玉を上がって玉頭戦で受ける

上図は、先後逆で角換わり腰掛銀からの進展からの変化手順で▲2二飛と打った局面。ソフトの評価値-1154で後手優勢。

対局中は▲2二飛と打たれる手が気になっていて考えがまとまってなかったのですが、実戦はこの変化になりませんでした。

どうやって受けるかというのと、相手の玉が寄るのかどうかがはっきり分かっていなかったからですが、このような局面で精度のいい手を指すのが簡単そうで結構難しいです。

▲2二飛には△5三玉がありました。

△5三玉▲2一飛成△5七歩成▲同玉△4五桂▲5六玉△5五歩で、ソフトの評価値-99982で後手勝勢。

△5三玉は飛車が直通しますので少し怖い受け方ですが、▲6二飛成は△同玉で後手玉に即詰みはありません。

△5三玉に攻めるなら▲2一飛成は普通ですが、そこで△5七歩成~△4五桂がどの程度厳しいのかが気になっていました。

▲5六玉と逃げた手には何となく△5五歩と打ってみたいです。

△5五歩はお互いに玉頭の戦いなので、後手としては自分の駒を盤上に埋めて手厚くしたいです。

△5五歩に▲4六玉なら△5七角▲4五玉△5四角▲5五玉△6六銀▲5六玉△6五銀まで詰みです。

△5五歩に▲6七玉なら△5六角▲6八玉△5七銀▲6九玉△5八角▲7九玉△6八銀打▲同金△同銀成▲同玉△6七角引成▲5九玉△5八金まで詰みです。

△5五歩に▲6六玉なら△4八角▲7六玉△7五銀▲8七玉△7六角▲7七玉△8五桂まで詰みです。

△5五歩に▲同玉なら△4四金▲4六玉△5七角▲5六玉△6五銀▲6七玉△6六角成▲6八玉△5七馬▲6九玉△5八銀まで詰みです。

これらの手順は後で調べるとそこまで難しくはなかったですが、△5五歩と打てばうまくいけば詰みという自分のレベルより、△5五歩と打てば以下詰みと分かる位のレベルに上げたいです。

なお△4五桂に▲4六玉なら△5五銀▲同玉△4四金で、ソフトの評価値-3791で後手勝勢。

この手順は▲4六玉には△5五銀と捨ててから△4四金とします。

△4五桂に▲5六玉なら△5五歩で節約できますが、▲4六玉には△5五銀と1枚銀を捨てるので勇気がいります。

△5五銀と捨てるからには詰ますかそれと同等くらいの厳しい手が必要になります。

△4四金に▲4六玉なら△3五角▲3六玉△3七桂成▲同玉△3六歩▲同玉△2六金▲同飛△4五角▲3七玉△2六角▲2八玉△2七銀▲3九玉△3八飛▲4九玉△4八飛成まで詰みです。

この手順は△2六金~△4五角として飛車を取るのがうまいです。

△4四金に▲6六玉なら△4八角▲7六玉△7五銀▲8七玉△7六角▲9七玉△8五桂まで詰みです。

この手順は△7五銀~△7六角~△8五桂がぴったりです。

△4四金に▲5六玉なら△6五角▲6七玉△6六歩▲5八玉△2一角で、ソフトの評価値-4130で後手勝勢。

この手順は▲5六角には△6五角の王手ですが、これが王手龍取りになるのが盲点です。

つい相手玉に王手をしだすと相手玉の周辺ばかりに目がいきやすいのですが、角と言う駒なので盤面全体を見ればこのような王手龍取りの手が生じます。

それに気がつくかどうかが実力にもなるのですが、自分の場合は相手の玉を詰ましにいくなかでも盤面全体を見る余裕が欲しいです。

相手玉に即詰みがなくても龍を取れば後手勝勢です。

玉を上がって玉頭戦で受けるのが参考になった1局でした。

危ないようでも意外と耐えていた

上図は、先後逆で相掛かりからの進展で▲5五銀と打った局面。ソフトの評価値+60で互角。

△6二銀と7一の銀が上がった手に▲5五銀と持ち駒の銀を打ってきました。

▲5五銀では▲3六馬と引く方がよかったようですが、少しぬるい手に見えたのかもしれません。

▲3六馬に△9九龍なら▲8八銀打△8九龍▲9九金△同龍▲同銀で、ソフトの評価値+514で先手有利。

この手順は金香と飛車の交換になりますが、後手は歩切れで相手の持ち駒に飛車がある先手の方が指せているみたいです。

▲3六馬に△3三桂なら▲8八銀打△8四飛▲8七歩△5四歩▲2四歩△5三銀▲3八銀で、ソフトの評価値+804で先手優勢。

この手順は▲8八銀打は手堅すぎるイメージがありますが次に▲8一馬の狙いで、▲8四飛には▲8七歩で後手の龍の活躍が見込めません。

後手は△5四歩~△5三銀で自陣の整備をして先手も▲3八銀とする展開ですが、金駒が6枚もある先手の方が手厚く、このような形では先手はあわてて戦いを起こす必要がないのでじっくりした展開で十分です。

実戦の▲5五銀も厳しい手のように見えますが、その手に反応できませんでした。

実戦は▲5五銀以下△9四飛▲4五馬△9九龍▲4四銀で、ソフトの評価値+1688で先手優勢。

この手順は対局中は普通に思っていたのですが、後手としては勝負所がなくなったような感じです。

▲4五馬~▲4四銀というのが何気にいい手だったようで、次は▲3四馬~▲4三銀成が詰めろになります。

▲4四銀には△4三香の受けがありそうですが、▲同銀不成△同玉▲4六香で、ソフトの評価値+1118で先手優勢。

この手順は最後の▲4六香と馬の下から香車を打つのが気がつきにくく、次は▲5五馬のあき王手から▲9九馬が狙いで、後手は歩切れのため受け方が難しいです。

金駒の数も大事ですが、持ち駒に歩があるかないかも大事で歩切れは攻めにしろ受けにしろ単調になりやすくなります。

△9四飛では△4七桂成がありました。

△4七桂成▲同金△同飛成▲同玉△6三銀▲4四桂で、ソフトの評価値+60で互角。

この手順は4七の地点で清算してから△6三銀と自陣に手を戻す展開です。

角金と飛桂の交換になりましたが、▲4四桂の局面の駒割りは角と銀の交換になりました。

後手が少し持ち直したのは、持ち駒に金と歩が入ったので少し粘りがきくような形になったようです。

ただし、▲4四桂の王手も厳しい手で受け損なったら後手負けのような形ですが、評価値を見ると互角だったので驚きました。

▲4四桂以下△2三玉で、ソフトの評価値-204で互角。

△2三玉に▲2四歩なら△同角▲4三飛△3三桂▲5三飛成△6九角▲3八玉△2六歩で、ソフトの評価値-50000で後手勝勢。

この手順は▲2四歩~▲4三飛が王手ですが△3三桂と盤上の駒を使って受けます。

▲5三飛成が厳しいようでもこの瞬間に△6九角がありました。

受けばかりでなく相手の玉も見る必要がありました。

▲3八玉は悪手ですが、この場合は△2六歩が次に△4七金▲2八玉△7八龍▲同銀△2七金までの詰めろになっています。

△6九角には▲5八金と受けるのが形のようですが、以下△5二金打▲同桂成△同金▲4四龍△4三歩▲4六龍△7八角成▲同銀△3九龍で、ソフトの評価値-2435で後手勝勢。

この手順は▲5八金には△5二金打が手堅いようで、以下先手は龍を逃げますが△7八角成~△3九龍で後手勝勢のようです。

△2三玉に▲4三歩なら△6五角▲5六歩△4三角で、ソフトの評価値-354で後手有利。

この手順は△6五角が攻防に角になっているので、先手も簡単に攻めるのは大変なようです。

危ないようでも意外と耐えていたのが参考になった1局でした。

早繰銀の気になる変化

上図は、先後逆で角換わりからの進展で△8六歩と歩を取った局面。ソフトの評価値-196で互角。

先手が角換わりから早繰銀で攻めてきたのに対して、後手が継ぎ歩で応戦した形です。

自分の対局では、相手の方が先手にも関わらず早い段階から▲2二角成と角交換をしてくるケースが多いです。

角交換にして自分の好きな戦型にしたいという意向だと思いますが、その場合は早繰銀になることが多いです。

腰掛銀は戦型の幅が広いのに対して、早繰銀はそこまで多くはないので作戦的に絞りやすいということだと思います。

対局中は多分▲6八玉型なので▲8八歩と打ってくるだろうと思っていましたが、▲8四歩△同飛▲6六角の筋もひょっとしたらあるかと気になっていました。

そのような筋になると大捌きで決断を迫られる形になるかと思っていました。

なお実戦は▲8八歩で、ソフトの評価値-231で互角だったのですが、気になる筋が2つありました。

1つは▲8八歩で▲8三歩です。

▲8三歩△同飛▲8四歩△同飛▲6六角△8一飛▲1一角成△8七歩成▲同金△同飛成▲8八香で、ソフトの評価値-286で互角。

この手順は▲8三歩~▲8四歩~▲6六角の筋で、飛車と香車の両取りになる反撃の受け方です。

先手は歩を多く使うので少し選択しづらいところはありますが、この展開になると大捌きになるので一気に終盤戦に突入します。

後手は△8七歩成から金を取って飛車が成れますが、先手は香車を取った手を活かし▲8八香と受けます。

これで後手の龍が取られそうですが、先手は▲6八玉型なので△7八金とすれば龍が取られることはありません。

▲8八香以下△7八金▲5九玉△8八金▲同飛△同龍▲同銀△6五桂で、ソフトの評価値-222で互角。

この展開は△8八金から飛車交換になりこれはどちらがいいのかが気になっていましたが、△6五桂でいい勝負のようです。

△6五桂の局面は駒の損得がないのは驚きでしたが、多分実戦では△6五桂は見えていないと思いますので指し手に困っていた可能性が高いです。

またこの展開で驚いたのはびっくりするほど先手も悪くなっていないので、相手の意表をつくという意味ではこれもありそうです。

もう1つは▲8八歩で▲8四歩です。

▲8四歩△4四角で、ソフトの評価値-259で互角。

この▲8四歩は少しためる手ですが、ここで後手も少し悩みます。

▲8四歩に△同飛なら▲6六角で激しい変化となり、▲8三歩と叩くより先手は1歩得になります。

▲8四歩には△4四角がソフトの推奨手でしたが、おそらくこれも対局中だと見えていない可能性が高いです。

△4四角は▲6六角の手を消すと同時に次に△8四飛が狙いになります。

△4四角以下▲8三銀△8一飛▲4五角△8七銀▲6三角成△同金▲7二銀打△7八銀成▲同玉△6五桂▲6三銀成△4二玉で、ソフトの評価値-806で後手優勢。

この手順はややうまくいきすぎのところはありますが、▲8三銀~▲4五角には△8七銀からの攻め合いが意外と厳しいようで、先手も▲6三角成~▲7二銀打の狙いはありますが、△7八銀成~△6五桂で少し後手が指せているようです。

なお最後の局面図の▲8四歩に△4四角では△6五桂や△8七銀もあったようです。

▲8四歩△6五桂▲6六角△7七桂成▲同金△8八角▲3三歩△3一金▲7一銀△8一飛▲6二銀成△同玉▲9八金△7七角成▲同桂△8七銀で、ソフトの評価値+41で互角。

この手順は△6五桂に▲6六銀ならそこで△8四飛があります。

△6五桂に▲6六角はあまり冴えない感じもしましたが、△8八角に先手は金が入ると▲9八金の筋があるので、▲7一銀の割打ちの銀が有効になります。

これはいい勝負のようです。

▲8四歩△8七銀▲6六角△4四角▲7九金△6五桂▲8六銀△6六角▲同歩△7六銀成で、ソフトの評価値-417で後手有利。

この手順は8六歩の形を活かして△8七銀と打つのですが、このような手も自分はなかなか見えづらいです。

ソフトで調べていいところは、自分の気がつきにくい手を指摘されることで色々な指し手の考え方が分かるところで、多分1人で指し手の検討をしても効果は薄いように思います。

早繰銀の気になる変化が参考になった1局でした。

意外と難しい寄せ方

上図は、先後逆で角換わり腰掛銀からの進展での変化手順で△6五桂と打った局面。ソフトの評価値-50000で後手勝勢。

実戦からの変化手順で△6五桂と打って以下どのように寄せるのかと思っていたのですが、この局面が詰み筋にはいっているので驚きました。

先手は7五銀と4五の角があるため即詰みはないだろうという先入観があったのですが、ぴったりの寄せがあったようです。

△6五桂に▲6八玉なら△7七銀▲5九玉△5七桂成▲2八飛△4八角▲同金△同歩成▲同飛△4七金で、ソフトの評価値-99992で後手勝勢。

この手順は後手玉に即詰みはありませんが、△4七金で受けなしなので後手勝勢です。

△6五桂に▲6六玉なら△5五銀▲6五玉△8七角▲7六歩△6四歩▲同銀△同金まで詰みです。

△6五桂に▲7六玉なら△7七金▲6五玉△7六銀▲5六玉△6五角▲6六玉△5五銀まで詰みです。

△6五桂に▲7八玉なら△7七銀▲8七玉△8六銀成▲同銀△7七金▲9七玉△8八銀▲9八玉△8七角まで詰みです。

△6五桂に▲6七玉なら△7八銀で、ソフトの評価値-99974で後手勝勢。

△7八銀に▲6八玉なら△7七銀▲5九玉△3八角▲7八角△同銀成で、ソフトの評価値-99989で後手勝勢。

この手順は後手玉に即詰みはありませんが、△7八同銀成で先手玉は受けなしなので後手勝勢です。

△7八銀に▲5六玉なら△3八銀▲6五玉△6四歩▲同銀△同金▲同玉△5三角▲6三玉△6二銀▲7四玉△7五金まで詰みです。

この手順は後手玉に即詰みはありませんが、△3八銀以下先手玉は寄り筋になります。

△7八銀に▲7六玉なら△8七角▲6六玉△5五銀まで詰みです。

△7八銀に▲6六玉なら△5五金▲7六玉△8七角まで詰みです。

よって△7八銀に先手は同玉とします。

△7八銀▲同玉△7七銀で、ソフトの評価値-99976で後手勝勢。

△7七銀に▲6九玉なら△5七桂不成▲同金△6八金まで詰みです。

△7七銀に▲7九玉なら△8八角▲8九玉△9九角成▲7九玉△8八馬▲6九玉△5七桂不成▲同金△6八金まで詰みです。

これらの手順は4七の歩が寄せの拠点で役立っています。

△7七銀に▲6七玉なら△7八角▲7六玉△6六金▲同銀△8六飛▲6五玉△6六飛▲7五玉△7四銀▲8四玉△8六飛まで詰みです。

この手順は△6六金~△8六飛の寄せ方がうまいです。

△7七銀には▲8七玉が難しいです。

△7七銀▲8七玉なら△8六銀成▲同銀△同飛▲同玉△7七銀で、ソフトの評価値-99982で後手勝勢。

この手順は▲8七玉に△8六銀成から清算するのですが、▲7七銀と打った形が後手の持ち駒は少なく足りないようにも見えます。

△7七銀に▲8七玉なら△8六歩▲7六玉△8七角▲8五玉△7四金打まで詰みです。

△7七銀に▲8五玉なら△7四角▲7六玉△7五歩▲8七玉△8六歩▲9八玉△8七金▲8九玉△8八金まで詰みです。

△7七銀に▲7五玉なら△6四角▲7六玉△7五金▲8七玉△8六金▲9八玉△9七金▲8九玉△8八金まで詰みです。

△7七銀に▲7六玉なら△8六金で、ソフトの評価値-99990で後手勝勢。

△8六金に▲6七玉なら△7八角まで詰みです。

△8六金に▲6五玉なら△7四角▲7五玉△8五金まで詰みです。

△8六金に▲7五玉なら△7四歩▲6五玉△6四歩▲5六玉△6五角▲6七玉△7六金まで詰みです。

この手順の△7四歩に▲8四玉なら△9三角▲8三玉△8二歩▲9四玉△5七角成まで詰みです。

△7七銀に▲9七玉なら△7五角で、ソフトの評価値-99984で後手勝勢。

△7五角に▲8七玉なら△8六金▲9八玉△9七金▲8九玉△8八金まで詰みです。

△7五角に▲8六歩なら△同銀成▲8八玉△7七成銀▲7九玉△7八歩▲同角△5七角成で、ソフトの評価値-99992で後手勝勢。

△5七角成に▲同金なら△6八金▲8九玉△7八金▲9八玉△8八金▲9七玉△8七金まで詰みです。

△5七角成に▲6八歩△8八金▲6九玉△5八馬▲同玉△5七金▲5九玉△6八成銀▲4九玉▲4八歩成まで詰みです。

詰み手順が多かったですが、先手玉は寄っていたようです。

意外と難しい寄せ方が参考になった1局でした。

歩を使った細かい攻め

上図は、先後逆で角換わり腰掛銀からの進展で▲4四銀と歩を取った局面。ソフトの評価値-710で後手有利。

後手が△5四歩と突いた手に5五の銀が▲4四銀と歩を取ってきました。

先手の銀が後手玉の近くにいる形ですが、この瞬間は先手の飛車と角はあまり働いていないので後手としてはチャンスです。

対局中は少し後手が指せていると思っていましたが、ここからどのように攻めるかです。

実戦は▲4四銀以下△7六歩▲8八銀だったのですが、▲8八銀では変化手順で▲4五角で、ソフトの評価値-704で後手有利。

この手順の△7六歩は歩を補充して次に銀取りが王手になるので▲8八銀は自然ですが、ここでは▲4五角があったようです。

▲4五角以下△7七歩成▲同桂△4五銀▲同桂で、ソフトの評価値-504で後手有利。

この展開の▲4五角は普通はありえない手で、△7七歩成で後手が銀得になるのですが、以下▲同桂が銀取りになり▲4五桂△同桂で、先手の攻め駒が後手玉に近づいてくるので、後手が駒得で有利でもまだ大変なようです。

△7六歩も自然な手ですが、ソフトは△4七歩を推奨していました。

△4七歩▲5八金△7六歩▲4五角で、ソフトの評価値-827で後手優勢。

この手順の△4七歩はこの戦型ならよく出る手で、▲同金なら△3八角があります。

▲4四銀と歩を取ったことで△4七歩という手が生じたのですが、対局中は直前までは4筋に歩が打てなかったので少しうっかりしやすいです。

ここらへんの反射神経がにぶいと△4七歩が見えないです。

▲4四銀と出たら△4七歩があるなと数手前から考えるくらいでないと反応できないかもしれません。

▲5八金と玉の近くに金を逃げたのは自然ですが、そこで△7六歩と歩を取ります。

△7六歩に▲4五角が勝負手気味の狙いの手ですが、なぜ▲8八銀と銀が逃げないのかが気になります。

▲8八銀△6七歩▲7九玉△4八歩成▲同金△6六角で、ソフトの評価値-1428で後手優勢。

この手順は銀が逃げて▲8八銀と壁銀になるのが先手にとってまずいようで、△6七歩と叩いて▲7九玉に△4八歩成~△6六角がうまいです。

△6七歩と攻めの拠点を作ってから△4八歩成▲同金とさせて、6八の利きを消すのが大きいです。

△6六角は△4四角の銀取りでもあり、先手玉を睨んでいる攻防の角で後手が指せているようです。

よって▲8八銀でなく▲4五角が勝負手になります。

▲4五角以下△4三銀▲同銀成△同金▲7五銀△7七歩成▲同桂△8一飛▲6五桂△同桂▲6三歩成△同金▲7二銀△7七歩で、ソフトの評価値-1231で後手優勢。

この手順も興味深いのですが、▲4五角に△4三銀と銀を逃げるのがなかなか浮かびにくです。

△4三銀では△4五銀のような手もありそうですが、▲同桂とされると後手玉にも攻め駒が近づいてきてプレッシャーがかかります。

△4三銀と引くことで4四に銀を消すことができました。

先手は銀交換から▲7五銀と打ちましたが、そこで△7七歩成と銀を取って△8一飛とするのが少し指しにくいです。

△8一飛が少し指しにくいのは、▲6五桂△同桂に▲6三歩成~▲7二銀の筋があるからです。

▲7二銀に対してはこの瞬間に△7七歩が鋭いです。

両取り逃げるべからずという格言がありますが、片方の駒は取られることはあっても両方の駒が同時に取られることはないので、この瞬間に後手は△7七歩と攻めるのがタイミングのようです。

△7七歩に▲同金なら△同桂成▲同玉△6五桂で、ソフトの評価値-99968で後手勝勢。

これで先手玉は詰み筋に入っているようで、ここから先はまた別の機会に調べてみます。

歩を使った細かい攻めが参考になった1局でした。

お互いに手待ちで仕掛けが難しい

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△5一角と引いた局面。ソフトの評価値+185で互角。

3三の角が△5一角と引いた形です。

対局後の帰宅後にこのような棋譜だったかなとソフトに手順を思い出しながら並べるのですが、この戦型はお互いに手待ちに近い手が多くなかなか棋譜が並びません。

局面の流れなどは覚えているのですが、飛車を引いたりとか横に移動したりするような細かい動きになると正確に思い出せません。

手待ちが少なくよっぽど印象の残るような展開なら思い出せそうですが、本局は後から振り返ってもうまく並びませんでした。

実戦は▲1八香△2二飛▲5八飛△7三角▲4六角△4五歩▲6八角△5二飛▲3七桂△3三桂▲5九飛△2二飛で、ソフトの評価値+174で互角。

この手順は▲1八香と▲5八飛と▲4六角ははっきり覚えているのですが、それに対する後手の手とそれ以外の自分の指し手は正直正確かどうかの自信がありません。

大会では1日で数局指すのが普通なので、早指しでどんどん指すことからよほど印象に残っていないと覚えが悪いようです。

△2二飛に実戦は▲1五歩と突いてここからの手の流れは覚えているのですが、それでもうまく並びませんでした。

この手順の評価値だけを見ると最初の局面図とほとんど変わらないのでそこまで悪くはなかったようですが、この将棋の難しいのはここからどのように戦いを起こすかということです。

お互いに穴熊に囲った形で6四の銀と6六の銀が見合いの形になっており、少し動かしにくいです。

よって飛車と角を中心に使うことになりがちなのですが、飛車に関してはお互いに相手の飛車の筋に飛車を合わせると仕掛けづらいです。

また先手の角は▲6八角型にして引いて使うのが多いのですが、▲2四歩とか▲3五歩の仕掛けが難しいと手待ちになりそうです。

うまくいけそうなら2九の桂馬を▲3七桂と跳ねて使いたいのですが、一旦跳ねると逆にその桂馬が狙われやすくなるので、このあたりのうまくカバーできるかどうかが気になります。

大会では振り飛車穴熊を指す人が多いのでこの戦型に強くなれば少しは対抗できそうなのですが、そのあたりが課題です。

なお実戦の▲1五歩と突いた手でソフトの評価値+56で互角になったので、この仕掛け方はあまりよくなかった可能性が高いです。

▲1八香では▲2六飛がありました。

▲2六飛△2二飛▲3七桂△6二角▲8六角△3三桂▲2九飛で、ソフトの評価値+167で互角。

この手順は結構難しく、▲2六飛は全く考えませんでした。

飛車の浮く形は相手に狙われやすいという印象をもっていますが、将来▲3七桂と跳ねたときに桂頭の補強の意味はありそうです。

後手の△2二飛は将来先手から▲2四歩△同歩▲同角があるので事前に受けた手堅い手ともいえそうです。

先手から▲2四歩△同歩▲同角と仕掛けてから△2二飛と回る形もありそうで、以下▲2五歩と打ってどうかという形です。

変化手順の△2二飛に▲3七桂と跳ねるのが決断の手で、先手はこの桂馬が活用できるかどうかが大きく、活用できれば先手有利で、逆に抑え込まれて狙われる形は後手有利になりそうです。

▲3七桂に△6二角が間接的に2六の飛車を狙う形でありそうな手です。

以下▲8六角も6四の銀をけん制しつつ、どこかで▲7五歩△同歩▲同銀を含みにしているようです。

以下△3三桂の桂馬に活用に対して▲2九飛と1段飛車に引いたのが、▲3七桂と跳ねた手の効果です。

ただしここからも仕掛けが難しいのは変わらないようです。

▲2九飛以下△8四角▲2六飛△2一飛▲2九飛△4五桂▲同桂△同歩▲7七角△7五歩▲同歩△同銀▲同銀△同角▲3三角成で、ソフトの評価値+184で互角。

この手順は手待ちの手から▲7七角と引いて△7五歩から動ていてもらった形ですが、銀交換してから▲3三角成でいい勝負のようです。

この戦型は仕掛けが難しいので、相手に動いたもらった方がいいかもしれません。

お互いに手待ちで仕掛けが難しいのが参考になった1局でした。

玉頭戦は相手の守り駒を薄くする

上図は、先後逆で先手角交換振り飛車からの進展で▲1三歩と打った局面。ソフトの評価値-116で互角。

穴熊で端攻めをされることはよくあるのですが、玉頭の攻めなので受け方を間違えると一気に悪くなることがあるので慎重になります。

▲1三歩に何で取るかで香車か桂馬か銀の角の4通りの手が浮かびます。

さすがに△1三同角成は▲同桂成で角と桂馬の交換は後手が駒損なので先手有利です。

△1三同銀とするのは局面によってはありそうな取り方ですが、この場合は▲1六香と眠っていた香車が働いてくるので少し指しにくいです。

対局中は△1三同香か△1三同桂のどちらかと思っていましたが、違いがよく分かりにくくこのあたりは読みというより直感の要素の方が大きいです。

実戦は▲1三歩以下△同香▲同桂成△同桂▲1六香△1四歩で変化手順で▲4四桂で、ソフトの評価値-19で互角。

この手順は△1三同香から清算する手で▲1六香に△1四歩と敵の打ちたいところに打ての受けですが、変化手順で▲4四桂がありました。

受ける側からすると端に目がいっているときに、違う筋から桂馬で金取りに打つような手が見えづらいです。

3二の金が浮いているので▲4四桂と打つのが7一の角を活かした攻め方だったようです。

▲4四桂に△3一金と引くのが自然ですが、▲1二歩△同玉▲1四香で、ソフトの評価値-413で後手有利。

この手順は△3一金と引く手で以下▲1二歩と玉を引っ張り出す形にして▲1四香で後手有利のようですが、怖い形ではあります。

桂馬が4四にいるため△3二玉からの逃げ道が封鎖されていますので受ける方は結構プレッシャーがあります。

また▲4四桂に△同銀なら▲同角成で先手の角が攻防に働いてきます。

このような展開もあったようですが、ソフトは△1三同香では△1七銀を推奨していました。

△1七銀▲同香△同歩成▲同飛△1三桂で、ソフトの評価値-450で後手有利。

この手順は▲1三歩の瞬間に△1七銀を1六の歩の拠点を活かした攻めで、玉頭戦で相手の守り駒を少しでも薄くする手です。

1七の地点で清算してから△1三桂とややひねった取り方をするのが盲点です。

後手はつぎに△2五桂とする狙いがありますので、ここは先手も勝負どころです。

△1三桂に▲1三同桂成△同香▲1四歩△同香▲同飛△1三香で、ソフトの評価値-307で後手有利。

この手順は後手が少し駒損になりますが、先手の飛車が1四飛と近い形のときに△1三香と受けるのは攻防で先手が取れているので、気持ち的には後手が指しやすいです。

△1三香には▲6九桂と打つのを指摘していますが、1筋ばかりに目がいっているのに6筋に手が飛ぶのは少し見えづらいです。

△1三桂に▲3三桂打なら△同銀▲同桂不成△同金で、ソフトの評価値-751で後手有利。

この手順は▲3三桂打と詰めろをかけた手で後手も怖い形ですが、△同銀~△同金でぎりぎり耐えているようです。

△1三桂に▲1四歩なら△2五桂▲同歩△2六桂で、ソフトの評価値-895で後手優勢。

この手順の▲1四歩は少しぬるいようで、△2五桂~△2六桂で安い駒で相手の守りの金を攻める形で後手が指せているようです。

なお最後の局面図の△1三桂に対しては、先手の持ち駒に香車があると▲1六香があり△2五桂に▲1二香成で後手玉が詰むので、先手の持ち駒に香車がないという条件での受け方になりそうです。

玉頭戦は相手の守り駒を薄くするのが参考になった1局でした。

銀を中央に移動して手厚く構える

上図は、先後逆で先手角交換振り飛車からの進展で▲1九飛とした局面。ソフトの評価値-146で互角。

後手の穴熊に対して先手が▲1九飛と回ったことでいつでも▲1五歩と動いてくることができます。

特に持ち駒に歩が入ると▲1五歩△同歩▲2五桂で将来▲1三歩が狙いになります。

後手としては将来端攻めをされるのは仕方ないですが、ここからどのように手を進めていくかが大事です。

対局中は6六の銀にアタックした方がいいと思って△6五歩と突きました。

実戦は△6五歩▲5五銀△5七角に変化手順で▲1五歩△同歩▲6五桂で、ソフトの評価値+50で互角。

この手順の△6五歩に▲同銀でも▲同桂でも△6四歩があります。

△6五歩に▲5五銀と出ましたが、ここでは▲4六角も有力だったようで△9二飛に▲6五桂とします。

以下△6四歩には▲1五歩△6五歩▲1四歩△6六歩▲2五桂で、ソフトの評価値+144で互角。

この手順は先手が銀桂損で端攻め1本にしぼるとういうことであまり見ない展開ですが、先手は飛車と角と桂馬と香車と歩の5枚の攻めで1三の地点に利いていますのでかなりの迫力があります。

▲5五銀も自然な手で5七の地点に空間があいたので△5七角と打ったのですが、そこで変化手順で▲1五歩~▲6五桂がありました。

この6五の桂馬は将来△6四歩で取られそうですが、▲5三桂成と桂損ですが歩を補充する手もあり後手は△6四歩は指しにくいです。

桂馬が▲6五桂と活用できれば振り飛車としては満足かと思います。

そのような意味で△6五歩は相手の駒を引き込んであまりよくなかったようです。

△6五歩では△5四銀がありました。ソフトの評価値-233で互角。

この手順の△5四銀ですが、金駒を少しでも中央に移動させるのは自然だったようです。

6三の銀のままでは遊び駒になる可能性が高くなるので、早めに△5四銀とすることで▲5五銀に備えるという意味もありそうです。

△5四銀に▲5五銀なら△同銀▲同歩△7五歩で、ソフトの評価値-516で後手有利。

この手順は▲5五銀には△同銀~△7五歩がありました。

先手の6六の銀がいなくなると△7五歩の桂頭の攻めがあり後手が指せそうです。

自分は△7五歩では△6三角かなと思っていたのですが、△7五歩の方が明快のようです。

△5四銀に▲4六角なら△6二飛▲5五銀△4五歩▲6八角△5五銀▲同歩△4三金直で、ソフトの評価値-237で互角。

この手順の△5四銀には▲4六角も気になる手です。

▲6四角を防ぐために△6二飛としますが、▲5五銀から銀交換になると▲5一銀の割打ちの銀があります。

▲5五銀には△4五歩と角を追うのがいいようで、▲6八角に△5五銀~△4三金直が少し浮かびにくいです。

△4三金直は3二の金が浮くという手でもありますが、飛車が2段目にいるので一応ひもがついている形です。

△5四銀に▲4八金なら△6五歩で、ソフトの評価値-257で互角。

この手順の▲4八金は冴えないようですが手待ちの手で、ここで後手も少し迷います。

後手も△5二金とか△3一金などの手待ちもありそうですが、△6五歩と戦いを起こします。

△6五歩に▲同銀なら△6四歩、△6五歩に▲同銀なら△同銀▲同桂△6四歩です。

△5四銀に▲4八金△6五歩に▲5七銀なら△7三角▲3八金△7五歩で、ソフトの評価値-318で後手有利。

この手順の▲5七銀に△7三角が決断の手のようで、間接的に角のラインで相手の玉を睨んでいます。

▲3八金は部分的には自然な手ですが、ここでも△7五歩と突いて後手が少し指せているようです。

この形は6六の銀を移動させてから△7五歩の桂頭攻めが狙いなので、後手は簡単に△7三桂と跳ねないようです。

銀を中央に移動して手厚く構えるのが参考になった1局でした。

意外な粘り方で分かりにくい形にする

上図は、後手角交換振り飛車からの進展で△3七金と桂馬を取った局面。ソフトの評価値-483で後手有利。

△3七金はまだ先手玉に詰めろがかかっていませんが、飛車取りで部分的にはかなり危険な形です。

後手玉は馬付きでしっかりしているようで、後手玉に即詰みはありません。

先手は飛車を取られては勝てないので忙しいのですが、次の手はさっぱりでした。

実戦は▲4五桂△4七馬で、ソフトの評価値-6834で後手勝勢。

この手順の▲4五桂は詰めろですが、△4七馬が詰めろ逃れの詰めろになっておりこの手をうっかりしていました。

1手ばったりとはいえ、大駒を移動して玉の逃げ道を広くする手は昔から見えていません。

終盤で手が見えないとこのようになるという典型的なパターンです。

▲4五桂では▲6五桂がありました。

▲6五桂△同歩▲3八飛△同金▲同玉△6六歩で、ソフトの評価値-400で後手有利。

この手順の▲6五桂は詰めろですが、後手の馬の利きを止める手でもあります。

後手は△6五同歩としましたが、そこで▲3八飛が浮かびにくいです。

守りが薄い玉なので飛車は渡しづらいのですが、▲1八飛と逃げても△2六桂でそれより先手が早い手がないのでまずいです。

よって▲3八飛から飛車と金の交換になりますが、そこで△6六歩の王手で先手がどう対応するかです。

△6六歩の局面は後手有利のようですが、先手はどのように粘るかが気になります。

△6六歩以下▲3七玉△3四桂▲6四歩△同馬▲同馬△同玉▲3一角で、ソフトの評価値-663で後手有利。

この手順の▲3七玉は守り駒がいないので危険な形ですが、迷ったら上に逃げるという手のようです。

先手は▲3七玉~▲2六玉~▲3五玉から入玉を目指すのが相手にとって一番面倒な指し方かもしれません。

後手は将来7四の馬を攻めに使いたいのですが、7四の馬がいなくなると▲6四金から後手玉が詰んでしまいます。

これが▲6五桂と打ち捨てた効果でもあり、6四の地点に空間をあけると後手玉も少し嫌な形になります。

▲3七玉に△3四桂は逃げ道封鎖で実戦的ですが、先手は自玉が薄いのにも関わらず▲6四歩△同馬▲同馬△同玉▲3一角と攻めるのが盲点です。

先手玉もかなり危ない形ですが、即詰みはなさそうです。

また▲3一角は次に▲5二龍からの詰めろになっているので、後手は受けることになりそうです。

実戦的には▲3一角には△5三桂と打って後手有利のようですが、元々の局面の先手の危険な状態から考えたらいい粘りのようです。

▲6五桂と一時的に相手の馬の利きを止めると同時に、6四に空間をあけることで9一の馬を活用するという部分的には夢のような手順です。

また▲3八飛と飛車と金の交換になっても強く受けるというのも浮かびにくく、ただ自陣に金駒を埋めるだけでが受けではなさそうです。

少しでも上段に玉を上げて分かりにくい形にするというのも実戦的なようです。

意外な粘り方で分かりにくい形にするのが参考になった1局でした。

飛車と銀を活用する筋を考える

上図は、相居飛車からの進展で△7五歩と突いた局面。ソフトの評価値+696で先手有利。

この局面は先手は4四に歩が伸びているのと2歩得で少し指しやすいと思っていました。

△7五歩と突いた形ですが、後手は中段飛車で5四の銀より6五の飛車が前にいるのでどちらかというと先手は受けやすい形です。

このような少し指しやすい局面からの有利から優勢にして勝勢にするような指し方が理想ですが、安定的な指し方を続けるのは結構難しいです。

少し指しやすいと安全に指したいとかいう気持ちが出ると指し手が伸びないことがあります。

本局も手堅く指したつもりでさらに形勢がよくなったかと思っていたのですが、逆に形勢が少し縮まったようです。

実戦は▲6六歩△6四飛▲5五歩△6三銀▲7五歩で、ソフトの評価値+413で先手有利。

この手順は▲6六歩と飛車取りに歩を打って△6四飛に▲5五歩と5筋の歩を伸ばしました。

後手は△6三銀と引くしかありませんが、▲7五歩と歩を取ってこの瞬間は先手の3歩得です。

この局面の△6三銀とさせたのを相当過大評価していたようで、ここで後手が△4四飛でソフトの評価値+478で先手有利。

△4四飛と歩を取られても先手が2歩得で以下▲4八飛でまずまずと思っていましたが、評価値がだいぶ下がりました。

評価値が下がった理由を考えたのですが、3つありそうです。

1つは先手の角道が止まったことで、▲6六歩と飛車取りに歩を打ったことで角の活用が少し難しくなりました。

2つは4四の歩を取られたことで、攻めの拠点として活用したかった歩を取られることで後手が少し立ち直るきっかけになったようです。

3つは4六の銀の活用するチャンスがなくなったことで、▲6六歩と打ったことで4六の銀を活用する展開にならなかったようです。

これら3つがやや先手にとって損だった可能性が高く、仕切り直しになったようです。

▲6六歩では▲7五同歩がありました。

▲7五同歩に△7六歩なら▲6六角で、ソフトの評価値+656で先手有利。

この手順の△7六歩には▲6六角と受けるのがいいようで、後手は歩切れなのと5四の銀が使いにくいので先手が指せていたようです。

▲6六角に△4二銀なら▲7四歩で、ソフトの評価値+916で先手優勢。

この手順は△4二銀には▲7四歩の桂取りが間に合ってきそうです。

▲6六角に△4二玉なら▲5五銀△同銀▲同角△同飛▲同歩△4四角▲4八飛△4三歩▲6六銀打で、ソフトの評価値+617で先手有利

▲5五銀で▲7四歩なら△6六飛▲同銀△3九角でもつれてきますので、▲5五銀として銀交換から攻め合いを目指す感じです。

▲7五同歩に△同飛なら▲5五銀で、ソフトの評価値+761で先手有利。

この手順の△7五同飛に▲5五銀という手は、多分対局中でも全く見えない手だと思っています。

この瞬間が後手の手番なのと飛車が直通しており、7筋と8筋に歩を打てる形でもあり△6五桂と跳ねる手や銀が質駒なのでチャンスの局面ではあります。

ただし▲5五銀はそれらを見越しての手ですので、ソフトは対応できると言っているようです。

▲5五銀以下△6五桂なら▲6六角△7三飛▲4八飛△4二歩▲6四銀△7四飛▲7五銀△7一飛▲5五歩△6三銀▲6四歩で、ソフトの評価値+1398で先手優勢。

この手順は△6五桂の攻め合いですが、▲6六角と逃げた手が飛車取りなので味がいいです。

△7三飛に▲4八飛と4筋に飛車を回って4四の拠点の歩を活かすのが形のようです。

△4二歩の受けには▲6四銀~▲7五銀と銀を組み替えて先手優勢のようです。

▲5五銀以下△同銀なら▲同角△7七歩▲同金△8八歩▲6六銀△5五飛▲同銀△8九歩成▲7四歩で、ソフトの評価値+1089で先手優勢。

この手順は銀交換から△7七歩~△8八歩と歩を使った攻めですが、▲6六銀と催促して飛車と角の交換に持ち込めば後手玉が薄いので先手優勢のようです。

先手の指し手は▲5五銀とか▲4八飛とかで駒の交換を目指すのと、4筋に圧力をかけるのが大事なようです。

飛車と銀を活用する筋を考えるのが参考になった1局でした。