上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△5一角と引いた局面。ソフトの評価値+185で互角。
3三の角が△5一角と引いた形です。
対局後の帰宅後にこのような棋譜だったかなとソフトに手順を思い出しながら並べるのですが、この戦型はお互いに手待ちに近い手が多くなかなか棋譜が並びません。
局面の流れなどは覚えているのですが、飛車を引いたりとか横に移動したりするような細かい動きになると正確に思い出せません。
手待ちが少なくよっぽど印象の残るような展開なら思い出せそうですが、本局は後から振り返ってもうまく並びませんでした。
実戦は▲1八香△2二飛▲5八飛△7三角▲4六角△4五歩▲6八角△5二飛▲3七桂△3三桂▲5九飛△2二飛で、ソフトの評価値+174で互角。

この手順は▲1八香と▲5八飛と▲4六角ははっきり覚えているのですが、それに対する後手の手とそれ以外の自分の指し手は正直正確かどうかの自信がありません。
大会では1日で数局指すのが普通なので、早指しでどんどん指すことからよほど印象に残っていないと覚えが悪いようです。
△2二飛に実戦は▲1五歩と突いてここからの手の流れは覚えているのですが、それでもうまく並びませんでした。
この手順の評価値だけを見ると最初の局面図とほとんど変わらないのでそこまで悪くはなかったようですが、この将棋の難しいのはここからどのように戦いを起こすかということです。
お互いに穴熊に囲った形で6四の銀と6六の銀が見合いの形になっており、少し動かしにくいです。
よって飛車と角を中心に使うことになりがちなのですが、飛車に関してはお互いに相手の飛車の筋に飛車を合わせると仕掛けづらいです。
また先手の角は▲6八角型にして引いて使うのが多いのですが、▲2四歩とか▲3五歩の仕掛けが難しいと手待ちになりそうです。
うまくいけそうなら2九の桂馬を▲3七桂と跳ねて使いたいのですが、一旦跳ねると逆にその桂馬が狙われやすくなるので、このあたりのうまくカバーできるかどうかが気になります。
大会では振り飛車穴熊を指す人が多いのでこの戦型に強くなれば少しは対抗できそうなのですが、そのあたりが課題です。
なお実戦の▲1五歩と突いた手でソフトの評価値+56で互角になったので、この仕掛け方はあまりよくなかった可能性が高いです。
▲1八香では▲2六飛がありました。
▲2六飛△2二飛▲3七桂△6二角▲8六角△3三桂▲2九飛で、ソフトの評価値+167で互角。

この手順は結構難しく、▲2六飛は全く考えませんでした。
飛車の浮く形は相手に狙われやすいという印象をもっていますが、将来▲3七桂と跳ねたときに桂頭の補強の意味はありそうです。
後手の△2二飛は将来先手から▲2四歩△同歩▲同角があるので事前に受けた手堅い手ともいえそうです。
先手から▲2四歩△同歩▲同角と仕掛けてから△2二飛と回る形もありそうで、以下▲2五歩と打ってどうかという形です。
変化手順の△2二飛に▲3七桂と跳ねるのが決断の手で、先手はこの桂馬が活用できるかどうかが大きく、活用できれば先手有利で、逆に抑え込まれて狙われる形は後手有利になりそうです。
▲3七桂に△6二角が間接的に2六の飛車を狙う形でありそうな手です。
以下▲8六角も6四の銀をけん制しつつ、どこかで▲7五歩△同歩▲同銀を含みにしているようです。
以下△3三桂の桂馬に活用に対して▲2九飛と1段飛車に引いたのが、▲3七桂と跳ねた手の効果です。
ただしここからも仕掛けが難しいのは変わらないようです。
▲2九飛以下△8四角▲2六飛△2一飛▲2九飛△4五桂▲同桂△同歩▲7七角△7五歩▲同歩△同銀▲同銀△同角▲3三角成で、ソフトの評価値+184で互角。
この手順は手待ちの手から▲7七角と引いて△7五歩から動ていてもらった形ですが、銀交換してから▲3三角成でいい勝負のようです。
この戦型は仕掛けが難しいので、相手に動いたもらった方がいいかもしれません。
お互いに手待ちで仕掛けが難しいのが参考になった1局でした。