寄せの形の局面にもっていく


上図は、角換わり▲4五桂の急戦からの進展で△2四銀とした局面。ソフトの評価値+1930で先手優勢。

先手が▲3五歩~▲4五桂の急戦形で先手が駒損でやや無理気味に動く形ですが、攻めの手が繋がると一気に有利から優勢になりやすい戦型です。

本局もそんな感じでここまでぎりぎりの攻めをしていたのですが、こういうところからの指し方がまずいと今まで積み重ねたものをはきだすことになります。

このようなパターンは一番流れがよくないのですが、決め手があるところで手が見えるか見えないかで大きく変わってきます。

実戦は▲2四同飛△同歩▲2三歩△同金▲3二銀△2二玉▲4三銀成△1四歩で、ソフトの評価値+1187で先手優勢。

この手順は飛車を切ってから▲2三歩~▲3二銀の筋で▲4三銀成が一瞬詰めろになりますが、△1四歩とされると後手玉も簡単につかまらない形で、先手がやり損なった感じです。

対局中はこれではあまり冴えないなと思っていましたが、他の手が見えなかったので仕方なく指した感じです。

勝勢に近い形の優勢での終盤で評価値を800近く落としているようでは、指し手が甘いと言われても仕方ないです。

このようなところがいまひとつセンスがないのですが、自分の中ではよくあるパターンです。

▲2四同飛では▲3一香成がありました、

▲3一香成△同角▲1一香成△同玉▲3一飛成で、ソフトの評価値+1711で先手優勢。

この手順は▲3一香成~▲1一香成~▲3一飛成として香車2枚を捨てて角を取って龍を作る形です。

▲3一香成では▲3二香成は△同金でどうだろかなどと考えていたのですが、もう一つ深く成る▲3一香成が見えていませんでした。

▲3一飛成とした形は王手金取りなのですが、ここからの指し方も自分は気がつきませんでした。

自分はどこかで▲6一龍などと金を補充するのかと思っていましたが、後手の受け方によってはそのような手はなかったようです。

▲3一飛成以下△2一桂▲3三角で、ソフトの評価値+2260で先手勝勢。

この手順は△2一桂と受けて、どのように攻めるのかと思っていましたが▲3三角がありました。

△3三桂で3三の地点の受けも兼ねているのですが、それでも▲3三角と打つのが少し見えづらいです。

▲3一香成や▲3三角などの決め手級の手が終盤で手が見えるかが大事なようで、それをクリアして始めて寄せの形にもっていけるようです。

後手の持ち駒が受けに使いづらい駒なので後手は△5一銀と引いて飛車の利きで受けます。

△5一銀以下▲2二角成△同飛▲3三金で、ソフトの評価値+2200で先手勝勢。

この手順は△5一銀には▲2二角成~▲3三金のおかわりの攻めがありました。

3三の地点に攻めの拠点を作って寄せの形をつくるのがうまかったです。

▲3三金に△8二飛なら▲3二歩△1三角▲2三金△3一角▲同歩成で、ソフトの評価値+3186で先手勝勢。

この手順は△8二飛なら▲3二歩として詰めろをかけるのがうまかったです。

△1三角はその受けですが、▲2三金として次に▲1三金を狙います。

よって後手は△3一角としましたが▲同歩成でと金ができて先手の攻め駒が増えました。

たしかにこの形になると、2三にと金がいて3一にと金がいて4五に桂馬がいて持ち駒に角と歩があれば後手玉は確実な手を重ねれば寄せきれそうです。

寄せの形の局面にもっていくのが参考になった1局でした。