角△6三玉▲4六歩で、ソフトの評価値+741で先手有利。

この手順は後手は△3七同桂成~△8八角成で以下決めにいったのですが、▲2五角~▲4六歩で詰めろを消しながら攻防に角を利かすことで先手が少し指せているようです。

▲3七桂以下△2九飛▲4五桂△同歩▲3四桂△同金▲同歩△8八角成▲同金△4九銀▲6八玉△7六桂▲7七玉△8八桂成▲3三歩成で、ソフトの評価値-169で互角。

この手順は△2九飛には▲4五桂~▲3四桂と打つのが形のようで、後手玉に迫るならこの筋のようです。

1二の龍を活用するために▲3四桂と打って以下△同金から難しい展開になりますが、先手としては遊んでいた桂馬が2三の金と交換になるのなら十分な成果が上がっているようです。

もう1つは▲4六香で▲3四香で、ソフトの評価値-333で後手有利。

この手は▲3四香として次に▲3二香成が狙いです。

後手は歩切れなので△3四同金しかありません。

▲3四香以下△同金▲同歩△3六香▲3九金打△7五飛▲8七銀△7七角成で、ソフトの評価値-1777で後手優勢。

この▲3四香には△同金~△3六香が激痛で、△3八香成を許すわけにはいきませんので▲3九金打とします。

以下△7五飛がうまい手で、▲6九玉には△5八金▲7九玉△5七桂成で、ソフトの評価値-4980で後手勝勢。

よって▲8七銀としましたが△7七角成が厳しくこれは後手優勢のようです。

先手は歩の裏側に香車や飛車を打たれると受ける形がありません。

なお▲3四香からの評価値の変動が大きいのが気になりますが、自分の使っているソフトは数手先になるとがらっと大きく変動することがあり、何手か進むことで形勢が明確になってきたということで大きく変動しているようです。

そのように考えると▲3四香はあまりいい手ではなかったかもしれません。

遊んでいる桂馬を活用するのが参考になった1局でした。

歩を突くことで駒が前進する

上図は、横歩取り△3三角型からの進展で△5四歩と突いた局面。ソフトの評価値+165で互角。

お互いに横歩を取り合った形で、歩の損得はありません。

△5四歩は▲5五銀を防いだ意味や、4二の角の活用の手です。

対局中は3六の飛車が少し狭いので活用しにくいのが気になってました。

浮き飛車は横や縦に使える反面、自分の駒が利きにいると狭くなるので狙われやすいです。

そのような意味で浮き飛車で戦うのは結構力がいる形だと思っています。

実戦は▲5六歩△3三桂▲5七銀で、ソフトの評価値-129で互角。

この先手の手順は冴えなかったようで、4六の銀を立て直すために▲5六歩と突いた感じで、将来▲5五歩と突くと飛車の横の利きが通るという意味はありますが、それによって後手がどうなるわけでもありません。

先手の飛車が6筋とか7筋に回っても後手の陣形はしっかりしているので、ここは3筋での戦いを考えた方がよかったです。

▲5六歩はあまりよくなかったのですが、次の▲5七銀ではまだ▲3七桂だったようです。

▲3七桂と跳ねると3六の飛車が狭くてまずいと思ったのですが、▲5七銀と引いても5七の銀は使いづらい形なのでいまひとつです。

▲3七桂と跳ねてどこかのタイミングで▲3四歩と突いてどうかという形だったようです。

▲5六歩では▲3四歩がありました。

▲3四歩△同銀▲4四角で、ソフトの評価値+127で互角。

この手順は▲3四歩と突いて4六の銀の動ける範囲を広げます。

本来4六の銀と3六の飛車は3筋で戦うという駒組みだったので、▲3四歩と突く手があったようです。

▲3四歩とついて3筋の駒がほぐれるという意味です。

▲3四歩と突いて△同銀とした形は先手の歩損になりますが、▲4四角とすれば歩を取り返せて角の活用が見込まれます。

▲4四角の局面は互角ですが、気分的には先手がうまくやった感じです。

▲4四角に△3三金なら▲3五銀△同銀▲同角△3四飛▲5三銀△同角▲同角成△同業▲3四飛△同金▲5一飛△5二銀▲8一飛成で、ソフトの評価値+289で互角。

この手順の△3三金は大駒にアタックする金で、基本的に金は接近戦の受けに強いです。

△3三金には▲3五銀と飛車取りに出る手があり、△同銀なら▲同角~▲5三銀の強襲があります。

先に銀損しますが、飛車交換から▲5一飛~▲8一飛成で駒損を回復していい勝負のようです。

普通は敵陣に龍ができれば大成功になるのですが、この局面も互角なのが将棋の難しいところです。

なお、▲3五銀に△4四金と角を取るのは以下▲2四銀△同角▲2二飛△4二角▲2一飛成で、ソフトの評価値+464で先手有利。

▲4四角に△3三歩なら▲3五銀△同銀▲同角△2二飛▲2六飛△2五歩▲4六飛△4三歩▲7七桂で、ソフトの評価値+324で先手有利。

この手順の△3三歩はあまり発展性のある受けではありませんが、駒がぶつかったときに安い駒で受けているので先手に技がかかりにくい形です。

これには▲3五銀から銀交換になるのですが、△2二飛以後の指し手が難しいと思っていました。

△2二飛には▲2六飛があったようで、飛車交換になると後手は5三の地点が弱いので交換はせずに△2五歩と打ちます

△2五歩には▲4六飛として、4筋に飛車が直通する形も後手は危険なので△4三歩とします。

先手は飛車を2筋と4筋に移動させるだけで後手は歩切れになったのが大きく、▲7七桂と遊び駒を活用する手で、先手が少し指せているようです。

▲4四角に△3三角なら▲同角成△同桂▲4四角で、ソフトの評価値+74で互角。

この手順は△3三角として後手は角を捌くことで受けやすい形にする手です。

働きの悪かった後手の角を交換することで、後手の角は攻め駒としても使うことができ局面が複雑になります。

▲4四角と打った局面も難しいのですが、これでいい勝負のようです。

やはり最初の局面から▲3四歩と突くと駒がほぐれてきますので、先手の重たい銀と飛車がうまくいけば捌けていました。

歩を突くことで駒が前進するのが参考になった1局でした。

角を敵陣に打って手を繋げる

上図は、先後逆で先手の中飛車に後手△6四銀からの超速からの進展で▲5四歩と打った局面。ソフトの評価値-943で後手優勢。

実戦は△3五銀打▲1六馬△8六歩▲同歩△8八角▲7六歩で、ソフトの評価値-546で後手有利。

この手順の△3五銀打は先手の馬の利きを止めるということで打ったのですが、さすがに筋が悪かったようです。

一言で言えば重たい銀で、▲1六馬として馬が取れる形ではなので一時的なだめな手でした。

短い時間とはいえ、こういうところに目がいくようでは強くなりません。

将来の▲5三銀のような手を事前に受けたつもりでも、もう少し指しようがあったようです。

△3五銀打では△7九角がありました。ソフトの評価値-948で後手優勢。

△7九角に▲5三銀なら△6八角成▲5二銀成△同金▲4四馬△同歩▲5三歩成△5九馬で、ソフトの評価値-2655で後手勝勢。

まずそもそも的な話として、▲5三銀という手は6八の金がぼろっと取られる形なので普通は無理です。

ソフトの候補手に上がっていますが金駒を1枚取られる形なので、対局中は考える必要のない手かもしれません。

本来であれば▲5三銀のような手は△6八角成で全然だめと見ただけで分かる位になればいいのですが、受けの力が弱いと相手の無理気味な手に対応できずに手にされてしまうことが多いです。

相手が強い人だと金を放置して▲5三銀は指しませんのでこれらから考えると、▲5三銀を本線で考えるのでなく、このような手は指されたら初めて考えるという風に割り切りないといけないようです。

将棋の対局で予想外の手を指されたというのは普通にあることなので、それと同じ性質の指し手で考えた方がよさそうです。

このあたりの考え方は将棋の基本中の基本だったようで、▲5三銀はあまり意味のない展開予想ででした。

△7九角に▲5八飛なら△5七歩▲同金△6九銀▲5九飛△7八飛成▲4八銀△6八角成で、ソフトの評価値-1675で後手優勢。

この手順は▲5八飛には△5七歩~△6九銀がうまいようで、▲5七同金とさせることで後手は守りやすくなります。

以下飛車が成れて後手優勢のようです。

△7九角に▲7七銀なら△6八角成▲同銀△7八飛成▲7七角△7六歩で、ソフトの評価値-962で後手優勢。

この手順は先手は歩切れなので▲7七銀としましたが、△6八角成~△7八飛成がありました。

▲7七角で▲5八金なら△6九金▲4八銀△5九金▲同金△8九龍で、ソフトの評価値-1788で後手優勢。

よって▲7七角と打ったのですが、△7六歩がありました。

このような手も対局中にぱっと見えるかどうかが怪しいのですが、7七の角がいなくなると△6八龍とできると考えると最初に浮かばなければいけないようです。

やはり将棋が直感はかなり大事ということのようです。

△7六歩以下▲4四角△6八龍▲5八金△5九龍▲同金△4四歩▲同馬で、ソフトの評価値-1366で後手優勢。

この展開は▲4四角で先手も暴れてきますが、△6八龍とぼろっと銀を王手で取る手が大きく、以下飛車交換になって▲4四同馬とした形は後手が金1枚多く持っているので後手優勢です。

実戦的にはここからも勝つまではそれなりに大変ですが、正しく指せば駒得が活きる将棋です。

本局に関しては手の見え方がひどく反省材料が多かったです。

角を敵陣に打って手を繋げるのが参考になった1局でした。

意外な受け方で耐える

上図は、先後逆で相掛かりからの進展で▲5二金と打った局面。ソフトの評価値+252で先手有利。

▲5二金は次に▲4一龍からの詰めろで、後手は受けるのが難しいので全然ダメかと思っていました。

局後の検討でこの局面が先手有利とはいえ、互角に近い形勢だったのは驚きました。

全く形勢判断ができておらず、終盤力が弱いようです。

後手から△5八歩成はありますが、先手玉に即詰みはないので後手は受けに回るしかなさそうです。

実戦は▲5二金以下△3一金▲4一金打△5八歩成▲同飛△5五香▲4二金寄で、ソフトの評価値+1588で先手優勢。

この手順の△3一金は詰めろを消した手ですが、▲4一金打と数の攻めで後手は受けが難しくなりました。

先手は龍と2枚の金が働いており、王手で▲8三龍と銀を補充する手も回りそうで後手に手番が回ってこない形です。

先手有利の局面が数手でこのような展開になるのは、やはり後手の指し手のどこかがまずいです。

△3一金では△5一金がありました。ソフトの評価値+331で先手有利。

この手順は△5一金と打って詰めろを消す手ですが、5一の金は捨て駒になります。

△5一金に▲同金なら△5八歩成▲同飛△5五香で、ソフトの評価値-1223で後手優勢。

この手順は▲5一同金と取った手が詰めろでないため、△5八歩成▲同飛△5五香で今度は先手玉に詰めろがかかって後手優勢になります。

普通は△5一金のただで金を取られるような受けはないのですが、▲5一同金が成立しないのが大きいです。

よって先手は▲4二金と王手で角を取ります。

△5一金以下▲4二金△同金で、ソフトの評価値+281で互角。

この△4二同金の局面で驚いたのが、これで意外と後手玉がしっかりしているようです。

△4二同金以下▲6四角△5八歩成▲同飛△5三香で、ソフトの評価値-740で後手有利。

この手順は▲6四角は▲3一金や▲4二角成から後手玉に迫るを狙っていますが、以下△5八歩成▲同飛に△5三香と受けて後手が有利のようです。

△5三香では△5三歩のような受けが浮かびますが、▲5四飛△同歩▲4二角成△同玉▲3一銀△5二玉▲4三金△同玉▲4一龍△5三玉▲4二龍△6三玉▲6四金まで詰みです。

この手順は▲5四飛~▲4二角成~▲3一銀で以下後手玉が詰んでいるようです。

△5三香と受けたのは▲5四飛なら△同香が王手になります。

数手前まで後手玉はかなり危険な形だったのが、△5一金からの数手でしっかりした玉になったのは意外でした。

なお△5一金と打って受けるのが大事で、△5一金の受けでは△5一香や△5一桂や△5一銀などがありそうです。

しかしこれらは▲4二金とされたときに、どの駒でも後手玉の守りが薄いです。

△5一香なら▲4二金△同玉▲6二金△4一金▲5一金△同金▲6四角で、ソフトの評価値+1964で先手優勢。

△5一桂なら▲4二金△同玉▲6四角△5三香▲同角成△同龍▲5一龍で、ソフトの評価値+99984で先手勝勢。

△5一銀なら▲4二金△同銀▲4一角△3三玉▲8三龍△5三香▲3二金△4四玉▲4二金△5八歩成▲同飛△6六桂▲5三龍△同玉▲5二角成△4四玉▲4三金△同銀▲5三飛成△3五玉▲3六銀△2六玉▲2七銀打△1五玉▲1六香まで詰みです。

これらの手順は受け方が悪いと後手玉が寄せられるパターンで、やはり△5一金と打って▲4二金に△同金の形で耐えるのが大事なようです。

意外な受け方で耐えるのが参考になった1局でした。

角換わりの桂馬の急戦調の指し方

上図は、先後逆で角換わりから進展で△8六同飛と歩を取った局面。ソフトの評価値±0で互角。

後手が△6五桂から動いた局面で8筋の歩の交換をしました。

自分は角換わりで速めに桂馬を跳ねる急戦調の将棋が好きで、少し無理っぽいところはあるのですが動いていくことが多いです。

うまく攻めのつぼにはまれば有利になることがあるのですが、やや単調な攻めになるのでそこからじっくりした戦いになると気持ちの切り替えが難しいところがあります。

△8六同飛に先手がどのように受けるかで後手も攻め方が変わってきます。

実戦は△8六同飛以下▲8八歩△7六飛▲7七桂△8六飛▲2九飛で、ソフトの評価値-364で後手有利。

この手順は▲8八歩と下から受ける手で、このような受け方もたまに見られます。

以下△7六飛に▲7七桂と受ける形で、△8六飛と飛車を8筋に戻しました。

後手が1歩得した形でに対して先手が▲2九飛と引いて、次に▲4八玉とすれば先手の1段飛車が受けに利いてきます。

実戦は△9五歩としたのですが、以下▲8七歩に△6六飛▲同歩△7七桂成▲同金△8八角▲7八金△9九角成▲8一飛で、ソフトの評価値+427で先手有利。

この手順は飛車を切って以下△8八角~△9九角成で先に駒得しても、▲8一飛と打たれると先手有利のようです。

勢いだけで飛車を切っても少し無理のようで、△6六飛では△8二飛として以下▲9五歩なら△7七桂成がありました。

△7七桂成に▲同銀なら△6五角で、次に△8七角成と△4七角成▲同金△3八銀のような狙いがあります。

△7七桂成に▲同金なら△8八角▲4八玉△7七角成▲同銀△8七飛成があります。

これらの手順は先手が右玉にすればまだ大変なのですが、後手の狙いは分かりやすいです。

なおソフトは▲9五歩では▲6五桂を推奨しており、以下△同歩▲同銀△9六歩▲4五桂で、ソフトの評価値-27で互角。

この手順は先手は戦場を8筋と9筋だけでなく、他のところに手を広げていい勝負のようです。

なお▲2九飛には△7七桂成▲同銀△5五桂があったようで、以下▲3八銀△4六飛で、ソフトの評価値-340で後手有利。

最初の局面図からの▲8八歩の展開は、後手の飛車の働きがいいので特徴のようです。

なお最初の局面図で▲8七歩もありました。

▲8七歩△7六飛▲7七桂で、ソフトの評価値-47で互角。

この手順は実戦と似た形ですが、先手は8七歩の形なので後手の飛車は狭いです。

飛車が取られそうな形なのでうまく攻めないと反動がきついです。

この局面の後手の指し方が難しいです。

▲7七桂以下△7五歩なら▲8五角△8四歩▲7六角△同歩▲6五桂△同歩▲同銀△5一金で、ソフトの評価値+178で互角。

この手順は△7五歩も▲8五角もやや疑問の指し方のようですが、先手の角で後手の飛車を狙うならこのような展開がありそうです。

▲7七桂以下△8六歩▲8二角△7三角▲同角成△同銀▲8五角△7七桂成▲同銀△7五飛で、ソフトの評価値-230で互角。

この手順は△8六歩に▲同歩なら△同飛で後手の飛車が軽くなります。

よって△8六歩の瞬間に▲8二角でどうかという展開ですが、△7三角と合わせて以下角交換から▲8五角なら△7七桂成~△7五飛で、後手の飛車は簡単に取られません。

▲7七桂以下△8六歩▲8二角△7三角▲同角成△同銀▲6八玉△4四歩で、ソフトの評価値+53で互角。

これらの手順を見ると、桂馬を跳ねて攻める急戦調の展開は実戦で仕掛けてから考えるようではうまく指せないような感じです。

ある程度は調べておくような感じの戦型かと思います。

角換わりの桂馬の急戦調の指し方が参考になった1局でした。