角換わり腰掛銀の先後同型からの展開

上図は、先後逆で角換わり腰掛銀からの進展で△8六同歩と歩を取った局面。ソフトの評価値+71で互角。

角換わり腰掛銀の▲2九飛▲4八金▲6六歩型の先後同型で、後手から△6五歩と仕掛けました。

本来は先手から仕掛けるのですが、序盤で先手から角交換したことで先手と後手が入れ替わったような形です。

△6五歩▲同歩△同銀▲5五銀に△8六歩▲同歩と突き捨てた形です。

ここで後手がどのように手を繋げるかという形です。

この形は▲2九飛▲4八金型で最初の頃によく指された形ですが、最近はほとんど指されなくなりました。

どちらかというと後手がこの形を避けているような印象がありますが、実際に指されるともちろん簡単ではありません。

対局中はここでどのように指すのかが直ぐに思い出せませんでした。

△8五歩とか△7五歩が最初に浮かんだのですが、ちょっと手順を変えて△3五歩から指すとどうなるかが気になったので△3五歩と指しました。

実戦は△3五歩▲1八角△7五歩▲3五歩△8四飛で、ソフトの評価値+224で互角。

この手順の△3五歩ですが、ソフトの候補手にある手でした。

△3五歩にソフトは▲6六歩と打つのを指摘していましたが、対局中は▲1八角と打ってくるだろうと思っていました。

実際の対局も▲1八角と打って以下△7五歩に▲3五歩△8四飛で、先手が少し指しやすそうですが互角のようです。

△7五歩と突いて△8四飛と浮く形は、後手の飛車が横に利いて悪くはないです。

1八の角は簡単に敵陣に成れる形ではないので、活用するには力がいりそうです。

△3五歩ではソフトは2通りの手を示していました。

1つは△3五歩で△8五歩です。

△8五歩▲6六歩△8六歩▲8八歩△5四銀▲同銀△同歩▲6三銀△5三玉で、ソフトの評価値+270で互角。

この手順はプロの先生の将棋でも先後逆であったようです。

銀交換をして▲6三銀と打つのは狙い筋ですが△5三玉は知っていないと指しにくいです。

△5三玉に▲6二銀不成や▲7四銀成などがあり、ここからも難しい戦いになりそうです。

気分的には後手玉の方が薄いので少し指しづらい印象がありますが、先手玉も8筋は壁になっており、△4七銀▲同金△3八角のような狙いがあります。

もう1つは△3五歩で△7五歩です。

△7五歩▲同歩△7六歩▲8八銀△5四歩▲6四銀△8四飛で、ソフトの評価値-73で互角。

この手順は△7五歩~△7六歩とする手で、自分はこの変化は知りませんでした。

先手の7七の銀を壁銀にしてから△5四歩と突くのが盲点です。

以下▲6四飛に△8四飛で先手の銀を取る狙いです。

この手順は△8四飛の瞬間が後手は歩切れで、先手に指したい手がいくつかあるので後手としては少し怖い形です。

△8四飛に▲7三銀不成なら△同金▲6二角△8三飛▲7一角成△5五歩▲6七歩△4七銀で、ソフトの評価値-939で後手優勢。

この手順は先手は銀と桂馬の交換から馬を作る形ですが、△5五歩が味がいい手で▲6七歩の受けには△4七銀で▲同金なら△3八角の狙いで後手が指せているようです。

△8四飛に▲7四歩なら△同飛▲7五銀△同飛▲6四角△5三角▲7五角△同角で、ソフトの評価値-884で後手優勢。

この手順はややうまくいきすぎですが、先手が▲7四歩~▲7五銀で銀を捨てて王手飛車狙いですが△5三角で後手優勢のようです。

△8四飛に▲6三歩△6四飛▲6二歩成△同飛で、ソフトの評価値-44で互角。

この手順は▲6三飛には△6四飛と金と銀の交換をするのがいいようで、この展開なら互角のようです。

角換わり腰掛銀の先後同型からの展開が参考になった1局でした。