上図は、先後逆で相掛かりからの進展で▲2二角成とした局面。ソフトの評価値-194で互角。
お互いの飛車が2四と8六にいる状態で後手が△5二玉としたのですが、先手が▲2二角成△同銀▲7七角△8九飛成▲2二角成と進みました。
自分は△5二玉のときにこの展開をノーマークだったので▲2二角成に△4二角としましたが、これはよくなかったです。
実戦は▲2二角成以下△4二角▲2八飛だったのですが、以下変化手順で△2二金▲同飛成で、ソフトの評価値+948で先手有利。

この手順は△4二角は部分的に見た手だなと思って指したのですが、▲2八飛と引かれると次に有効な手がありません。
本来は▲2二同飛成の局面で先手の玉が5九の形だったら△7九龍▲同金△7七角▲4八玉△2二角成がありますが、▲5八玉型なので成立しません。
▲2二同飛成以下△4四角なら▲2一龍△9九角成▲4一銀△6二玉▲5二金△同金▲同銀成△同玉▲7一龍で、ソフトの評価値+1726で先手優勢。
この手順は△4四角と打って反撃する手ですが、▲2一竜と桂馬を補充してから▲4一銀~▲5二金の俗手で攻めが続くようです。
▲7一龍の形では後手は後手玉がもちません。
▲2二同飛成以下△3三角打なら▲2一龍△5一金▲3二金△8六桂▲6九銀△9九角成▲4二金△同玉▲2二角△4四香▲4五桂△同香▲9九角成△同龍▲2四角で、ソフトの評価値+3458で先手勝勢。
この手順はうまくいきすぎのところはありますが、▲2一龍に△5一金と辛抱すると▲3二金とはりつきます。
後手は△8六桂は狙いの反撃ですが、▲6九銀と下から打つのが形のようで、△7八桂成には▲同銀直と形よく受けることができます。
よって△9九角成としましたが▲4二金~▲2二角がうまい手順です。
後手の馬を消す狙いで△4四香と拒否しても▲4五桂があり、△同香なら▲9九角成~▲2四角で先手勝勢です。
最後の▲2四角はうまい手で△3三桂なら▲2二龍の一間龍の筋で、合駒が取られて無効です。
△4二角では△1五角がありました。ソフトの評価値-175で互角。

この手順の△1五角もこのような形で見たことがありました。
△4二角と△1五角の違いが分かってなかったのですが、△1五角に▲2八飛と引くのは△2七歩▲同飛△2六歩があります。
△1五角に▲2八飛△2七歩▲同飛△2六歩▲同飛△同角▲3二馬△8六桂で、ソフトの評価値-243で互角。
この手順は決して後手有利にはなりませんが、飛車を取って△8六桂と反撃する形でいい勝負のようです。
△4二角と△1五角の大きな違いは、▲2八飛に△2七歩~△2六歩と叩けるかどうかです。
△1五角に▲2五飛なら△3三桂▲1五飛△2二金▲8八角△8七歩▲同金△4四角▲6六歩△同角▲同角△7九龍で、ソフトの評価値-450で後手有利。
この手順はお互いに角を問い合う形で、すっきりした形になると飛車を成りこんでいる後手が指しやすいです。
▲8八角は次に▲9八銀と打って龍を取る狙いですが、△8七歩と利かせて▲同金に△4四角がうるさいです。
▲6六歩と角交換を拒否しても△同角▲同角△7九龍で、龍の活用ができそうです。
△1五角に▲3四飛なら△2二金▲3一飛成△3三角▲2三歩△8六桂▲6九銀△4二角打▲2二龍△同角▲同歩成△3三角で、ソフトの評価値-554で後手有利。
この手順はさすがに先手が少し無理気味で、角を捨てて飛車が成れても△3三角であませるかどうかという形です。
▲2三歩はうるいさいのですが、△8六桂~△4二角打で後手が少し指せているようです。
△1五角に▲2一馬なら△2四角▲3二馬△8六桂▲6九金△7八桂成▲同銀△9九龍▲5五桂△4二金で、ソフトの評価値+204で互角。
この手順は先手は▲2一馬~▲3二馬でこの時点では飛車と金桂の交換で先手が駒得になります。
以下△8六桂が狙いの反撃に▲6九金と打つ受け方ありました。
▲6九金では▲6九銀もありますが、持ち駒に銀を残した方が先手は攻めに使いやすいようでそれで金を受けに投入しました。
以下△7八桂成~△9九龍でいい勝負のようです。
やはり最初の局面図では△1五角でいい勝負だったようです。
角の打ち間違いで形勢を損ねるのが参考になった1局でした。