玉を上がって玉頭戦で受ける

上図は、先後逆で角換わり腰掛銀からの進展からの変化手順で▲2二飛と打った局面。ソフトの評価値-1154で後手優勢。

対局中は▲2二飛と打たれる手が気になっていて考えがまとまってなかったのですが、実戦はこの変化になりませんでした。

どうやって受けるかというのと、相手の玉が寄るのかどうかがはっきり分かっていなかったからですが、このような局面で精度のいい手を指すのが簡単そうで結構難しいです。

▲2二飛には△5三玉がありました。

△5三玉▲2一飛成△5七歩成▲同玉△4五桂▲5六玉△5五歩で、ソフトの評価値-99982で後手勝勢。

△5三玉は飛車が直通しますので少し怖い受け方ですが、▲6二飛成は△同玉で後手玉に即詰みはありません。

△5三玉に攻めるなら▲2一飛成は普通ですが、そこで△5七歩成~△4五桂がどの程度厳しいのかが気になっていました。

▲5六玉と逃げた手には何となく△5五歩と打ってみたいです。

△5五歩はお互いに玉頭の戦いなので、後手としては自分の駒を盤上に埋めて手厚くしたいです。

△5五歩に▲4六玉なら△5七角▲4五玉△5四角▲5五玉△6六銀▲5六玉△6五銀まで詰みです。

△5五歩に▲6七玉なら△5六角▲6八玉△5七銀▲6九玉△5八角▲7九玉△6八銀打▲同金△同銀成▲同玉△6七角引成▲5九玉△5八金まで詰みです。

△5五歩に▲6六玉なら△4八角▲7六玉△7五銀▲8七玉△7六角▲7七玉△8五桂まで詰みです。

△5五歩に▲同玉なら△4四金▲4六玉△5七角▲5六玉△6五銀▲6七玉△6六角成▲6八玉△5七馬▲6九玉△5八銀まで詰みです。

これらの手順は後で調べるとそこまで難しくはなかったですが、△5五歩と打てばうまくいけば詰みという自分のレベルより、△5五歩と打てば以下詰みと分かる位のレベルに上げたいです。

なお△4五桂に▲4六玉なら△5五銀▲同玉△4四金で、ソフトの評価値-3791で後手勝勢。

この手順は▲4六玉には△5五銀と捨ててから△4四金とします。

△4五桂に▲5六玉なら△5五歩で節約できますが、▲4六玉には△5五銀と1枚銀を捨てるので勇気がいります。

△5五銀と捨てるからには詰ますかそれと同等くらいの厳しい手が必要になります。

△4四金に▲4六玉なら△3五角▲3六玉△3七桂成▲同玉△3六歩▲同玉△2六金▲同飛△4五角▲3七玉△2六角▲2八玉△2七銀▲3九玉△3八飛▲4九玉△4八飛成まで詰みです。

この手順は△2六金~△4五角として飛車を取るのがうまいです。

△4四金に▲6六玉なら△4八角▲7六玉△7五銀▲8七玉△7六角▲9七玉△8五桂まで詰みです。

この手順は△7五銀~△7六角~△8五桂がぴったりです。

△4四金に▲5六玉なら△6五角▲6七玉△6六歩▲5八玉△2一角で、ソフトの評価値-4130で後手勝勢。

この手順は▲5六角には△6五角の王手ですが、これが王手龍取りになるのが盲点です。

つい相手玉に王手をしだすと相手玉の周辺ばかりに目がいきやすいのですが、角と言う駒なので盤面全体を見ればこのような王手龍取りの手が生じます。

それに気がつくかどうかが実力にもなるのですが、自分の場合は相手の玉を詰ましにいくなかでも盤面全体を見る余裕が欲しいです。

相手玉に即詰みがなくても龍を取れば後手勝勢です。

玉を上がって玉頭戦で受けるのが参考になった1局でした。